コラム

突撃!桜コンテスト実行委員会——最高の舞台をつくる奮闘&成長記

年に一度、町田キャンパスで開催される桜美林大学の一大イベント「桜李祭」。今年は10月25日(土)、26日(日)に開催されます(公式サイトはこちら)。
 
屋台やゲーム、個性豊かなステージイベントなど見どころ満載の桜李祭で、ひときわ輝きを放つのが「桜コンテスト(旧ミス・ミスター桜美林コンテスト)」です。
 
今回は、ビビビッ!編集部が桜コンテスト実行委員会の活動に潜入。
 
華やかな舞台の裏には、熱いドラマが隠されていました!!

目次
  • 夏休みのキャンパス。そこで行われていたのは…?
  • ずばり、実行委員会って何をしてるの?
  • ミスコン運営に憧れて桜美林大学へ
  • コンテストへの挑戦で、新しい自分と出会う
  • 憧れの人に認めてもらうために!
  • 本番のダンス練習もちょっぴ見学!
  • 新たなスターが生まれる瞬間に立ち合おう!

桜コンテスト実行委員会のプロフィール
 
桜美林大学のミス・ミスターコンテストである「桜コンテスト」の企画運営をしている団体。ファイナリストの選考から、本番ステージの企画・制作、企業協賛を得るための渉外など、桜コンテスト開催のための様々な準備をしている。
 
桜コンテスト公式Instagram
桜コンテスト公式TikTok

夏休みのキャンパス。そこで行われていたのは…?

8月某日、夏休みのためいつもより静かな町田キャンパス。
 
桜コンテスト実行委員会の皆さんが活動しているという教室をのぞくと、そこは壁一面が鏡ばりの練習スタジオ。みんな動きやすそうな格好で、何か練習中の模様です。

「今日は、一部のファイナリストが集まって本番に向けてダンス練習をしているんです」
 
え!ミスコンって、ダンスのステージまであるの?
 
教えてくれた実行委員会メンバーが指差す先には、振付を確認するミス・ミスターそれぞれのファイナリストたちの姿が。
 
インスタとかTikTokで見たひとたちだ…ッ!と、ひそかに感動。
 
桜コンテストでは、桜李祭の2日間で全3つのステージが行われます。
 
1日目の最初は「お披露目企画」。ファイナリストたちがひとりずつ、歌やマジックといった特技を見せたり将来の夢をスピーチしたりと、思い思いに自己PRをする時間です。
 
同じ日に行われるのが「ファッション&パフォーマンスステージ」。今日のダンス練習もこのため。ダンスだけでなくファッションショーも行われます。盛りだくさん!
 
そして2日目、いよいよ「フィナーレステージ」。女子はウェディングドレス、男子はタキシードにそれぞれ身を包み、グランプリ決定の瞬間を迎えるのです。

去年のフィナーレステージ

この日も、真剣な表情で練習に取り組むファイナリストたち。同じステージに向けて一緒にがんばる仲間だけど、ライバル同士でもあるわけで…お互い切磋琢磨しあっているのかな、と思うと、なんだかこちらも緊張してきます。

ずばり、実行委員会って何をしてるの?

練習の合間にお話を聞かせてくれたのは、桜コンテスト実行委員会メンバーの西田真菜さん(リベラルアーツ学群3年)、そして来る第59回桜李祭でステージに立つファイナリスト、菅原賢太郎さん(リベラルアーツ学群1年)と夢華ののさん(健康福祉学群3年)。
 
さて、桜コンテスト実行委員会は、主にこんな活動をしています。
 
・ファイナリストの選出
・ステージの企画・台本の制作
・ステージで流すPVの撮影・制作
・広報素材の撮影・制作
・企業から協賛を得るための渉外活動
 
すごい、やることめっちゃある。イメージとしては、芸能事務所や制作会社の仕事に近いのでしょうか?
 
「そうですね。ファイナリストが一般の方から依頼された撮影に同行したり、マネージャーに近いこともしています」(西田さん)
 
当日のステージ進行や演出も桜コンテスト実行委員会の仕事。
 
芸術文化学群で舞台の勉強をしているメンバーが中心に立って、音響や照明などの演出も自分たちで行います。

去年のファイナリストと実行委員会メンバーたち

実行委員会メンバーが、桜コンテストを支えています

学生でありながら本格的なステージイベントの運営に携われるのは、エンタメ好きにとっては大きな魅力かも!
 
でも、イベントやステージに携われる団体やサークルは他にもあるはず。その中でミスコンの運営を選んだ理由とは?

