コラム

「きょうりゅー」が創った学園祭!?「PFC祭」誕生の裏に、桜美林生の地域に対する“ある思い”があった!

UPDATE 2024.12.29

2024年に始まったPFC祭。その誕生秘話にせまる!

2023年に開設された新しい学群だからこそ、学生主体の企画がどんどんカタチになっていくのが桜美林大学の教育探究科学群が持つ魅力の一つ。

 

そんな教育探究科学群があるプラネット淵野辺キャンパス(PFC)では、なんと学園祭も学生のアイデアから誕生したんです!

 

今回は、「教探地域交流サークル -PFC祭実行委員」通称「きょうりゅー」代表の本田拓巳さんに、学園祭誕生の裏話や、「きょうりゅー」とはなんなのか、お話を聞いてきました!

目次
  • PROFILE
  • 「きょうりゅー」って、なに!?
  • 小学生と協力して作り上げる学園祭
  • 地域と関わり、愛されるキャンパスに
  • やりたいことが、ここなら出来る。

プロフィール

本田拓巳さん

【学群】教育探究科学群
【学年】2年生(※2024年度現在)

「きょうりゅー」って、なに!?

――本田さん、今日はよろしくお願いします!早速ですが…「きょうりゅー」って、何ですか?

 

本田さん 正式名称は「教探地域交流サークル -PFC祭実行委員-」というちょっと長い名前で、略して「きょうりゅー」と呼んでいるんです!

 

きょうりゅーでは主にふたつの活動をしています。

 

ひとつ目は、地域との交流です。PFCは2023年にできたばかりのキャンパスなので、もっと地域の方に僕たちのことを知ってもらえるように、地域へ出て活動をしています。

 

もうひとつの活動は、PFC祭(プラネット淵野辺キャンパスの学園祭)の企画・運営です。ここから10分くらいのところにある淵野辺小学校の皆さんと一緒に、2024年の10月に初めての学園祭を開催しました!

 

――学園祭を小学校と共同でやるって、ユニークですよね!どうしてそういう形になったんですか?

 

本田さん もともと、淵野辺小学校で行われている総合の授業の一環で、一緒にお祭りを作ったことがあったんです。それを「もっと大きな規模でやりたい!」という声が小学生からあがって。僕自身、「PFCに学園祭がないのは寂しいな」と思っていたこともあり、「じゃあ学園祭を作ろう!」と。

サークルのマスコットキャラクター「きょーちゃん」と「りゅーくん」

――「ないなら自分たちで作ろう!」という発想がすごいですね!

 

本田さん 最初は「こんなことやってみたいな」という企画書を書いて、友だちに電話して「一緒にやってみない?」という声をかけたところからのスタートでした。そこから、中心となる運営メンバーを5人集めて、新歓をして。今では60人くらいのサークルになりました!

小学生と協力して作り上げる学園祭

――行動力がすごい!でも、大変なこともあったんじゃないですか?

 

本田さん そうですね。やっぱり小学校との連携は難しくて…。小学校と大学の時間割ってぜんぜん違うんですよ。

 

――たしかに!

 

本田さん 小学校の生徒は15時~16時には帰ってしまうし、先生方も学校にいるのは17時~18時くらいまで。でも僕ら大学生はその時間に授業を受けているので、先生たちと打ち合わせの機会を作るとか、小学生の授業に参加するとかいった調整は大変でしたね。

 

――そんな苦労も乗り越えて開催したのがPFC祭なんですね。当日はどんな様子でしたか?

 

本田さん いやあ、もう…想像以上でした。淵野辺小学校に通う生徒の親御さんや地域の方を中心に、400名以上の方が遊びに来てくれました!

 

――大盛況ですね!どんな出し物があったんですか?

 

本田さん 小学生たちが、総合の授業で調べた「相模原の文化」について発表をしてくれました!たとえばこの「組みひも」、相模原の文化なんです。

――わあ、綺麗!

 

本田さん あとは、相模原市のお城である「津久井城」のジオラマを作って展示してくれたり。川の流れまで表現してあって、すごくクオリティが高いんですよ!

 

それから、PFCにある「PF300」という大きい教室で、大勢の人が見ているなかで発表もしてくれました。パワーポイントの資料も小学生が自分たちで作っています!

――すごいなあ。大学生の皆さんはどんなことを?

 

本田さん 僕たちは、「ギンガサイダー」という飲み物とポップコーンのお店を出しました。ストラックアウトとビンゴ大会もやりましたね。あとは、恐竜の着ぐるみで練り歩いたり

地域と関わり、愛されるキャンパスに

――開催後はどんな声が聞こえてきましたか?

 

本田さん 小学生からは「来年もやりたい!楽しかった!」と言ってもらいました。つい先日、淵野辺小学校さんが「ありがとう会」を開いてくださって。去年よりも仲が深まって、本当にいい交流になったと思います!

 

僕たちも総合の授業に参加して一緒に準備を進めてきたんですが、「大学生がスライドの作り方を教えてくれてよかった!」という声もあって。

 

僕たち自身が「探究」をしている学群の学生なので、「小学生に対しても探究の支援ができたんだな」と感じられたのは嬉しかったですね。

 

――印象に残っている光景などはありますか?

 

本田さん たまたま受付のところでお話した方が、PFCが建つ前からこのあたりに住んでいらっしゃる方で。「この施設が地域の中で活用されていて、すごく嬉しい!」って言ってくださったんです。少しずつ、地域に愛されるキャンパスになってきているのかな、と感じました。

やりたいことが、ここなら出来る。

――「きょうりゅー」の活動として、今後こうしていきたい!ということがあれば教えてください!

 

本田さん PFC祭については、来年は土日2日間での開催を検討しています。企画ももっと増やして、より大きな規模で開催していきたいです!

 

きょうりゅーの活動全体でいうと、僕らのキャンパスって町田市と相模原市の境目にあるんですよね。その立地をもっとうまく活用して、地域を巻き込むことができたらなと思っています。たとえば町田市の小学生に相模原に来てもらうなど、町田市・相模原市、どちらの地域とも交流を深めていきたいです

 

――最後に、桜美林大学が気になっている方にメッセージをお願いします!

 

本田さん きょうりゅーと全然関係ないんですけど…去年、ドミノ倒しの企画をやったんですよ!

 

「学群全員でドミノをやりたい!」って企画書を出して、大学に1万円分のドミノを買ってもらいました。こんなことをしてもらえる大学は珍しいと思います(笑)

 

とくに教育探究科学群は、先生も生徒も、大学生活をサポートしてくださっている事務室の皆さんもすごく協力的で、やりたいことを応援してくれる学群だなと感じています。

 

そんな環境だからこそ、僕もいろんな活動ができているので、「やりたいこと、ここならできるよ!」って伝えたいですね。

 

きょうりゅーの活動への参加も待ってます!