コラム

航空学群オープンキャンパス、卒業生座談会に潜入!「航空にどっぷりな4年間」で得たものとは?

RELEASED 2025.5.16

航空学群での充実した日々を振り返る!

2025年3月23(日)、航空学群のオープンキャンパスにて開催された卒業生座談会。この春卒業して社会人生活を始める先輩たちが、桜美林大学で過ごした4年間を振り返り、桜美林大学の航空学群ならではの良さや特徴を教えてくれました。その様子を、一部お届け!
 
卒業生たちが語る、「航空にどっぷり!な4年間」で得たものとは?

目次
  • Q.桜美林大学を選んだ決め手は何ですか?
  • Q.それぞれのコースの魅力を教えてください!
  • Q.全てのコースで実施される2年生の海外研修。経験できて良かったことは?
  • Q.4月からどのようなお仕事をするのか、具体的に聞きたいです!
  • Q.他にどのようなお仕事を選ぶ人がいるか教えてください。
  • Q.最後に、「桜美林大学に通って良かった」と思うことを聞かせてください!

【座談会登壇者】
神山 尚輝さん 航空管制コース
出身地:東京都
趣味:サウナ、温泉
進路:アイベックスエアラインズ株式会社(総合職整備系)

【座談会登壇者】
伊藤 若菜さん 航空機管理コース
出身地:千葉県
趣味:ライブに行くこと、バイクのツーリング
進路:日本トランスオーシャン航空株式会社(業務企画職 技術系)

【座談会登壇者】
杉田 拓輝さん 航空機管理コース
出身地:埼玉県
趣味:野球、ソフトボール
進路:株式会社JALUX

【座談会登壇者】
打越 一志さん 空港管理コース
出身地:東京都
趣味:ゴルフ・野球観戦・神山くんとの油そばとボウリング
進路:株式会社ANA Cargo

【座談会登壇者】
土井 楽さん フライト・オペレーション(パイロット養成)コース
出身地:福岡県
趣味:旅(ツーリングも散歩も自転車も!)
進路:スカイマーク株式会社(運航乗務職)

【司会進行】
永嶋 七望さん 航空管制コース
出身地:神奈川県
趣味:名探偵コナンを見ること、舞台鑑賞

Q.桜美林大学を選んだ決め手は何ですか?

  • 伊藤さん

    ずっとパイロットを目指していたんですが、第一種航空身体検査の合格が難しそうで。それでも「飛行機に関わる仕事に携わりたい」と思って進路を探す中で、整備なども含めて航空のこと全般を学べる桜美林大学を見つけました。
     
    もともと文系なのもあって、世の中の航空宇宙学科の多くにある「航空2割、宇宙8割」のカリキュラムはむずかしいと感じていたんですよね。その点、桜美林大学の航空学群は航空に特化して学べる点が決め手でした。

  • 杉田さん

    僕は「航空のスペシャリストを輩出する」というキャッチコピーに惹かれて入ったのを覚えています。実際に4年間過ごしてみて、どのコースでどんな風に学んだとしても航空業界に行き着く学校だと感じていますね!

  • 神山さん

    僕は、小学生の頃に見たドラマで管制官に憧れて、航空業界で働きたいと思うようになりました。
     
    先ほど伊藤さんも言っていたように、世の中にある航空系の大学は「航空宇宙」がほとんどなんですよね。そんな中で、自分に合った環境で航空に特化して学べるところに魅力を感じました。

  • 土井さん

    僕は物心ついた頃から「パイロットになりたい」という目標を持っていました。
     
    実は、他大学を第一志望にしていたんです。でも、コロナの影響で、その大学のパイロット養成コースは募集中止となってしまって、そこから改めて探して見つけたのが桜美林大学です。
     
    その大学に行った友達の話を在学中に聞きましたが、結果的には桜美林で本当に良かったと思っています!

  • 打越さん

    実は僕は浪人をしているんですが、ずっと羽田空港第1ターミナルにあるカフェの滑走路が見える席で勉強していたくらい航空好きで(笑)色々な大学から合格をもらった中で、「やっぱり航空関係に行きたいな」と思って桜美林大学に進学を決めました。

Q.それぞれのコースの魅力を教えてください!

  • 打越さん

    空港管理コースは空港に特化したコースなので、空港見学の機会がたくさんあります。空港の中をバスで回るツアーなど、他のコースよりも多く空港に触れる機会があるのは魅力ですね!

