コラム

音楽を諦めたくない高校生必見!芸術文化学群の音楽専修なら幅広く自由に音楽を学べる??コンサート前の先生&先輩に突撃!

プロの現場で活躍する先生のもとで、幅広い音楽を学ぶことができる芸術文化学群の音楽専修。

一般的な音楽大学とは異なるスタイルで音楽を専門的に学ぶことができ、「音楽を学びたい!好きな気持ちを諦めたくない!」という理由でここを選んだ先輩たちも多いようです。

今回は、管楽合奏のコンサートを控えた先生と学生にインタビュー!本番前の「桜美林芸術文化ホール」で、芸術文化学群・音楽専修の魅力を教えてもらいました!

目次
  • 音楽での学びを通して
    将来社会で役立つ経験ができる?
  • いわゆる音楽大学と
    桜美林大学の音楽専修は何が違う?
  • 幅広く学べるからこそ、
    音楽との豊かな付き合いを生涯続けられる

名前:三澤慶先生
学群:芸術文化学群 音楽専修
専門:器楽(トランペット)
主な担当科目:器楽実技(トランペット)、管楽合奏

名前:小川さん
学群:芸術文化学群 音楽専修
学年:3年生(※2024年度現在)

名前:田中さん
学群:芸術文化学群 音楽専修
学年:4年生(※2024年度現在)

音楽での学びを通して
将来社会で役立つ経験ができる?

―― 今日は夕方にコンサートがあるとのことですが、これは授業の一環なんでしょうか?

  • 三澤先生

    はい。私が担当する「管楽合奏」の最終授業として、6曲を演奏します。この授業を取ってくれた学生33名全員が、それぞれのパートを担当して発表するんです。

演奏会のポスター

―― なるほど!お二人はそれぞれどんなパートを担当するんですか?

  • 田中さん 

    私はオーボエを担当していて、今回はコンミス※として出演します!オーボエという楽器は、合奏のなかでも細かいソロや木管楽器だけでの演奏で目立つところだとよく聴こえてくるので、そういう部分を重点的に録音して、聴き返しながら練習をしました。

     

    ※コンミス
    オーケストラ用語で、コンサートミストレスの略。指揮者から最も近い位置で、指揮者を補助しながら演奏する役目。

  • 小川さん

    僕はトロンボーンを担当します。あとは、今回の演奏会の運営リーダーとして先生と密にコミュニケーションを取ってきました。SNSでも情報を発信して集客にも力を入れています!先生もご自身のSNSでシェアしてくださったり、投稿を見た方から「行きます!」というコメントをもらえたりして、演奏の部分以外でも学びになることが多かったです。

  • 三澤先生

    うんうん。中学・高校の吹奏楽部をイメージしてもらうとわかりやすいと思いますが、オーケストラというのはそれぞれが個性を持った大勢で奏でるものだから、チームマネジメントも重要なんです。小川さんのように、みんなをまとめる経験を通して、社会に出てからも役立つ学びは実は多いんだよね。

  • 小川さん

    実際の授業でも、少子化と吹奏楽の関係について先生から教えていただいたりして。演奏に関わるスキルだけでなく、音楽を通しての社会とのつながりを学べるのも興味深いです。

―― 少子化と吹奏楽…?

  • 三澤先生

    日本の音楽人口は小中学校、高校からの吹奏楽の部活動からスタートすることが主流。少子化が進んでいる今は、同時に将来の音楽の担い手が減っているんです。そんな中で、どう後進を育てていくか、どうやって音楽に関心のある子どもたちを増やしていくか、ということを授業では伝えたりもしています。

  • 田中さん

    演奏の面でも、これまでは自分で考えもしなかったような「大きなホールで演奏するときの表現方法や聴こえ方」などについての指導をしてくださったりと、現場で活躍しているからこその視点がとても勉強になります!

―― そういえば!三澤先生はプロのトランペット奏者であったり、作曲家・編曲家としても幅広くご活躍だとお聞きしたのですが…?

