コラム

桜美林大学で日本一を目指そう!野球から派生した新スポーツに挑戦できる「Baseball5部」って!?

UPDATE 2025.1.25

突然ですが、Baseball5って知っていますか?

 

「これからの時代にふさわしい新しいスポーツ」らしいのですが、桜美林大学には全国的にもかなり珍しい「Baseball5部」が存在しているんです!

 

しかも、部活を率いるのはBaseball5日本代表チーム(侍ジャパン)の監督でもある若松健太先生!健康福祉学群の教員でもある若松先生の指導のもと、授業にもBaseball5の時間があったりと、桜美林大学ではこのスポーツを日本でいち早く取り入れているんです。

 

性別を問わず、大学から始めても日本一を目指せるとウワサのBaseball5部。その実態を探るべく、先生や部員の皆さんにお話を聞いてきました!

 

まずは授業に潜入!

 

ちょうど健康福祉学群スポーツ科学専攻でBaseball5の授業をしていると聞きつけ、体育館をのぞいてみると……?

目次
  • 若松先生、Baseball5の魅力ってなんですか?
  • 部員の皆さんに直撃!Baseball5部に入った理由を教えて!
  • 桜美林大学のBaseball5部で、日本一を目指そう!

全体像はこんな感じ

あれ?手でボールを打ってる??

男女混合でするスポーツらしい…女子学生も楽しそう!

学生たちが楽しそうにプレイしている中で、学生たちに指示をする若松先生の姿を発見!

どんどん興味が沸いてきたBaseball5について、若松先生に教えてもらいました!

若松先生、Baseball5の魅力ってなんですか?

――さっそくですが、Baseball5ってどんな競技なんですか??

 

若松先生 Baseball5は、野球やソフトボールから派生した新しいスポーツです。1チーム5人制、5イニングからなる仕組みで、ボール一つさえあればプレイできるのが特徴なんです!

 

――さきほど授業の様子を見ましたが、たしかに野球と似ていました。でも、けっこうちがいもありますよね。たとえばバッターがボールを手で打ったり…

 

若松先生 そうですね!基本的なルールは野球やソフトボールと同じなんですが、ちがうところもあります。たとえば、

 

・1セット=5イニングで、先に2セット取ったチームが勝ち(1セットは15分〜20分ほど)
・1チームは5名
・守備側のチームは必ず男女各2名以上の選手を出場させなければならない

 

などなど。もっとくわしく知りたければ、ぜひ「はじめてのBaseball5」という動画をぜひ見てみてください!

第2回日本選手権の様子

若松先生 男女混合で行う珍しいスポーツであることでも注目が高まっていて、2026年にセネガルのダカールで開催予定のユースオリンピックでは、初の男女混合競技として公式種目に追加されているんですよ!

 

――なるほど〜。Baseball5って、最近生まれたスポーツなんですか?

 

若松先生 そうですね。2017年にキューバで誕生して、「貧しさが理由で野球の道具や設備が整えられなくても平等に楽しめる」という理由から、世界的に普及していったんです。日本に入ってきたのは2019年、初めて国内大会が開催されたのは2022年です。

 

――となると、Baseball5の部活や授業が存在している桜美林大学って、実はすごくレアなんじゃ……?

 

若松先生 あ、気がつきました!?実は、僕が代表理事を務めている一般社団法人ジャンク野球団の活動でBaseball5を知る機会があって「こんなに幅広い層の人たちが楽しめるスポーツなんだ!」と魅力を感じたのが、桜美林大学で取り組むようになったきっかけなんです!そこから大学にかけあって授業で取り入れ、部活を設立しました。

 

学生たちと一緒に、近くの小学校でBaseball5を教えたりすることもあるんですが、普段は運動があまり得意でない子もすごく楽しそうにプレイしている様子を見て、小学校の先生たちもびっくり仰天していましたよ(笑)

子供向けイベントも開催されているそう!

――先生はBaseball5日本代表チーム(侍ジャパン)の監督でもあると聞きました!そんな先生のもとで活動できるなんて、学生にとっても貴重な機会ですね。

 

若松先生 ふふふ。「第2回 WBSC Baseball5ワールドカップ 2024」では、日本代表監督として香港へ行ってきました。準優勝という結果でしたが、強豪のキューバから1セットを先取したのは大きな獲得でしたね。

 

――ええ〜!すごい!!

