学びのオーダーメイド

6ヶ月の北欧留学。大学の留学制度ならではの経験ができた。(グローバル・コミュニケーション学群 佐藤さん)

先輩たちの“学びの選択”を大公開!

桜美林大学は「学群制」と「メジャー・マイナー制度」で、学びを柔軟に組み合わせることができるのが大きな特徴です。ただ、自由度が大きい分「どんなふうに学びを組み合わせたらいいか、まだイメージがわかない」という人もいるのでは?

そこで、実際に桜美林大学に通う先輩たちがどんなふうに学びを組み合わせているのか、リアルな話を聞きました!

目次
  • PROFILE
  • 佐藤さんの時間割
  • 単位を取得するのは、
    卒業のためではなく、学ぶため。
  • 今後の目標を見つけた、
    6ヶ月間のノルウェー留学。

プロフィール

佐藤さん

【学年】  4年生(※2023年度現在)
【学群】  グローバル・コミュニケーション学群
【メジャー(専攻)】   旧 英語特別専修

佐藤さんの時間割

※授業名を省略していたり、現在は行われていない授業がある可能性もあります。あくまで一例としてご覧ください!

 

異文化経営論とグローバル教養論はビジネスマネジメント学群の授業なので、新宿キャンパスで受けています!

単位を取得するのは、
卒業のためではなく、学ぶため。

――佐藤さんの時間割を見ると、グローバル・コミュニケーション学群以外の授業をたくさん取ってますよね。

そうですね。グローバル・コミュニケーション学群の授業は必須科目だけで、他は他学群の自由科目を取っています。

卒業するために単位を取るというよりも、自分の学びたいことを優先しているので、卒業間近の4年生にしてはちょっと授業が多いかもしれませんね(笑)

 

――「学群制度(※)」を上手に使ってるんですね。

はい!もともと桜美林大学を選んだきっかけも、私立大学として日本で最初に「学群制度」を取り入れたという、他の大学と違うところがおもしろそうだなと思ったことなんです。学びの幅が広がるし、自分のやりたいことができるなと。

 

※学群制度
特定の分野だけではなく、隣接した分野も広く学ぶことができる仕組み。各学群の持つ専門科目の中から興味のある科目を選択して、自分の学びの形を作り上げていくことができます。

 

――大学でやりたかったことはなんだったんですか?

高校では英語を頑張っていたので、英語のスキルアップをしたかったんです。留学もしたかったので、留学制度が充実していることも入学の決め手でした。

いろいろな国の方たちが留学に来ていたり、グローバル・コミュニケーション学群では英語で授業を受けられたりと、国際性が豊かなところがいいなと。

 

――実際に授業を受けてみてどうでしたか?

外部の講師を招いた特別授業が多いな、という印象でした。国際的に働いている方との交流の機会が多くて楽しいです。

「異文化経営論」や「グローバル教養論」などでは、異なる文化を学んだ上で、それをビジネスでどう生かしていけばいいのかを学んだり、「国際性」をいろいろな角度から深掘りできるのがおもしろいです。

今後の目標を見つけた、
6ヶ月間のノルウェー留学。

――佐藤さんは授業をきっかけに、ノルウェーへの留学を決めたそうですね。

そうなんです。以前は「ヨーロッパは日本と似たような文化なのかな」という先入観があって、あまり興味がなかったんですけど、「西洋比較文化論」という授業で、国ごとに宗教や歴史が違うことを知って、どんどんヨーロッパの文化にのめり込んでいきました。

提供:佐藤さん

――ヨーロッパへの留学といえば、イギリスやフランス、イタリア、スペイン、ドイツなど選択肢が多いですが、なぜノルウェーに?

人気のある国は民間の留学エージェントを通してでも行けるけど、せっかく桜美林大学に入ったなら大学の留学制度でしか行けない国を選んだほうがおもしろいかな、と思ったんです。

あと、ヨーロッパのほとんどの国の公用語が英語じゃないので、そのなかでも英語を学びやすい国で絞った結果、国民の多くが英語を話すことができるノルウェーかなと。

 

――留学はお金がかかったり留学選考があったり、ハードルが高いイメージがありますが、実際はどうでしたか?

