学びのオーダーメイド

「海外×保育」で、ユニークな保育者になるための学びを実現(健康福祉学群 MISAさん&MINAMIさん)

先輩たちの“学びの選択”を大公開!

桜美林大学は「学群制」と「メジャー・マイナー制度」で、学びを柔軟に組み合わせることができるのが大きな特徴です。ただ、自由度が大きい分「どんなふうに学びを組み合わせたらいいか、まだイメージがわかない」という人もいるのでは?

そこで、実際に桜美林大学に通う先輩たちがどんなふうに学びを組み合わせているのか、リアルな話を聞きました!

目次
  • PROFILE
  • MISAさんの時間割(3年生秋学期)
  • MINAMIさんの時間割(4年生春学期)
  • 海外の保育を学ぶために、
    桜美林大学へ入学。
  • 他学群の学生との学び合いが
    考えを広げてくれた

プロフィール

MISAさん,MINAMIさん

【学年】 4年生(※2023年度現在)
【学群】 健康福祉学群
【メジャー(専攻)】保育専修(※2023年度以降は保育学専攻に名称変更)

MISAさんの時間割(3年生秋学期)

MINAMIさんの時間割(4年生春学期)

※授業名を省略していたり、現在は行われていない授業がある可能性もあります。あくまで一例としてご覧ください!

 

ふたりとも、保育にどっぷり!な時間割を組んでいます。

海外の保育を学ぶために、
桜美林大学へ入学。

――双子で保育学を専攻しているMISAさんとMINAMIさん。保育に興味を持ったのはいつごろだったんですか?

MINAMI 私は3,4歳ごろから赤ちゃんをかわいがっていた記憶があって、物心がついたころにはすでに子どもに関わる仕事に就きたいと思ってました。

いつも周りに近所の子どもや親戚の赤ちゃんがいる環境で育ってきたので、その影響があるのかなと思ってます。

 

MISA 私も物心ついたころには、将来子どもに関わりたいと思ってましたね。

私は幼いながらに幼稚園に通うのが苦手だったんです。でも、苦手だからこそどうやったら楽しくなるんだろうと考えるうちに、自分より小さな子どもと一緒にいることが楽しいと思うようになって、保育士を目指すようになりました。

――幼少期の環境が影響していたんですね!桜美林大学を選んだきっかけは?

MISA 2人とも違う大学が第一志望だったんですけど、落ちてしまって、他に惹かれた大学がたまたま同じ桜美林大学だったんです。

 

MINAMI 私は桜美林大学と、もう1つの大学に合格をいただいていて、両方のオープンキャンパスに行きました。桜美林大学は幼稚園で働いていた方が講師を務めていたり、保育の現場に近い方の授業があったりすることと、アットホームな雰囲気が好きで、ここに入学しようと思ったんです。

 

MISA あと、二人とも留学にも興味があったので、海外研修があることも魅力でしたね。でも入学してみたら、コロナ禍で海外研修がオンラインツアーになってしまって…。

 

――それは残念…

MISA でも、ついに2024年の2月にヨーロッパへ海外研修に行けることになったんです!卒業までにギリギリ間に合いました。

 

MINAMI 桜美林大学に入学した目的のひとつに、ヨーロッパの保育を学んで日本に取り入れたいという思いがあったので、とても楽しみです!

 

MISA ヨーロッパ以外にも国を選べたんですが、私たちはオランダとドイツ、フランスなどの保育園を見学して、ヨーロッパの保育方針を学んだり、子どもたちや保護者の方たちと交流をしてくることにしました。

 

――それはとても楽しみですね!どうしてヨーロッパを選んだんですか?

MISA 実は私たち、小学校の2年間、オランダに住んでいたんです。子どもの目線でオランダの教育を体験していることは強みだなと思っていて。その経験を生かして将来仕事ができたらいいな、と考えていたので、候補にオランダを見つけたとき「もうここしかない!」って(笑)

あと、大学で保育の勉強をした今の目線でオランダの保育を見たらどう感じるんだろう?ということにも興味がありました。

――小学校のときとはまた違った気づきがありそうですね!ちなみに、おふたりは将来の夢はありますか?

MINAMI 将来は海外の保育園や幼稚園で働きたいです。それは両親も応援してくれているので、桜美林大学での経験を将来に繋げていきたいなと思っています。

 

MISA 私も海外は視野に入れています。ヨーロッパの保育は最先端と言われているので、その知識を身につけて、日本や海外で働けたらいいなと。

あとは日本にいる外国の子どもたちへの支援もすごく大事だなと感じているので、彼ら・彼女らをサポートしていけるような保育者になりたいです。

他学群の学生との学び合いが
考えを広げてくれた

――おふたりは「学群制度(※)」を積極的に利用しているそうですが、保育専修以外で印象に残っている授業はありましたか?

MISA 心理学と精神保健ですね。心理学では、家庭環境のなかで子どもはどういう思いを持って成長していくのかなどを学べるんです。保育専修だけでは学べない部分だったので、とてもおもしろかったです。

 

※学群制度
特定の分野だけではなく、隣接した分野も広く学ぶことができる仕組み。各学群の持つ専門科目の中から興味のある科目を選択して、自分の学びの形を作り上げていくことができます。

 

MINAMI 私は社会福祉専修の地域福祉論が印象に残っています。地域の方たちが安心して暮らすために何ができるのかを考える授業で、保育に関連する部分もあるかなと思って取りました。

一緒に授業を受けた他学群の学生は、保育に関する意識をぜんぜん持っていなくて。でも話すなかで、「確かに保育にも地域の方の協力は必要だよね」と気づいてもらえてから、授業がどんどん発展していったんです。

私は新しい視点を持てたし、他の学群の学生にも保育について知ってもらえたし、お互いに考えが広がる授業だなと思いました。

――では、保育専修の授業で印象に残っている授業はありますか?

MINAMI 児童文化という授業ですね。幼少期において大切なことなどを、自分の過去を振り返りながら学ぶんです。保育園のころ好きだったことが小学校になってどういう遊びに変化して、どういう学びがあったのかなど、一連の繋がりを学べておもしろかったですね。

 

MISA 私は爾 寛明(その・ひろあき)先生のゼミが印象に残っています。特に、先行演習という授業で学んだ「見守る保育」では、今後保育者として働くうえで最も大切なことを学びました。

――「見守る保育」というのは?

MISA 「見守る保育」は、子どもをただ見るのではなくて、子どものあるがままの姿を受け入れながら、必要に応じて手助けを行うという考え方です。

子どもと保育者の関係性も、「子どもと先生」というより、「人と人同士」という感覚で、保育者も子どもと一緒に成長をしていけばいい。それが子どもにとっても大事なことなんだそうです。

それまで私は、保育者は「知識も対応も完璧であるべきだ」と思っていたので、「保育者はこれでいいんだ」と視野がすごく広がりました。

 

まだ日本では「見守る保育」を取り入れている園は少ないんですが、爾先生のゼミでその数少ない園の見学をさせていただきました。その経験は、今後必ず生きてくるだろうと思っています。

現代では、専門的な知識だけでなく、専門外の知識もあわせ持つ人がさまざまな領域で活躍しています。

学群制度やメジャー・マイナー制度は、そんなユニークな社会人になることを叶えられる仕組み。「保育」と「海外」を組み合わせたMISAさんやMINAMIさんの例を参考に、「どんな知識を組み合わせたらおもしろいかな?」とぜひイメージしてみてくださいね!