  • 小川さん

    そうなんですよ!三澤先生が作曲した曲は、全日本吹奏楽コンクールの課題曲になっていたりもするし、有名人なんです!そんな先生の授業が受けられると知った時は胸アツでした…!

  • 三澤先生

    そうだったんだ…(笑)

プロの音楽家である先生のもとで学べるなんて、改めて貴重な経験だなぁ。

いわゆる音楽大学と
桜美林大学の音楽専修は何が違う?

―― 三澤先生は2022年から桜美林大学にいらっしゃったとのことですが、他の大学と比べて桜美林の芸術文化学群音楽専修の魅力ってどんなところですか?

  • 小川さん

    いわゆる音楽大学では、専攻する分野を決めて、ひたすらに突き詰めていくことがほとんど。一方でこの音楽専修は、学生が興味を持った授業を自由に組み合わせて履修することができます。プロの演奏家を目指す学生は音楽大学に比べるとは必ずしも多くはないのですが、その代わりに音楽を広い視野で捉えることができるんです。

  • 三澤先生

    パイプオルガンの授業は珍しいよね。他にもハンドベルや、箏(こと)の授業もあったり。

―― へぇ〜。本当に幅広いですね!ところでお二人はどうして桜美林大学で音楽を学ぼうと思ったんですか?

  • 田中さん

    私は元々音楽大学志望だったのですが、学費が高いことや、将来性が心配という理由で親から止められていて…。他大学の国際系や社会学の学部なども受験したのですが、やっぱり音楽を諦められなかったんです。だから、受験した中で唯一残しておいた音楽系の進路である、桜美林大学の芸術文化学群に最終的に決めました。

  • 小川さん

    僕も、高校生のときに「自分の好きな音楽を大学でも学びたい」と思い、音楽大学に行く選択肢も考えました。でも、音楽大学のオープンキャンパスに行ってみたら、一つの分野について深く掘り下げるスタイルが自分には合っていないかもと感じて。

     

    それよりも、興味を持ったことを平等に学べる桜美林の芸術文化学群が自分には合っていると思ったんです。将来プロの音楽家を目指すよりも、好きな音楽をもっと学びながら、社会人として世にでるための学びもしていきたいなって。

  • 田中さん

    音楽専修では必修科目に哲学の授業があったりと、他の分野の勉強もできるのがいいよね。

幅広く学べるからこそ、
音楽との豊かな付き合いを生涯続けられる

―― 最後に、芸術文化学群の音楽専修に興味を持っている受験生へメッセージをお願いします!

  • 三澤先生

    プロの演奏家でなくとも、幼い頃から老後まで楽器を続けている人はたくさんいます。大人になってからも趣味で続けたり、親子3世代で演奏したり。そんな場面で、地域に1人でも、演奏についてロジカルに教えてくれる人がいたら、より豊かな音楽のある生活ができると思いませんか?

     

    僕はこの音楽専修からは、そんな人材が生まれていくと思っているんです。音楽に関する幅広い経験があるからこそ、一つの楽器を突き詰めるよりも人に寄り添い、柔軟に人と関わることができるかもしれない。プロを目指さないと大学で音楽を学べないわけじゃないし、必ずしもそれだけがゴールじゃなくていいんだよと伝えたいです。

  • 小川さん

    本当にそうですよね。自分自身でも感じたように「音楽を大学でやりたい=音楽大学に進む」ではないんです。桜美林の音楽専修でなら、音楽を諦めずに、音楽と何かを組み合わせた学びができると思います!

  • 田中さん

    私も同じ!ひとつの楽器に向き合いたいなら音楽大学に入るほうがいいのかもしれないけど、そうじゃなく「音楽のいろいろなことを学びたい」と思うなら、ここではそれが叶えられるはずです!

コンサート前に素敵なお話を聞かせてくれた三澤先生と、先輩お二人、ありがとうございました!
ここで少しだけ、本番の様子もご紹介します。

音響、照明、客席全てが本格的な芸術文化ホールでのコンサートは圧巻でした!