コラム

【前編】新しい自分が見つかる場所!?高校生向けキャリア支援プロジェクト「ディスカバ!」の魅力を聞いてみた!

UPDATE 2025.3.3

高校を飛び出して、自分の未来を考えてみる。

「自分はこの先、何がやりたいんだろう」
「進路を考えろって言われても…」

 

そんなふうに悩んだり、立ち止まったりすることってありますよね。

 

でも、ほんの小さな一歩を踏み出すことから、道がひらけることもあるかもしれません。

 

今回お話を聞いたのは、桜美林大学が運営するキャリア支援プロジェクト「ディスカバ!」のみなさんです。前編では、ディスカバの魅力についてざっくばらんに語っていただきました!

目次
  • ディスカバってなに?
  • “推しプログラム”を教えて!
  • どうしてメンターになったの?
  • 心に残っているエピソードは?
  • ディスカバで、未来へ一歩踏み出そう!

ディスカバってなに?

ディスカバは、桜美林大学が運営する、高校生が新しい自分を見つけるためのキャリア支援プロジェクト。大学での学びのエッセンスをプログラムにし、全国の高校生に届けています。

 

学べるテーマは英語、入試準備セミナー、マーケティング、ミュージカルにディズニー(!)と幅広く、実施形式も対面やオンライン、1dayから数日間にわたるものまでさまざま。2024年度は、約300本のプログラムが開催され、のべ4万人の高校生が参加しました!

 

そんなディスカバは、高校生の探究をサポートする約100人の学生メンターに支えられているんです。今回はメンターのみなさんと、ディスカバ!事務局のコーディネーターである今村亮さんにお話を聞いていきたいと思います!

亮さん
ディスカバ!事務局のコーディネーター
メンターや参加者にとっての良きお兄さん的存在

かいとさん
メンター3期生
航空・マネジメント学群3年(2024年度現在)

ももかさん
メンター4期生
ビジネスマネジメント学群2年(2024年度現在)

ミズキさん
メンター4期生
ビジネスマネジメント学群2年(2024年度現在)

“推しプログラム”を教えて!

──みなさん、ディスカバでおすすめしたい“推しプログラム”はなんですか?

  • ミズキさん

    僕は『子どもの世界 探究キャンプ』ですね。屋外のプレイパークで子どもたちと遊びながら、子どもが夢中になれて学びにもなる「遊び」をチームで考えるなど、探究をするプログラムなんですよ。心がほっこりするので大好きです!

  • ももかさん

    私は『ディズニー研究会』!高校時代に初めてディスカバに参加したのがこのプログラムで、ディズニーの新企画を考えるのがすごく楽しかったんです。

     

    メンターとして参加していても、高校生の発想力に驚かされることばかりで。他の人の企画を見るのも企画を考えるのも楽しいところが推しポイントです!

ディスカバのプログラムの様子

  • かいとさん

    僕は大学で航空について学んでいることもあり、『空の仕事探究』がイチオシです。

  • 亮さん

    このプログラムは、かいとが原案をつくったんだよね。

──え~!すごい!

  • かいとさん

    ふふふ。参加者から「楽しかった」「視野が広がった」と感想をもらったり、終わった後のみんなの笑顔を見たりして、「いいプログラムができたな~」と実感しました!

どうしてメンターになったの?

──ところで、みなさんはどういう経緯でメンターになったんですか?

  • ももかさん

    高校生のときにディスカバに参加して、「修了証」をもらったんですよ!プログラムに参加すると、大学入試にも活かせる修了証・認定証がもらえる仕組みが、すごい素敵だなと思って。(修了証・認定証について、くわしくはこちら

  • 亮さん

    でしょ!?

  • ももかさん

    しかも、メンターさんからのメッセージが書かれていて、「こんなに私のことを見てくれてたんだ!」って嬉しかったですね。私もそんな風になれたらいいなと思ってメンターになりました。

  • かいとさん

    僕は、コロナ禍の経験が大きいですね。当時は高校が臨時休校になって、1日中スマホや本と向き合っているような日々でした。

     

    その後、少しずつ学校でグループワークなどができるようになったときに、人と話すことの楽しさを強く感じて。この楽しさを伝えていきたいと思ったのが、大学生になってからメンターになったきっかけです!

  • ミズキさん

    僕は、高校生のときに10回くらいディスカバに参加していて。

──10回も!?