ミスコン運営に憧れて桜美林大学へ

1年生の春から桜コンテスト実行委員会に所属している西田さん。
「高校生の頃からミスコンが好きで。いろんな大学のミスコンを観に行ってたんです」

「自分もこの舞台をつくる側になりたい!」と、ミスコンのある大学に絞って受験。これは西田さん、相当なミスコンオタクです。
 
ミスコンの何がそんなに彼女を惹きつけるのでしょう?
 
「将来芸能界で活躍するような人たちが、普通の大学生として参加しているので。その子たちの成長を応援しながら見守れるのが面白いです!」
 
うんうん。やっぱりアイドルのオーディション番組でも、応援する楽しみってありますよね。
 
しかし、好きだからこそ、裏側へ回って感じたギャップも。
 
「イメージとは結構違いました。キラキラしているところだけではないんだなって。ステージを作るためにどれだけの人が関わっているのかも実感して…正直、大変なところも多いです」
 
それでも、と言葉を続ける西田さん。
 
「最後のフィナーレステージを見たら感動して、『また来年もやりたい!』って思っちゃいます!

コンテストへの挑戦で、新しい自分と出会う

実行委員メンバーは、オーディションへのスカウトから始まり、グランプリが決まるその時まで、ファイナリストたちをそばでサポートし続けます。
 
その人の人生を変えてしまうかもしれない決定権を、わたしたちが持っている。大学生活のすべてが決まってしまうこともあるので、やっぱり責任感はすごくあります」(西田さん)
 
今日一緒にインタビューを受けてくれている夢華さんは、西田さんからSNSで「ぜひ出場してほしい」とDMを受け取ったのだそう。
 
「わたしは自分に自信がないタイプで。1年生の頃からずっとコンテストに誘ってもらっていたんですけど、憧れはありつつ、諦めていたんです」

左:夢華さん、右:菅原くん

そんな中ついに今年出場を決意したのは、家族や友人の後押しがあったから。
 
「『ちょっとでも出たい気持ちがあるんだったらやりなよ!』『無理だったら無理でいいじゃん』って言ってもらえて」
 
もともと大のアイドル好き。「落ち込んでいた時期、アイドルさんが輝いてたから今の私があるんです」と目を輝かせる夢華さん、アイドルへのリスペクトが溢れ出ています(アイドルに”さん”付けする人、はじめて出会いました!)。
 
「そんな風にわたしも誰かにときめきを与えて、『明日も仕事頑張ろうかな』『生きてみようかな』って思ってもらうきっかけになれたらって。わたし自身がアイドルに元気づけられてきたから、そんな風に輝いている人になりたいんです
 
とはいえ、”自信をもつこと”はまだまだ大きな課題。「可愛い女の子が大好き!」なので他のファイナリストと一緒に活動できるのが嬉しい一方、不安も抱いているそう。
 
「『こんな可愛い子たちの中で頑張れるのかな?』って。…でも、この活動を通して少しでも自分を変えられたらいいなって思うし。努力してる姿で、ポジティブな影響を与えられたらいいな」
 
本番までの成長過程をぜひ見て欲しい、と語る夢華さん。最近、撮影のポージングがうまくなったことをカメラマンに褒めてもらえた、と笑顔を見せてくれました。
 
これは確かに、西田さんの言う通り。自分がスカウトした相手を数か月間支え、彼ら・彼女らが成長していくのを一番近くで見守る。そして、ステージで輝くファイナリストたちの姿をみたときの実行委員の感動は、はかり知れません。

憧れの人に認めてもらうために!

1年生の菅原くんには、コンテストに向けて大きな目標があります。
 
「入学前に桜コンテストのインスタを見て、『めっちゃかっこいいな』って思った人がいたんですよ。それで、サークル紹介に行ったら…その人から直接『コンテストに出てみない?』って誘われたんです!」
 
”その人”とは、昨年の桜コンテスト準グランプリの松本華成人くん。「今度は自分がファイナリストを支えたい」と、今年はスタッフとして参加しています。

松本華成人くん

「(松本くんに)『俺を越してみろよ』って言われたんです。最初は恥ずかしさもあって応募できなかったんですけど、『ずっとそばにいてサポートするから』って言ってもらえて」
 
なにその胸アツ展開~!
 
松本くんへの尊敬が留まるところを知らない菅原くん。
 
「(松本くんのことを)『兄貴』って呼んでるんです。LINEのアイコンも兄貴と俺のツーショットにしてます。グランプリを獲ったら、インスタのフォロー返してもらう約束もしてるんです!」
 
もうそれ、少年漫画の主人公と乗り越えたい先輩キャラの関係じゃん!
 
