――留学費用はどう工面したんですか?
私は貯めていた奨学金を使ってやりくりしたんですが、円安が影響して生活費は結構かかりましたね。食費と交通費と家賃など全部合わせると、1ヶ月13万円くらい。留学奨学金制度もあって、それも活用していました。周りの友だちもそういった大学の制度を活用している子が多かったです。
――コロナ禍などを乗り越えて辿り着いたノルウェーでの体験は、どうでしたか?
行ってよかったです!日本でもヨーロッパについて学んできましたが、留学先で実際に目にして、さまざまな価値観に触れたことで、視野がとても広がったと思います。
あと、英語力もだいぶ上がりました!留学での目標は、海外の大学で単位を取ることと、コミュニケーションを積極的に取ることの2つで、どちらも英語力が必要だから、一生懸命勉強して、ある程度自信を持ったうえで留学したんです。だけど、聞き取ってもらえないことも多くて…。
――それは悔しいですね…
それから発音の練習を重点的に、毎日5〜6時間ほど勉強していたら、最終的には「日本人学生のなかでいちばん英語が聞き取りやすい」と評価してもらったんです。
目標に向かって努力ができた自分にも自信が持てましたし、英語力が上がったことで、もし自分が急にどこかの世界に飛ばされたとしても生きていけるな、っていう度胸がついた気がします(笑)
――授業や留学など、さまざまな経験を経た今、今後の目標はありますか?
留学をしてびっくりしたんですけど、日本の文化に興味を持っている海外の人がすごく多かったんです。ノルウェーには日本のアニメやお菓子を売ってるお店があるんですが、こんなに遠く離れた国の人が、日本を魅力的に感じてくれていることがすごく嬉しくて。
――現地で実感したんですね。
はい!現地での経験は大きかったですね。
桜美林大学での留学や授業を通して世界の広さやゼロから1を作り出すこの楽しさを強く感じました。それが、将来自分がどうなりたかという解像度を上げるきっかけになったんですよね。
内定先は旅行会社なので、まずはそこで多くの人に”人生の転機”になるような機会を創出していきたいと思っています!一つずつ経験やスキルを積み、誰かにきっかけを与えられるような人になりたいです。