  • ミズキさん

    最初は先生に言われて、「部活に出たいのにな~」と思いながら渋々参加したんですけど、やってみたらハマっちゃったんですよね!

     

    ほかの参加者と話すことで新たな発見があるのが楽しくて、この嬉しさや驚きを伝えたいなと思ってメンターになりました。

     

    あと、メンターのみなさんへの憧れもありましたね。「かっこいい~!」って。

ディスカバのメンターたち

心に残っているエピソードは?

──活動するなかで、印象に残っているエピソードはありますか?

  • 亮さん

    僕からいいですか?

  • ミズキさん

    どうぞどうぞ!

  • 亮さん

    実は、ディスカバの初期はメンターなしで運営していたんですよ。

  • 亮さん

    1年目は失敗ばかりで、もう本当に自己肯定感が下がる日々…。2年目からメンターに入ってもらっていますが、やっぱりメンター同士の信頼関係や成長意欲が、プログラムの質にいちばん影響するなと思っています。

     

    で、これは今日ぜったいに言いたかったんですけど…

──なんでしょう!

  • 亮さん

    話していてお気づきかと思うんですが、ミズキってめちゃくちゃ他人行儀なんですよ。

  • ミズキさん

    え!?そんなことないですよ(笑)

  • 亮さん

    会社の営業担当者っぽいというかね。

  • ももかさん

    同級生なのに、ずっと敬語だし…。目も見てくれないよね(笑)

──あらあら…(笑)

  • 亮さん

    高校生に対してもずっと企業の営業担当者みたいな接し方なんですけど、そんなミズキが10プログラムのうち1回くらい、タメ口になることがあって。それってやっぱり“いい現場”なんですよね。

     

    メンターがあったまっている現場は、いい現場。これを僕は「ミズキメーター」と呼んでいます!

  • ミズキさん

    いや〜、お恥ずかしい(笑)

──なるほど(笑)そんなミズキさんの印象に残っているエピソードは?

  • ミズキさん

    とあるグループのメンターをしたときに、最初は男女バラバラで作業をしていて、「なんだよ~」と思いながら進めていたんです。

     

    でも、僕が介入するのをやめて一歩引いてみたら、自然とみんなで話し合うようになって。僕に対しても緊張がほぐれたのか、「営業マン先輩」っていじってくるようになったんですよ!

  • 亮さん

    わはは!(笑)

  • ミズキさん

    最後はすごく仲良くなって、韓国料理屋で一緒にごはんを食べて。帰り際に、参加者のひとりが「僕もディスカバのメンターになります!」って言ってくれて、すごく嬉しかったですね。

  • ももかさん

    私は、自分が担当したグループで仲良くなった参加者同士が、その後も交流を続けてくれているのが嬉しいです。

     

    ディスカバの他のプログラムにも一緒に参加してくれたり、桜美林大学のオープンキャンパスに2人で来てくれたり。

     

    12月に新宿キャンパスの大学祭があったんですけど、その2人が「桜美林大学に合格しました!」って報告に来てくれたんですよ!

  • 亮さん

    うれしい~!!

  • かいとさん

    僕は、最年少グループのメンターをしたことが印象に残っています。ディスカバは高校生だけじゃなくて、中学生が参加してくれることもあるんですよ。そのときは中学1年生から高校2年生までのメンバーだったので、どう接したらいいのか全くわからなくて。

     

    でも、3日間のプログラムを共に過ごす中で、気づけばすごく仲良くなっていたんです。僕がいなくても、グループのみんなで勝手に進めていて(笑)

     

    メンターって、しっかり介入しなきゃと思いがちだけど、そんな必要はないんだなって思いました。僕らは最初の場づくりをするとか、困ったときに少し手助けしてあげるくらいでいいんだなって。

ディスカバで、未来へ一歩踏み出そう!

──最後に、ディスカバに興味を持っている高校生のみなさんへひとことずつ、お願いします!

  • ももかさん

    ディスカバは、成長できるし楽しい場所です!

  • ミズキさん

    新しい価値観、新しい自分に出会えます!

  • かいとさん

    自分探しでも、友だち探しでも何でもいいので、ぜひ参加してみてください!

  • 亮さん

    ぜひ、友だちと一緒に参加してね!待ってま~す!

後編では、メンターのみなさんの高校時代について聞いていきます。どうぞお楽しみに!