  • 土井さん

    フライト・オペレーションコースは、1年生から4年生までずっと寮での共同生活をするんですが、ここで同期と絆を結ぶことはパイロットを目指す上でも重要な学びになります。他の大学だと、1年生から4年生まで寮生活というのはあまり無いと思うので、桜美林大学のウリだと思いますね!

  • 神山さん

    航空管制コースは、高度なシミュレーターを授業で使えるのが魅力です。航空管制に特化したもので、パイロット役と管制官役にわかれて交信の練習ができるんですが、隣に先生がいながらも実際にモニターを見て飛行機を動かせるのはすごくいい訓練になります!

  • 杉田さん

    航空機管理コースは、専門的な領域を学びつつも幅広く航空業界に触れることができることが魅力です。自分のなりたいように将来を作っていけるコースじゃないかなって思っています。
     
    就職先も幅広く、整備士になる人もいれば、グランドハンドリングの仕事に就く人も、グランドスタッフになる人も、商社に行く人もいる。自分の可能性を広げやすいコースですね。

  • 伊藤さん

    航空機管理コースは、教授からのサポートの手厚さもポイントです。先生から声をかけてきてくれたり、学生とのコミュニケーションをたくさん取ってくれる方が多いんです!

Q.全てのコースで実施される2年生の海外研修。経験できて良かったことは?

  • 伊藤さん

    私にとって初めての海外で、英語もそんなに得意じゃなかったんですが、先輩たちのお話を聞けたり、国際交流センターというところで説明を受けられたり、事前学習を手厚くやってもらったことで「行けばどうにかなるかな」という気持ちで海外研修に行くことができました!
     
    実際に行ってみたら、本当に楽しかった! ボーイングの工場を見学したり、現地の授業を受けたり、パーティーで現地の人とコミュニケーションが取れたり。日本に帰ってきた時に、「仕事するのは日本だけじゃなくていいな」と思えていたのはこの海外研修のおかげです。

  • 杉田さん

    アメリカの文化に触れられたことが大きかったなと思います。航空業界ってグローバルな世界で、日本で働く場合も絶対に海外の人と関わる機会がある。そうした時に、相手の国の文化を知っておけるかどうかはコミュニケーションやサービスに影響してくると思っているので、実際に文化を体験できて嬉しかったです。

  • 神山さん

    僕はずっと実家暮らしだったので、海外研修で体験した寮の共同生活が大きな学びになりました。
     
    あとは、管制官のシミュレーターの授業が印象的でしたね。その授業を通して管制官とは何か、管制の方法、アメリカと日本の違いなどを知りました。

  • 土井さん

    僕は1年2ヶ月アメリカにいて、「ずっと訓練」という感じだったんですが、アメリカの空と日本の空って全然違うんです。管制官の喋るフレーズも、日本では決まった単語を使うのに対して、アメリカはフランクな日常会話のような感じで指示が出されるんですね。
     
    そういった日本とアメリカの航空に関わる業務の違いを肌で感じられたのはすごく良かったし、航空の最先端の教育を受けられたのも良かったです。

  • 打越さん

    僕は、学生20人をまとめるリーダーをやらせてもらったことがスキルアップに繋がりました。
     
    当時はコロナもあって、ホームシックになる学生もいれば、「食事が合わない」という学生もいました。そういうことにひとつずつ向き合って、どう対処したらいいのか先生たちと考えたり、相談にのったりして。リーダーとしてどう振る舞うのがいいのかということも考えたし、航空以外の部分での学びもすごく大きかったです。
     
    あと、空港管理コースは交換留学として現地の大学に入るので、海外の学生と交流する機会が多く、英語力も伸びました。

Q.4月からどのようなお仕事をするのか、具体的に聞きたいです!

  • 打越さん

    僕はANAの貨物を専門的に扱っている「ANA Cargo」という会社に入社します。トラックから運んできた段ボールの荷物を、丸い航空機の形に合うように組み上げていく「ビルドアップ」という仕事や、飛行機のどの部分に何を入れると一番バランスが取れるかを計算する仕事などがあります。

  • 土井さん

    僕が働く「スカイマーク」は、今は国内線しか飛んでいない航空会社です。最初の1年間は地上研修があって、間接部門や現場部門など異なる職種を経験することになるそうです。
     
    その中でもグランドスタッフを担することが多いようで、羽田空港のカウンターに行ったら、多分僕が笑顔でお迎えしているかなと(笑)その後は運航管理やパイロットのスケジュール管理、ステイ先のホテル確保といったオフィス業務もすると聞いています。
     
    スカイマークは職種間の壁があまりなくて、みんなで最初から仲良くなれる会社なので、仕事以外の部分も楽しみにしています!

