コラム

パイロットを目指して空を追いかける!鳥人間コンテストに参加した先輩の夢(航空・マネジメント学群 真島大輝さん)

UPDATE 2025.3.3

「航空のスペシャリスト」になるための学びの場

桜美林大学の航空・マネジメント学群(2025年4月より「航空学群(College of Aviation)」に名称変更)は、「航空管制」、航空機や部品の品質・技術管理など広く航空に携わる「航空機管理」、民営化する各地の空港の運営・経営に携わる「空港マネジメント」、「パイロット」という4つの「学び」を柱に、「航空のスペシャリスト」を育成します。

 

そんな航空・マネジメント学群3年生の真島大輝さんは、幼い頃からの航空業界への憧れを胸に桜美林大学を選んだそう。2024年に鳥人間サークル「J. F. Oberlin Aircraft team Ciel」(以下、Ciel)が初出場を果たした鳥人間コンテストでは、パイロットの大役も務めました。

 

真島さんの大学生活を振り返りながら、航空・マネジメント学群での学びをのぞいてみましょう!

目次
  • PROFILE
  • 一度は自分で空を飛んでみたい!
  • 「やっぱりパイロットになりたい!」シアトル留学で再認識
  • 入試は早めの情報収集が大事
  • 航空業界に特化した環境が、空への夢を広げてくれる

プロフィール

真島大輝さん

【学群】航空・マネジメント学群
【コース】航空機管理コース
【学年】2年生(※2024年度現在)
【所属】J. F. Oberlin Aircraft team Ciel(鳥人間コンテスト参加団体)

一度は自分で空を飛んでみたい!

――真島さんが桜美林大学の航空・マネジメント学群を選んだきっかけはなんだったのでしょう?

 

真島さん 小さい頃から家族で海外旅行をするのが恒例行事で、そのたびに空港や飛行機にワクワクしていたんです。

 

本当は、同じ航空・マネジメント学群でも、パイロットを養成するフライト・オペレーション(パイロット養成)コースを目指していたんですが、総合型選抜で落ちてしまって……。一般選抜を受験をして、航空機管理コースに合格しました。

 

――そうだったんですね。航空機管理コースでは今どんなことを学んでいるんでしょうか?

 

真島さん 飛行機やエンジンの仕組みといった航空力学や、飛行機の運行に関するマネジメントなどを学んでいます。一般の大学だったら工学部が近いのかもしれないですが、その中でも飛行機に特化しているのが航空機管理コースの特徴ですね。

 

――なるほど!航空業界や飛行機が好きな人にとっては恵まれた環境ですね。しかも、鳥人間サークル「Ciel」もありますし。

 

真島さん そうですね。多摩アカデミーヒルズの旧キャンパスで開催されたオープンキャンパスに伺ったんですが、「Ciel」の先輩たちが制作している姿を見て、憧れるようになったんです。

 

――鳥人間コンテストの滑空機部門に2024年に初出場して、記憶に残る新チームに贈られる「THE FRESH BIRDMAN賞」を受賞したという!しかも真島さんはそのときのパイロットなんですよね!

 

真島さん はい。実は、「Ciel」の存在が大学受験の時のモチベーションになっていたんです。鳥人間コンテストは昔から知っていて、YouTubeで過去の動画を観て「すごいなぁ」と思っていて。桜美林大学にはこのコンテストに本気で取り組んでいるサークルがあるんだと知り、入学して絶対に「Ciel」の一員になりたいと思うようになりました。

「Ciel」のメンバーたち

――じゃあ、「Ciel」があったからこそ真島さんの今があるんですね。しかもパイロットとしてチームに貢献していて。目標を実現したんですね!

 

真島さん やっぱり人生で一度は自分で空を飛んでみたいと思っていました。本番でプラットフォーム(飛び立つための台)に立った時はすごく緊張しましたが、応援席を見下ろしたら、みんなが応援してくれている姿が見えたのが嬉しかったですね。

鳥人間コンテストの会場となる琵琶湖の水上には、高さ約10mものプラットフォームが出現!

チームメンバーのみんなで機体を運ぶ様子

真島さん 実際のフライトは、意外かもしれませんが優雅な気持ちで飛行を楽しむことができました。旅客機に乗ったときと似ていて、スピードは出ているはずなのにまるで止まっているみたいに静かな感じがありましたね。

真島さんを乗せて飛ぶ機体

――結果は飛行距離258.22メートル。「Ciel」が出場した滑空機部門では7位という好成績だったそうですね。

 

真島さん はい!目標の飛距離を達成できて、いい結果に貢献できたのは嬉しかったです。

「やっぱりパイロットになりたい!」シアトル留学で再認識

――今後の進路はどう考えているんですか?

 

真島さん 航空業界には、パイロットや客室乗務員、グランドスタッフなど表に見えている職種から、管制官や整備士などの陰で大事な任務をしている職業までたくさんあります。でもやっぱり、僕はパイロットになりたいと思ったんです。

 

――それは「Ciel」での活動が影響しているんですか?

 

真島さん それもあるし、大学のプログラムでアメリカ・シアトルでの海外研修をしたことも大きいです。現地で教官が「空は自由だから、誰でも飛行機を操縦することが可能なんだ」と言ってくれたことが印象に残っていて。それから、より「自分もパイロットになるんだ!」という気持ちが強くなりました。

 

――それは素敵な経験ですね。

 

真島さん はい。だから、大学を卒業したらアメリカの大学に行って、航空機操縦学を学びたいと思っています!

入試は早めの情報収集が大事

――今では充実した大学生活を過ごしている真島さんですが、大学受験を振り返って、高校生のみなさんにアドバイスなどはありますか?

 

真島さん 航空業界では英語が必須なので、学校推薦型選抜を受ける場合は特にTOEICや英検に力を入れておくのがおすすめです。僕も頑張ってはみたのですが、TOEICの目標点数にあと少しのところで及ばず、英検も準一級を目指していたのですがなかなか難しくて……。

 

もっと早くから桜美林大学の航空・マネジメント学群の存在を知っておけば、推薦で入学できるように高校3年生になるまでにもっといい成績をとる努力ができて、苦労せずに済んだかなって。

 

――やっぱり英語力は大事なんですね。

 

真島さん はい。一般選抜では僕は3科目型を受験して、国語と数学の試験もあったので、受験勉強はその二科目も対策しました。何はともあれ、入りたい大学の入試方法を早めに知っておく方が、準備もできるしモチベーションは高まりますよね。

航空業界に特化した環境が、空への夢を広げてくれる

――それでは最後に、桜美林大学の航空・マネジメント学群の魅力について教えてください!

 

真島さん ここは航空業界だけに特化した学群なので、将来その分野で働きたいと思っている人にとっては本当に充実した環境だと思います!

 

先生たちも航空業界で働いていたキャリアを持つ方が多く、現場での具体的な経験や、プロフェッショナルなお話を伺えるのも魅力ですね。航空業界に憧れがある人にとっては、航空・マネジメント学群は自分の「好き」をより詳しく学べる場所。ぜひそんな学びを求めている方に入学してほしいですね!

鳥人間コンテスト出場時にもらった寄せ書きのTシャツと一緒に