コラム

学生と高齢者が共にすごす“小さな町”のような場所。「桜美林ガーデンヒルズ」の暮らしをご紹介!

UPDATE 2024.10.29

学生寮と高齢者施設がドッキング?!

桜美林大学では、一人暮らしをしながら通学する学生の皆さんも安心してキャンパスライフを送れるよう、地域や企業と連携したさまざま住居を用意しています。

 

今回ご紹介する「桜美林ガーデンヒルズ」は、その中でも特徴的な場所のひとつ。なんと、高齢者の方々の住居やデイサービス施設と学生寮などがひとつになっているんです!

 

そこでは、学生と高齢者のみなさんが交流するあたたかなコミュニティができあがっているんだとか。さらに、ここでの楽しくも安心感がある暮らしは、就職にも活かせる可能性があるのだそうです!

 

高校生向けに開催された「ディスカバ!」のイベントに同行しながら、その秘密を探ってきました!

目次
  • のどかな場所にたたずむ桜美林ガーデンヒルズ
  • 日本初のカレッジリンク型CCRCって??
  • 上京して初めての一人暮らしでも、なんだかホッとできそう
  • 人生の大先輩である入居者さんにインタビュー
  • 先生!専門家の立場から桜美林ガーデンヒルズの特徴を教えてください!
  • あなたも桜美林ガーデンヒルズで生活してみませんか?

のどかな場所にたたずむ桜美林ガーデンヒルズ

JR淵野辺駅からバスに乗って約12分、降りるバス停は「見晴らしの丘」。そんな素敵な名前のとおり、緑豊かな丘の上に桜美林ガーデンヒルズはあります。

ベンチでゆったりとすごす入居者さん。気持ちよさそう〜

学生向け住宅の外観はこちら。シンプルでおしゃれな外観です

「ビビビッ‼︎」編集部が取材に伺ったのは、桜美林大学が主催する高校生向けのキャリア支援プロジェクト「ディスカバ!」で、「社会福祉の世界 高齢者から学ぶ元気の秘訣」という企画が行われた日。

 

そこでまずは私たちも、高校生のみなさんと一緒に施設の紹介に耳を傾けます。

日本初のカレッジリンク型CCRCって??

社会福祉に関心がある高校生が桜美林ガーデンヒルズに集結!

桜美林ガーデンヒルズは、2017年に完成した「カレッジリンク型CCRC」なんだそう。…といっても、専門用語ではなかなかピンとこないですよね。

 

まずCCRCとは、「Continuing Care Retirement Community」の略。日本語にすると「退職した後の高齢者が、健康なうちからケアを受けながら生活する共同体」のことです。

 

アメリカで1970年代からはじまり、中でも大学と連携した「カレッジリンク型」が注目されているんだとか。

 

なんと、日本ではこの桜美林ガーデンヒルズが初めての「カレッジリンク型CCRC」なんですって!すごい!

上京して初めての一人暮らしでも、なんだかホッとできそう

桜美林ガーデンヒルズ内には、サービス付き高齢者向け住宅が2棟(全60戸)、学生向けの賃貸住宅(32戸)が一棟、デイサービス施設とファミリー向け住宅(8戸)が入った建物が一棟のほか、レストランと、多目的ホールがある交流棟があります。

 

大学生、高齢者、子育て中の家族などが一緒に生活する環境は、まるで小さな町のよう。

移動販売者もやってくる!

あちこちで自然とあいさつが交わされている空気感も、「東京の人ってなんだか冷たそう…」と不安を感じている上京組の学生さんにとって、大きな安心材料になるのではないでしょうか。

レストランでは学生が高齢者と一緒にごはんを食べながらおしゃべりしていることもよくあるそう

交流棟では高齢者の健やかな生活を支えるプログラムが充実!入居者の学生は、ここでアルバイトをすることも可能です◎

部屋と部屋の間のスペースに、しいたけが干してある!なんだかなごみます(笑)

人生の大先輩である入居者さんにインタビュー

「せっかくなので入居者さんにも話を聞いてみたい!」と思っていたところ、設立初期から入居している方がこころよくお部屋に迎え入れてくださいました!

入居者の芝崎さん。80代には見えない若々しさ…!

芝崎さん:元気の秘訣は朝ごはんをバランスよくモリモリ食べること!毎日習い事やお友達とのおしゃべり、施設でのレクリエーションでとっても忙しいの(笑)だけど、毎日にハリがあることって大事なのよ。

 

それに、ここで暮らしている高齢者はみんなと助け合いながら生活することが大好き。実は、私は華道の師範の資格を持っているので、ガーデンヒルズ内のお花は私が生けているの。(スマホで写真を見せながら)ほら、素敵でしょ?

スマートフォンに、スマートウォッチ、タブレットまで使いこなす芝崎さん

芝崎さん:桜美林大学の講義にゲストとして呼んでもらって学生さんの前でお話することもあるし、ここに住んでいる学生の子たちとも交流はたくさん。たまには恋の相談に乗ったり…ね!

 

こんな素敵な大先輩たちと仲良く暮らせる大学生活、なかなかレアなんじゃ??と、ちょっとうらやましくなってしまった「ビビビッ‼︎」編集部でした。

 

最後に、この日のイベントをコーディネートしていた健康福祉学群の先生にもお話を聞きました!

先生!専門家の立場から桜美林ガーデンヒルズの特徴を教えてください!

桜美林大学 健康福祉学群 野村知子先生

野村先生::桜美林ガーデンヒルズでは、高齢者・住んでいる学生・訪れる学生・スタッフ・地域の人々の交流がとっても盛んなんですよ。

 

特に、入居したての方からは、「温かい声かけに助けられ、新しい環境に馴染みやすかった」と感謝の声が聞かれています。気の合う友人と出会えたことで、生活にハリと安心感がもたらされているようです。また、居住者の方が自分の力を発揮できるようにスタッフがサポートしています。

 

もう一つの特徴は「楽しみのある暮らし」。入居する高齢者の方々の要望を叶えた趣味の活動や、週5回以上の運動プログラム、ラジオ体操、大学関係者によるイベント、授業への参加など、高齢者の方々と学生が共に活動できるプログラムは年々厚みを増しています。

 

新しい友達と出会え、楽しみながら、自分の力を発揮して暮らせる桜美林ガーデンヒルズは、老後の住まいの理想のカタチの一つといえるでしょう。

 

▼桜美林ガーデンヒルズでのイベントあれこれ

リベラルアーツ学群によるボランティアの様子

入居する高齢者の皆さんと桜美林大学の東京ひなたやまキャンパスツアー

健康福祉学群の学生がフィールドワークとして高齢者の方々が毎週行っているトレーニングに参加

桜美林中高吹奏楽部による演奏会

さまざまな人との交流で生まれる楽しさや安心感があるだけでなく、少子高齢化が進むこれからの日本社会において、桜美林ガーデンヒルズのような環境は各企業からも着目されています。

 

学生のうちから高齢の方とコミュニケーションをとることで得られる経験やスキルは、就職活動や、社会人になってからもきっと活きるはず。

あなたも桜美林ガーデンヒルズで生活してみませんか?

単なる一人暮らしもいいけれど、今回ご紹介した桜美林ガーデンヒルズでの生活ができるのは、桜美林大学の学生ならではの特権!

 

実際に入居している先輩大学生の記事もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。