コラム

自分だけの就活アドバイザーから、専用アプリまで。 桜美林大学のキャリア開発センターの親身さがすごかった!

桜美林の学生って
どうやって就活しているの?

大学に入ったあとの「就活」って、何をすればいいんだろう?
インターンや面接、自己分析…いろんな言葉は聞くけれど、よくわからないという方は少なくないと思います。

 

でも、安心してください!桜美林大学には、入学から卒業まで学生の将来設計をしっかりとサポートする、「キャリア開発センター(通称:CADAC)」があるんです!

 

今回は、キャリア開発センターでは何ができるのか、実際に学生はどうやってキャリア開発センターを使っていたのかを、学生と職員にインタビューしてきました。全国の大学でも珍しい制度がいっぱいで、きっと驚くはずですよ。

目次
  • センターの職員は「将来設計の相談相手」
  • 1人の学生に1人の“就活のプロ”がつく、手厚いサポート
  • 桜美林大学だけの就活アプリ「桜就勝」
  • 学生の可能性を広げてあげたい。
    キャリア開発センターのポリシー
  • 内定=ゴールじゃない。
    その後の人生も考えた支援を
  • 不安だらけだった就活。
    相談していくうちに将来が見えた
  • サブスクみたいに、使い倒そう!
    桜美林生流のかしこい就活術

キャリア開発センター(CADAC)ってどんなところ?

入学から卒業まで、学生の将来設計(キャリアデザイン)を支援する機関。卒業後の多様な進路をみすえ、イベントの企画から実施まで行っています。また、専門のキャリアアドバイザーに相談することもでき、納得感の高い進路に出合えるようなサポートも行っています。

【インタビュー対象者の紹介】

 

▼キャリア開発センターを利用した学生(左)氏名 :松尾和香さん
学群 :健康福祉学群
学年 :4年生(※2023年度現在)
内定先:音楽業界のクリエイティブ職

 

▼キャリア開発センターの職員(右)氏名 :田中舞さん
大切にしていること:学生の可能性を最大限に広げたい

センターの職員は「将来設計の相談相手」

――松尾さんはキャリア開発センターをフル活用していたそうですね。

  • 松尾さん

    はい!2年生から内定をもらうまで何度も通って、田中さんにもたくさん話を聞いてもらいました。

――田中さんと松尾さんはどういう関係性なのでしょう?とても仲が良さそうですよね。

  • 田中さん

    私はキャリア開発センターの職員で、松尾さんのように就活や進路に悩む学生をサポートしている、言ってみれば「将来設計の相談相手」ですね。

     

    キャリア開発センターは入学直後から使えて、平日の9時から17時までなら予約なしでいつでも来られる場所。松尾さんはおしゃべりをしによく来てたよね(笑)

  • 松尾さん

    はい!時間に縛りがないから、おしゃべりしすぎてお昼ご飯を食べ忘れることもありました(笑)

――え!キャリア開発センターってそんなにカジュアルに行っていいところなんですか!?

  • 田中さん

    気軽に来ていただいて大丈夫ですよ!何気ない雑談から、将来につながる気づきが得られることもありますから。

キャリア開発センターの様子。松尾さんはここを自己分析や業界研究、気晴らしの雑談などの場として使い倒していたそう。

1人の学生に1人の“就活のプロ”がつく、手厚いサポート

――学生のキャリア支援に取り組む機関は各大学にあると思いますが、桜美林大学のキャリア開発センターの特徴はなんでしょう?

  • 田中さん

    ひとつめは、1人の学生に1人の“就活のプロ”がついて進路のアドバイスをする「キャリアアドバイザー制度」ですね。

     

    学生は一人ひとり、進路や目標、就活の仕方、もちろん性格も違いますよね。そこで、私たち職員の他にキャリアコンサルタントなどの資格を持った“就活のプロ”がいて、学生と1対1で話し合い、何を重視してどのような就活をしたいのかを丁寧に引き出していく。

     

    手厚いサポートが出来るのが「キャリアアドバイザー制度」の魅力です。

――1人の学生に1人の専門家がつくなんて、聞いたことがないです!

  • 田中さん

    そうですね。全国の大学を見渡しても、珍しい制度だと思います。

     

    「キャリアアドバイザー制度」は予約制で、3年生の秋から卒業まで何度でも使うことができます。学生と専門家がペアになって就活をするので、自己分析からエントリーシート、面接対策まで、就活のすべてを見守れるのがメリットですね。

  • 松尾さん

    私も「キャリアアドバイザー制度」を使っていました。「前回よりも成長したね」と褒めてくれたり、「前回指摘したところが直ってないよ」と怒られることがあったり。ちゃんと見てくれてるんだなって、安心感があるんですよね。

――へ〜!頼もしいですね。

  • 松尾さん

    やっぱり“就活のプロ”だから、アドバイスが的確なんです。それに、1人の方がずっと話を聞いてくれるから、私の性格や気持ちを汲んだうえで、「こうしたら?」とアドバイスをくれるのもうれしかったです。

     

    面接で何を言おうか悩んでいたときは、何気ない会話から新しい気づきを導き出してくれたりと、心強い存在でした。

桜美林大学だけの就活アプリ「桜就勝」

――他にキャリア開発センターの特徴はありますか?

