学びのオーダーメイド

実践的な学びの機会を活かして、教育の可能性を探究したい(教育探究科学群 山本さん)

先輩たちの“学びの選択”を大公開!

桜美林大学は「学群制」と「メジャー・マイナー制度」で、学びを柔軟に組み合わせることができるのが大きな特徴です。ただ、自由度が大きい分「どんなふうに学びを組み合わせたらいいか、まだイメージがわかない」という人もいるのでは?

 

そこで、実際に桜美林大学に通う先輩たちがどんなふうに学びを組み合わせているのか、リアルな話を聞きました!

目次
  • PROFILE
  • 山本さんの時間割(2023年度秋学期前半)
  • 1期生として、教育探究科学群の
    歴史や文化を作りたい。
  • 「探究コンペ」で
    昼寝×学習を調査。

プロフィール

山本さん

【学年】  1年生(※2023年度現在)
【学群】  教育探究科学群
【メジャー(専攻)】   教育探究科学

山本さんの時間割(2023年度秋学期前半)

※授業名を省略していたり、現在は行われていない授業がある可能性もあります。あくまで一例としてご覧ください!

 

時間割にある授業以外の活動も多いそう。

1期生として、教育探究科学群の
歴史や文化を作りたい。

――教育探究科学群は2023年4月に開設された学群ですが、入学してみてどうですか?

山本さん 教育をさまざまな視点から学べますし、インプットだけではなくアウトプットする機会も多くて、毎日充実しています!

 

――それはよかった!山本さんは、高校生のときは大学というものに良いイメージを持っていなかったそうですね。

山本さん そうなんです。「1・2年生で一般教養を学んで、やっと専門性の高い授業が受けられると思ったら就活が始まって、勉強が疎かになって…」というイメージで。自分の成長につながらない印象がありました。

 

――なるほど。山本さんは成長できることを重視していたんですね。

山本さん はい。高校卒業後は大学に行くより就職をしたほうが成長できるんじゃないかと思って就活をして、国家公務員の内々定をいただきました。

 

――え〜!すごい!

山本さん でも就活をするなかで、自分を見つめ直したり、現場で活躍されている方のお話を聞いて、「もっと視野を広げたい」「もっと勉強したい」と思い始めました。「じゃあしっかり勉強ができる大学を探そう」と、方向転換したんです。

――そこからどうやって教育探究科学群にたどり着いたんですか?

山本さん 高校3年生ごろから、将来は子どもたちに「勉強っておもしろいんだ」と思ってもらえるような場所を作りたいと考えていて。

そのためには、大学で教員免許を取って学校という組織のなかで働くのではなくて、外側からアプローチしたほうが可能性が高まるんじゃないかと思ったんです。

 

――なるほど。教育について学べる大学はたくさんあると思いますが、教育探究科学群を選んだ決め手は?

山本さん ほとんどの大学の教育学部は教員免許を取得する前提でプログラムが組まれてるんですが、いろいろ大学を探していたら教育探究科学群を見つけて、「まさにこれだ!」と。

 

この学群では教員免許を取得しない分、子どもに対する教育だけではなく、大人に対する教育についての学びや、フィールドワークの機会が充実しているんです。1年生から専門性の高い授業が受けられるのではないかと思って入学を決めました。

 

――先輩がいない1期生での入学に、不安はありませんでしたか?

山本さん ありましたね。就職先も決まっていたし、高校では進学校に通っていたので、「いい学歴を得たい」と思ったこともありました。でも、学歴は必要になれば学び直して得ることもできるじゃないですか。それなら、若くてエネルギーがあるうちにやりたいことをやろう!と。

 

――今しかできないことはたくさんありますよね!

山本さん はい。それに、1期生だから未知な部分もあるけど、これから伸びる可能性もあるわけで、その可能性を信じてみるのもおもしろいんじゃないかなって。

1期生として学群の歴史や文化を作れるって、なかなかできないこと。自分の人生においていい経験になるかなと思ってます。

 

――これからが楽しみですね!

「探究コンペ」で
昼寝×学習を調査。

――印象に残っている学びはありますか?

山本さん 「探究コンペ」ですね!自分たちが授業外で探究したいことについて、企画書を作って先生に提案するんです。企画が採択された場合には、探究活動の補助として最大20万円の支援金がもらえるんですよ!

 

――大学から支援金がもらえるなんて!山本さんはどんな企画を提案したんですか?

山本さん 昼寝が学習にどういう影響を与えるのかを調査して、その結果をもとにプラネット淵野辺キャンパスに昼寝スペースを作る企画です!

 

――大学に昼寝スペースとは、夢のような空間ですね(笑)その企画は採択されたんですか?

山本さん 正直採択されると思っていませんでしたが、無事通過しました(笑)支援金を使って、昼寝を取り入れている高校とその取り組みを支援している大学にインタビューを行うために、福岡へ行く予定です。

――神奈川から福岡へ!結構費用もかかりそうですね。

山本さん そうなんです…。メンバーは4人いるんですけど、交通費と宿泊費だけで予算ギリギリなので、自動車で向かって車中泊しようかと計画中です(笑)

 

――アハハ(笑)それもいい思い出になりそうですね。入学する前と後で、思い描いていた学びとのギャップはありましたか?

山本さん 大学はテストが難しいイメージがあったんですけど、教育探究科学群はほとんどの科目にテストがないんです。

その代わり、毎週出される課題や授業態度で成績が決まるという仕組みです。

僕はこの形の方が、毎回授業に集中できるなと感じてます。

 

――入学してまだ1年足らずだとは思いますが、教育探究科学群での学びは山本さんの将来やりたいことに役立ちそうですか?

山本さん そうですね。勉強って「楽しくない」というイメージが強いですけど、勉強した分だけ自分の糧になるものだから、せっかくなら楽しくやれた方がいいじゃないですか。

 

「探究コンペ」で昼寝をテーマにしたのも、学校や勉強が楽しくなる一環になればいいな、と思ったという理由もあるんです。この4年間で探究をしながら、自分なりの答えを見つけられたらと思っています。

――ステキな目標ですね。では、教育探究科学群の受験を検討している方へ、その魅力を教えてくれますか?

山本さん この学群は、教育という分野をさまざまな角度から探究することができる場所です。やりたいことがある人はそれをさらに深掘りできるし、まだやりたいことが見つかっていない人は、やりたいことを探すこともできます。

教育の世界に進みたいけど、まだ具体的な進路が定まってないという人には、とてもおすすめな学群だと思います。

 

あと、プレゼンやグループディスカッションなど、自分が得た知識をアウトプットする場が1年生のころからたくさん準備されているというのも、強みだなと思いました。

 

教育探究科学群は、間違いなく自分の人生の糧になる学群です。学群全体で楽しめる企画もたくさん計画する予定なので、一緒に教育探究科学群を盛り上げていきましょう!

「楽しむ」「まずやってみる」をキーワードにした、実践的な学びの機会を提供する教育探究科学群は、きっとあなたの好奇心を刺激して、新しい世界を見せてくれるはずです。

 

まだできたての学群ですが、だからこそ学生や先生たちの距離感が近いのも魅力。
山本さんのような心強い先輩を頼りに、自分のやりたいことを探究する大学生活も楽しそうですね!