桜美林大学が提供している留学プログラムのすべてがハードルが高いわけじゃありません。選考なしで最短1週間から行ける短期プログラムと、語学能力は問わずに約1学期間(6ヶ月)行ける中期プログラムは、希望すれば基本的には誰でも行けますよ!

 

私は、現地の学生と一緒に大学の授業が受けられる長期プログラムの交換留学制度を使って、オスロ大学に1学期間(6ヶ月)、留学しました。長期プログラムは大学の推薦を受けないといけないので、選考もあるし、協定校が求める英語のスコアを満たさないといけないし、一番ハードルが高いみたいです。

 

――なるほど!そしたら準備が大変だったのでは?

そもそも、コロナ禍で行けるかどうかも不安でしたし、大変でしたね(笑)

でもグローバル・コミュニケーション学群の学生であれば、パスポートの取得からビザの申請、寮に住むのか、ホームステイをするのかまで、全部大学がサポートしてくれるので、まだ楽でした。他学群の生徒が長期プログラムで留学する場合は、全部自力で調べないといけないようです。

――留学費用はどう工面したんですか?

私は貯めていた奨学金を使ってやりくりしたんですが、円安が影響して生活費は結構かかりましたね。食費と交通費と家賃など全部合わせると、1ヶ月13万円くらい。留学奨学金制度もあって、それも活用していました。周りの友だちもそういった大学の制度を活用している子が多かったです。

 

――コロナ禍などを乗り越えて辿り着いたノルウェーでの体験は、どうでしたか?

行ってよかったです!日本でもヨーロッパについて学んできましたが、留学先で実際に目にして、さまざまな価値観に触れたことで、視野がとても広がったと思います。

あと、英語力もだいぶ上がりました!留学での目標は、海外の大学で単位を取ることと、コミュニケーションを積極的に取ることの2つで、どちらも英語力が必要だから、一生懸命勉強して、ある程度自信を持ったうえで留学したんです。だけど、聞き取ってもらえないことも多くて…。

 

――それは悔しいですね…

それから発音の練習を重点的に、毎日5〜6時間ほど勉強していたら、最終的には「日本人学生のなかでいちばん英語が聞き取りやすい」と評価してもらったんです。

目標に向かって努力ができた自分にも自信が持てましたし、英語力が上がったことで、もし自分が急にどこかの世界に飛ばされたとしても生きていけるな、っていう度胸がついた気がします(笑)


――授業や留学など、さまざまな経験を経た今、今後の目標はありますか?

留学をしてびっくりしたんですけど、日本の文化に興味を持っている海外の人がすごく多かったんです。ノルウェーには日本のアニメやお菓子を売ってるお店があるんですが、こんなに遠く離れた国の人が、日本を魅力的に感じてくれていることがすごく嬉しくて。

 

――現地で実感したんですね。

はい!現地での経験は大きかったですね。
桜美林大学での留学や授業を通して世界の広さやゼロから1を作り出すこの楽しさを強く感じました。それが、将来自分がどうなりたかという解像度を上げるきっかけになったんですよね。

 

内定先は旅行会社なので、まずはそこで多くの人に”人生の転機”になるような機会を創出していきたいと思っています!一つずつ経験やスキルを積み、誰かにきっかけを与えられるような人になりたいです。

桜美林大学での学びの選択肢は、「メジャー・マイナー」だけではありません。
大学の制度を活用した留学も、選べる学び方のひとつです。

留学先も期間も、いろいろな選択肢が用意されているので、佐藤さんのように入学後、それまで考えてもみなかった留学プランと出会えるかも!?

留学に興味がある方は、ぜひ「桜美林大学の国際交流と留学情報マガジン」をチェックしてみてくださいね!