  • 田中さん

    ふたつめは、桜美林大学の学生のための就活アプリ「桜就勝」。大学の公式アプリは多いけど、就活を専門としたアプリは珍しいと思います。

    「桜就勝」では学内外の就活イベントやインターシップ情報や求人票が見れたり、「キャリアアドバイザー制度」の面談予約もできます。

  • 松尾さん

    「桜就勝」には本当に助けられました!電車の中とか暇な時間にサクッと見れて便利なんですよ。

「桜就勝」の画面。

  • 田中さん

    桜美林大学は留学している学生も多いので、海外からでも就活の情報をチェックできると好評です。

     

    「桜美林生のためのしつもん部屋」も用意していて、キャリア開発センターにわざわざ来なくても、アプリ上で職員に質問することができます。匿名でも大丈夫です。

――便利ですね!松尾さんは「桜就勝」をどうやって使っていたんですか?

  • 松尾さん

    筆記試験対策に使っていました。「筆記試験対策 さくドリル」という機能では、SPIなどの定番の試験だけじゃなくて、聞いたことがないような試験の対策もできるんですよ!

     

    わざわざ問題集を買わなくて済むし、「桜就勝」なら無料ですし。就活をがんばっている学生はほとんど使っていると思います。

――「キャリアアドバイザー制度」に「桜就勝」。いたれり尽くせりですね。

  • 松尾さん

    他大学の友だちの親にも「桜美林大学の就活サポートって、こんなに親身になってくれるんだね!」って驚かれました!

学生の可能性を広げてあげたい。
キャリア開発センターのポリシー

――田中さんはどういう思いで学生のサポートをしているんですか?

  • 田中さん

    それぞれの学生の可能性を、最大限広げてあげたいという思いがあるんです。

     

    ほとんどの学生にとって、就活は未知の世界。1人でがんばるのは大変なので、その方がどんな性格で、今までどんな経験をしてきたのか、その上で何を目指して、どうやって就活をしていきたいのかを少しずつ引き出しながら、親身にサポートをするようにしています。

  • 松尾さん

    私も田中さんにたくさん気づきをもらいました。

  • 田中さん

    やっぱり、本人が納得できる選択肢を選んで欲しいですからね。学生の思いを尊重しながらも、学生が知らないことはあますことなく教えて、間違っている部分はしっかりと正す。「大手企業はすべていい会社だ」というような、偏った意見を押し付けるようなことはしません。

  • 松尾さん

    本当にそうでした。正直、大学の外の就活サービスを使ったこともあったんですけど、キャリア開発センターほど親身にはなってくれなくて。

――そんなに自分の将来を考えてくれている人が身近にいるなんて、しあわせなことですね。

内定=ゴールじゃない。
その後の人生も考えた支援を

  • 田中さん

    でも、身近にいて気軽に相談できるからこそ、学生も甘えが出てきてしまうこともあるんです。

――甘えですか?

  • 田中さん

    はい。たとえばエントリーシートであれば、いつも指摘している部分が直っていなかったり、志望動機を自分で考えることをやめて、私たちに答えを求めに来てしまったり。

     

    確かに、私たちが答えを教えれば、早く就活が終わりますし、桜美林大学としても就職率が上がります。だけど、それでは学生のためにはなりませんよね。

     

    社会に出たら注意される機会は減ってしまうでしょうし、本人にとってはきつい言葉だろうなと思っていても、しっかりと注意しています。キャリア開発センターも教育機関の一部ですから。

――内定がゴールじゃない。その先の人生も見ているんですね。

  • 田中さん

    そうですね。松尾さんも何回か注意したことがあったよね。

  • 松尾さん

    はい、ちゃんと怒られました…。だから、その分とても成長しました!

    私は、就活がこれまでの人生の中で一番成長したイベントだったと思っていて。自己分析も最初は就活のためにやっていたけど、途中から自分のためにやろうと決めて、内定をもらった今でも自己分析は続けています。

  • 田中さん

    そうなの!?

  • 松尾さん

    はい(照)だから、内定がゴールじゃないって実感してます。就活は成長するための通過点だなって。

  • 田中さん

    そうだね。ここからがスタートだもんね。

不安だらけだった就活。
相談していくうちに将来が見えた

――そもそも松尾さんはどうしてキャリア開発センターを利用しようと思ったんですか?

  • 松尾さん

    就活に対して、ずっと漠然とした不安があったんです。しかも近年、どんどん就活が早期化しているし、早めに動いておきたいなと思って、2年生のときに初めてキャリア開発センターに行きました。

――その時から行きたい業界や職種は決まっていたんですか?