そしてもうひとつ、菅原くんが目指すのは自分を変えること
 
「人前に立つと緊張しちゃって。でもミスコンって、イヤでも前に出るじゃないですか。そしたらだんだん自信もついてくると思っていて。デビューイベントでも『これから成長期の健太郎をあたたかく見守ってください』って言いました」

菅原くんのがんばりは、同じファイナリストの夢華さんも「ライブ配信での変化がすごい!」と称えています。
 
「最初は超弱気で全然しゃべれなかったんですけど、だいぶ慣れてきました。負けず嫌いなので24時間配信とかもやって」
 
に、24時間配信!?
 
「勝つために24時間54分配信して、今のところ配信では、ファイナリストの中で1位です!」
 
24時間のうえに、さらに54分…!
 
「この前友達に『頭の回転はやくなったな』って言われたんですよ。たぶん配信でずっとしゃべって、コメント返したりしているからじゃないかな」
 
さすが、成長期。ユニークな菅原くんのキャラクターに、西田さんと夢華さんからも笑いが漏れて、和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます。

本番のダンス練習もちょっぴ見学!

と、ここでダンス練習が再開。
 
「はーい、じゃあいきまーすっ!」
 
元気なスタッフの声にあわせて、ミスとミスターのファイナリスト全員で踊るナンバーがスタート。
 
本番までまだ約2ヵ月ありますが、すでに皆さん振付の覚えはほぼ完璧。

そしてファイナリストたちの向こうには、なぜか一緒に踊る実行委員会スタッフたちの姿も。聞くと、「見てると自分たちも体を動かしたくなっちゃうので(笑)」とのこと。作ってる側が思いっ切り楽しんでやってるの、なんか…すっごくいいな…
 
ちなみに、ダンス曲のタイトルはまだ秘密。正解はぜひ、本番ステージで!

新たなスターが生まれる瞬間に立ち合おう!

最後に、ファイナリストのふたりと西田さんに、ビビビッ!読者へのメッセージをいただきました。
 
「ミスコンは大変なこととか、辛いこともあるんですけど…それを超えるぐらいの楽しいこともあるって信じているので!大学生活で、きっとほかにない場だと思います。そんな特別な体験をしたい人は、実行委員会に入ったり、ファイナリストに応募したりしてみてほしいです」(夢華さん)
 
「桜コンテストは自分たちのおおきな節目。キラキラ輝く姿を、ぜひ見に来てください!」(菅原くん)
 
「実行委員会では、先輩も後輩も仲良く楽しく活動してます。PVの撮影とかマネージメントとか、『どうやるの?』と不安に思うかもしれませんが、先輩が1から全部教えます!普通の授業じゃ学べないことを学べると思うので、ぜひ委員会に入ってほしいなと思います。出場希望者も待ってます!」(西田さん)
 
本音を言うと、取材前は「競い合うもの」というイメージが強かったミスコン。
 
けれど、実行委員会は全力でファイナリストの成長を支えて。
 
そのサポートを受けたファイナリストたちは、お互いを高めあいつつ、自分史上最大のチャレンジをする。
 
その素晴らしい関係性が生み出すストーリーのあたたかさに、すっかり心打たれました!
 
夢華さんと菅原くんのほかにも、魅力的な出場者が揃う今年の桜コンテスト。
 
スタッフ・ファイナリストともに一丸となって作り上げるステージを、ぜひその目に焼き付けに行きませんか?

桜李祭・桜コンテストの開催概要
 
■桜李祭
・日時:2025年10月25日(土)・26日(日)
両日とも10:00-18:00
 
・場所:桜美林大学町田キャンパス
公式サイト
 
■桜コンテスト2025
・日時:
10/25(土)
11:30〜12:30 お披露目ステージ(場所:BT200 レクチャーホール)
17:00〜18:30 ファッション&パフォーマンスステージ(場所:荊冠堂チャペル)
 
10/26(日)
14:00〜16:00 ファンミーティング(場所: BT202)
17:10〜18:10 フィナーレステージ(場所:けやきの広場)
 
・場所:桜美林大学町田キャンパス けやき野外ステージ
 
・概要:
今年の桜コンテストのテーマは「序章」「序幕」「始まり」を意味する”Prolog”。
ファイナリスト、スタッフ共にこのコンテストが「始まり」のきっかけになってほしいという願いめられています。
 
2025年10月24日(金)23:59まで、WEB投票受付中!投票は公式サイトの各出場者プロフィールページから。