  • 神山さん

    「アイベックスエアラインズ」は仙台空港と大阪国際空港(伊丹空港)がハブ空港です。
     
    自分はそこで総合職の整備として、最初の何年かは現場の整備士として機体の点検や改修などをして、その後はマニュアル作成をしたり、整備士を支える仕事をする予定です。

  • 杉田さん

    「株式会社JALUX」は、日本航空のグループ会社の総合商社です。航空の事業を中心として、航空の知見やノウハウを活用して、食や不動産などさまざまな分野を横断した事業を展開しています。勤務地は品川の予定です。

  • 伊藤さん

    私は明日から沖縄に行くんですが、日本航空のグループ会社のひとつ、「日本トランスオーシャン航空」に入社します。沖縄らしいジンベイザメを模した機体でみなさんご存じと思います。
     
    仕事内容は神山さんと同じく総合職の技術系なので、最初の1年は現場で整備士をします。整備士って、ちゃんと資格を取るまでに6年はかかるんです。まずは現場での仕事を学んだ上で、2年目からは整備の皆さんを支えるための品質保証であったり、海外のボーイングやエアバスなどから機体を買う際のやりとりなどを担います。
     
    すごいなと思うのは、週に1回ボーイング社と面談をする部署もあること。例えば「他の場所で使っている機体にこういう事故があったから、こう直しています」といった情報やマニュアルを随時共有してもらえるそうなんです!
    オープンキャンパスでは、学生たちによるキャンパスツアーも実施!

オープンキャンパスでは、学生たちによるキャンパスツアーも人気!

体験授業も充実

Q.他にどのようなお仕事を選ぶ人がいるか教えてください。

学生の個別相談も実施しています。

  • 伊藤さん

    航空機管理コースでは、運航管理者を目指す学生や、グランドハンドリングの会社で働く学生、マーシャラー(飛行機を誘導する地上スタッフ)を目指す学生もいます。私たちみたいな技術系もいるし、CAを目指す学生もいます。

  • 神山さん

    航空管制コースは、やはり航空管制官になる人もいますし、総合職の技術系に進む人も入れば、事務系に進む人、空港運営の会社に入る人もいます

  • 打越さん

    空港管理コースは、エアラインに就職する人もいれば、空港運営する会社とその関連会社の物販をやっている会社にいく人もいます。かと思えば、まったく違う業界に就職する人もいて。進路は十人十色のコースかなと思います。

オープンキャンパスを運営する桜フライトが皆さんの来学をお待ちしています!

Q.最後に、「桜美林大学に通って良かった」と思うことを聞かせてください!

  • 打越さん

    まずは仲間ができたこと!あとは海外経験を積むこともできたし、いろんな先生のおかげで空港や航空に関する知識が養われて、「航空業界ってこういうところなんだ」ということが本当によくわかった4年間だったなと思います。

  • 土井さん

    色々な大学にパイロット養成コースはありますが、実はこの10年間ノンストップで訓練を続けているのって、僕が思いつく限りは桜美林だけ。他の大学は訓練が止まってしまったり募集停止していたりする中で、人材やノウハウが整った環境で学べたことは印象に残っています。

  • 神山さん

    サークル活動でオープンキャンパスを運営する団体の代表を2年間やらせてもらったり、鳥人間コンテストのサークルにも所属したり。仲間と一緒に、大学でしかできない経験をたくさんさせてもらえたことです!

  • 杉田さん

    4年間をかけて航空にどっぷり浸かることができて、将来のことについてよく考えることができたのは本当に良かったなと思っています。
     
    大学生って意外と、4年間かかっても将来やりたいことを見つけられない人も多いんです。でも、この学群で学んでいれば自然と将来についても考えられるようになると思います。

  • 伊藤さん

    海外を経験できたことはすごく大きかったです。あとは、「これからも会おうね」っていう深い関係の友達がたくさんできたこと。オープンキャンパスなどで、これから入ってこようかなと考えている後輩たちに「入って良かったよ!」と伝えられることもすごく嬉しいです

最後にまとめとして、伊藤さんから「入ってから『やっぱりちょっと違ったな』って思うことがないように、色々な大学や学部を知って、その上でいいなと思ったらぜひ入学を決めてほしい。いつか空の世界でお会いできれば!」というメッセージも。
 
5人の話から、航空学群が「航空」という世界に仲間たちとどっぷり身を浸せる環境だということが見えてきました。「航空業界で働きたいな」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!