  • 松尾さん

    いやいや、ぜんぜん!最初は何も考えてなくて、好きなことを仕事にしたいと思っていたから、何となく「美容系がいいかな〜」と思っていたんです。

     

    だけど、キャリア開発センターの人と話すなかで「一番好きなことを仕事にしたら、息抜きできることがなくなってしまうんじゃないか?」って思い始めて。

――アドバイスをもらって気づいたんですね。

  • 松尾さん

    そうです。それで帰りの電車で、「そういえば、美容よりもずっと前から身近にあったのって音楽だな」って閃いて。

     

    自分が音楽業界で働いているイメージがどんどん浮かんできたから、「これだ!」と思って、すぐにキャリア開発センターに報告に行きました(笑)

――キャリア開発センターのみなさんはどんなリアクションでした?

  • 松尾さん

    いいね!って言ってくれましたね。

     

    実は音楽業界にたどり着く前、ゲーム業界もいいなと思っていたんです。エントリーシートの添削や模擬面接もしてもらっていたんですけど、書きたいことが思いつかないし、選考も通らないし、どうしよう…と焦っていたときがあって。

  • 田中さん

    あの時は悩んでたね。だから「就活のことは一旦置いといて、おしゃべりしにおいでよ」って伝えたんだよね。

  • 松尾さん

    そうですね。本当におしゃべりだけしに来てました。そのなかでいろいろなヒントをもらえたおかげで、音楽業界に進みたいと思えたんです。

――そもそもおしゃべりをしに行ける関係性がステキですよね。ちなみに音楽業界のどういう職種に就くんですか?

  • 松尾さん

    クリエイティブ職です。健康福祉学群で学んだことはクリエイティブ職とは遠い分野なので不安だったんですけど、キャリア開発センターのみなさんのサポートのおかげで内定をもらえました。本当に1人では無理だったと思います。

サブスクみたいに、使い倒そう!
桜美林生流のかしこい就活術

――キャリア開発センターを上手に使いこなした松尾さんから、これから桜美林大学に入学する人や後輩へ、キャリア開発センターのかしこい使い方を教えてください。

  • 松尾さん

    私はモチベーションを上げるために行ってました。就活ってやることも考えることも多いから、「嫌だな」とか「めんどくさいな」と思っちゃうんです。

     

    キャリア開発センターは私にとって、“就活部屋”みたいな空間で、がんばるスイッチが入るスペースでした。落ち込んだときには絶対に励ましてくれますし(笑)

  • 田中さん

    松尾さんは、本当にがんばっていたと思うよ。就活を通して自分と向き合い続けると、自分で自分の興味や価値観を深掘りできるから、最終的には強い思いを持って就活ができるんですよね。

――キャリア開発センターの職員さんとキャリアアドバイザーは、どちらにも相談できますよね。松尾さんはどうやって使い分けてたんですか?

  • 松尾さん

    キャリア開発センターは予約なしでいつでもいけるので、空き時間を見つけてサクッと寄ったり、気軽に使ってました。

    「キャリアアドバイザー制度」は予約制なので「その時間を有効活用しよう!」と意気込んで相談にのぞんでましたね。

  • 田中さん

    キャリア開発センターは職員が数人いるので、たとえば同じ企業のエントリーシートを添削する場合、意見が偏らないように何人かでチェックすることもできますよ。

キャリア開発センターでは職員が模擬面接を行うことも。

  • 松尾さん

    サポートがキャリアアドバイザーだけじゃないっていうのが、本当に心強かったです。二人三脚どころか、5人、6人くらいの方たちから意見がもらえるんですから。キャリア開発センターは心の支えでしたね。

  • 田中さん

    キャリア開発センターは使わないと損だよね。

  • 松尾さん

    そうです!キャリア開発センターでよく「大学はサブスクだから、使えるサービスは使い倒さないとね!」って話していました(笑)

――松尾さんにとって、キャリア開発センターはどういう存在ですか?

  • 松尾さん

    先輩みたいな存在がいる場所です。就活とは全然関係のないおしゃべりをしてくれたり、励ましてくれたり、怒ってくれたり。おかげでとても成長できました。

     

    みんな就活のためにキャリア開発センターに来ると思うんですけど、それだけじゃなくて、自分を成長させるために使ってほしいなと思います。それができる環境が桜美林大学にはあるんだよって、受験生のみんなに伝えたいですね。

終始わきあいあいとした雰囲気で、「あの時はがんばったね〜」と語るふたりからは、確かな信頼関係が感じられました。

 

就活は、不安がいっぱいで1人で乗り越えるのは至難のわざ。

キャリア開発センターには、頼りがいのある職員やキャリアアドバイザーがたくさんいます。松尾さんのように、桜美林大学でキャリア開発センターをかしこく使えば、後悔のない進路がきっと見つかるはずですよ!