――1人暮らしのお金のやりくりは大変ですよね。どんな節約術を?
そんなに大したことはしてないんですけど、親から送ってもらっているお米をフル活用しています。お昼ご飯は自分でにぎったおにぎりを持って行ったり、朝ご飯は小分けにして冷凍しておいたお米を食べたり。冷凍しておくと長期間ストックできて便利なので、何でもかんでも冷凍庫に入れちゃってますね(笑)
あとは、賄いを食べさせてくれる飲食店でアルバイトをするのも大事だなと思いました。食費も浮くし、料理を作る時間も削れるし、1人暮らしにはありがたいです。
――賄いで食費を節約するとは、かしこいですね!佐藤さんが入学したのはコロナ禍のときでしたが、友だち作りはうまくいきましたか?
かなり苦戦しました。1年生のころはほとんどの授業がオンラインで、どういうふうに友だちを作ればいいのかわからず、全然友だちができなくて寂しかったです。きっと周りの子たちも、こんな環境は初めてだから戸惑っていたと思います。
そして2年生の春ごろから、少しずつ対面の授業が再開してきて、隣の席に座っている子と仲良くなって、徐々に友だちができた、という感じでしたね。あとは先輩たちと仲良くなったのも大きな出来事でした。
――なるほど。先輩とはどうやって出会ったんですか?
グローバル・コミュニケーション学群は学年を超えたグループワークが多いんです。先輩の代はコロナ禍の前に入学しているので仲がよくて、私たち後輩にもたくさん話しかけてくれたんですよね。まだ周りの様子を伺っていた1年生の私たちは、フレンドリーな先輩に助けられました。
あとはサークルや部活などのコミュニティに入るのも大事だなと思いました。私は留学の時期の問題でサークルに入るタイミングを逃してしまったんですけど、国際交流センターのアルバイトをしたことで友だちが増えました。
最初は一歩踏み出すのが恥ずかしかったり、不安もあると思うけれど、勇気を出して挑戦したほうが、楽しい大学生活が送れるんじゃないかなと思います。
――では、留学先のノルウェーでの友だち作りはどうでしたか?いろいろな国の学生がいたと思います。
やっぱりみんな生きてきた環境も文化も違うので、難しかったですね。最初はたくさん友だちを作るぞ!と意気込んで、自分なりのやり方でがんばるんですけど、相手からすると「何が言いたいのかわからない」「周りくどい」と思われてしまったみたいで。
日本人は相手を思いやるあまりに、気を遣いすぎて、ちょっと遠回しに言ってしまうじゃないですか。それが逆効果になっちゃったんですよね。
それからは「無理に友だちを作ろうと思わずに、出会った子と仲良くなろう」と意識を変えたら、留学後半になって、とても気の合うフランス人の子と仲良くなったんです。その子とは留学中にフィンランドへ旅行にも行きましたし、日本に帰ってきた今でも連絡を取っています!