 

若松先生 実際に桜美林大学のBaseball5部の中にも、日本代表を目指している学生はいますよ。ぜひ話を聞いてみてあげてください!

なんだかすごくスケールの大きな話になってきました。放課後に部員の皆さんが話を聞かせてくれるとのこと。

部員の皆さんに直撃!Baseball5部に入った理由を教えて!

今回集まってくれたのはこちらの皆さんです。

上村将大さん(部長)
【学群】健康福祉学群
【学年】2年生(※2024年度現在)

佐藤元紀さん(副部長)
【学群】健康福祉学群
【学年】2年生(※2024年度現在)

増子美咲さん
【学群】健康福祉学群
【学年】2年生(※2024年度現在)

稲村多伽羅さん
【学群】健康福祉学群
【学年】2年生(※2024年度現在)

――みなさんがBaseball5部に入部したきっかけを教えてください!

  • 上村

    僕は高校生の時のオープンキャンパスで若松先生の模擬授業を受けたのをきっかけにBaseball5のことを知って、「この大学でBaseball5をやりたい!」と思ったからです。

  • 佐藤さん

    僕はもともと高校時代に軟式野球部に入っていたんですが、大学入学後に「Baseball5部」という名前を見て、「何それ??」と気になったのが最初でしたね。

  • 増子さん

    Baseball5を知ったのは入学前のオリエンテーション。若松先生が「今年からBaseball5を部活としてスタートするけど、日本では桜美林だけ」と話していたのが気になって。そのあと、多伽羅(稲村さん)と一緒に体験に行ったんだよね!

  • 稲村さん

    うんうん。私はずっとソフトボールをやっていて、今もソフトボール部と兼部してるし、美咲はサッカーのクラブチームにも入ってるよね。

――そっか。大学の部活といえば経験者がほとんどのイメージですが、Baseball5の場合はみんな別のスポーツ出身なんですね!

  • 上村さん

    はい。僕は高校までは軟式野球部だったんですが、必ずしも野球やソフトボール経験者じゃないと活躍できないわけじゃないんです

  • 増子さん

    たしかに。「相手の動きを見てボールを打つ方向を変える」とかは、サッカーと似てるなと思うこともあるなぁ。

  • 佐藤さん

    バスケやテニスをしていたメンバーもいるし、文化系の部活出身のメンバーもいるよね。

  • 稲村さん

    ピッチャーが投げた球を打つわけじゃないから、自分次第で打球をコントロールしやすいのも野球やソフトボールとのちがいだね!

  • 上村さん

    あとは野球に比べてフィールドが狭い分、スピード感があって展開が早いからこそ、小さなミスも失点につながりやすいよね。逆に自分の能力が高まれば高まるほど、その成果を実感しやすい気がする。

――Baseball5ならではの魅力がいっぱいですね!

  • 佐藤さん

    ならではと言えば、男女それぞれが役割をまっとうしてこそ得点に繋がるのも特徴ですね。パワーが必要なプレイはやっぱり男子が有利だけど、女子が進塁に貢献してくれて救われる瞬間も多いし。そこが面白さでもあるのかも!

名前入りのユニフォーム。男女で少しフォルムがちがうんだそう

――部員は何人くらいいるんでしょう?

  • 上村さん

    今(2024年)は1年生5人、2年生10人、3年生1人の合計15人ですね。

  • 稲村さん

    桜美林のBaseball5部は社会人チームの人たちと一緒に練習をする機会も多いんですよ!

  • 佐藤さん

    桜美林大学出身の先輩もいるし、なかには日本代表選手もいるから、自分たちもレベルアップできる貴重な環境だよね。

  • 増子さん

    強いチームは女子のレベルが高かったりもするから、未経験の女子にもぜひ仲間になってほしいな!

▼せっかくなので仲良しな4人の座談会の様子もどうぞ!

桜美林大学のBaseball5部で、日本一を目指そう!

桜美林大学Baseball5部の目標は、日本選手権で日本一になることだそう!
 
世界規模でどんどん競技人口が増えているこの注目のスポーツを、未経験から一流の環境で練習できる大学は、ここだけかもしれません。もしかしたら、アナタの才能がここで花開くかも?!
 
少しでも興味を抱いたら、Baseball5部のインスタを覗いてみてください。試合観戦に行くのも、きっと楽しいはず!
 
そして、いつかBaseball5部日本一の立役者になるのは、ひょっとしたらあなたかも…!?