コラム

桜美林で学び、航空管制官への登竜門を突破! 夢を叶えた航空管制コースの先輩に話を聞きました。

桜美林大学には、航空・マネジメント学群という将来航空業界で働きたい人たちのための学群があります。

設置されているコースは「フライト・オペレーションコース」「航空管制コース」「整備管理コース(※2024年度より航空機管理コースに名称変更。)」「空港マネジメントコース」の4つ。そして、「航空管制コース」の1期生が今年、航空管制官採用試験に挑戦し、2024年春から航空管制官としてのキャリアをスタートをさせます。

 

今回は、試験に合格した3名の先輩にインタビュー!学生生活や試験のことを振り返ってもらいました!

目次
  • インタビューの前に、航空・マネジメント学群の他の先輩の就職についてもご紹介!
  • 難関である“航空管制官”の試験に合格した3人の先輩による、ぶっちゃけ就活トーク!
  • 充実した施設・設備
  • 同じ夢を持つ仲間がいるから、頑張れた!
  • 航空管制官として、こんなふうに活躍したい!

インタビューの前に、航空・マネジメント学群の他の先輩の就職についてもご紹介!

今回取り上げさせてもらった管制官の試験に受かった先輩たち以外にも、来年の4月からたくさんの先輩たちが航空関係で活躍する予定です!一部にはなりますが、みなさんがどんな就職先についたのかご紹介します。

氏名  : 恒吉 和哉
学群  : 航空・マネジメント学群4年
出身高校: 鹿児島県 鹿児島第一高等学校出身
内定先 : 全日本空輸株式会社 グローバルスタッフ職 技術(整備)

 

大学4年間で大きく成長した英語力が、就職活動の際に企業からも高く評価してもらえました。入学直後の1年間は英語漬けで大変でしたが、思い返せばあの時期に、将来に活きる英語力の基盤を築けたのだと思います。

氏名  : 佐野 太一
学群  : 航空・マネジメント学群4年
出身高校: 東京都立成瀬高等学校出身
内定先 : 中部国際空港株式会社

 

航空管制コースに所属しながら他コースの授業を受講したり、気象サークルに参加したりと、積極的に学び、活動してきました。先生との距離が近くて学びやすい学習環境が、多様な知識の習得につながりました。

氏名  : 引地 美結
学群  : 航空・マネジ​​メント学群4年
出身高校: 千葉県立薬園台高等学校出身
内定先 : 日本航空株式会社 業務企画職(エアラインエンジニアコース)

 

日々の授業だけでなく、3年次のインターンシップも航空業界への理解を深める重要な機会でした。数多くのインターンシップに参加し、企業の取り組みや業務について学んだことが、目標の実現に役立ちました。

氏名  : 黒瀬 大幸
学群  : 航空・マネジ​​メント学群4年
出身高校: 東京都 駒込高等学校出身
内定先 : NEC航空宇宙システム

 

高校で打ち込んでいたITへの興味が、シアトルへの海外研修をきっかけに再燃。そんな私の想いに、多くの先生が親身に応えてくれました。急な進路変更にも関わらず航空に関わるITエンジニアという希望が叶ったのは、学群の後押しのおかげです。

氏名  : 秋山 虹華
学群  : 航空・マネジ​​メント学群4年
出身高校: 茨城県 土浦日本大学中等教育学校出身
内定先 : 日本航空株式会社 業務企画職(オペレーションコース)

 

就職活動でなかなか結果が出ずに苦しんでいた時期も、学群の先生や友人の支えがあったから諦めずに頑張ることができました。卒業後は、人とのつながりを大切に、安全で確実な運航を支えていきたいと思います。

氏名  : 杭 泰文
学群  : 航空・マネジ​​メント学群4年
出身高校: 福岡県飯塚高等学校
内定先 : Peach Aviation 株式会社 航空機整備技術職

 

航空業界で長く活躍してきた先生方が指導してくれるので、実践的な知識を身につけることができました。2年次の海外研修では、海外の航空文化に触れる貴重な機会となりました。入社後も自信をもって仕事をスタートできそうです。

難関である“航空管制官”の試験に合格した3人の先輩による、ぶっちゃけ就活トーク!

今回お話を聞いた先輩方

Aさん

Sさん

Mさん

※そもそも航空管制官ってなに?

 

航空機が安全に飛行できるよう、空港の管制塔やレーダー管制室などで状況を確認し、レーダーや無線電話などを使ってパイロットに離陸・着陸の指示や安全な間隔を保てるように誘導をする仕事。

――そもそも、どうして航空管制官を目指すようになったのでしょうか??

  • Mさん

    きっかけは小学校の時に見た『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部』というドラマ。航空管制官が上空の人たちの命を守る姿がとてもかっこよくて、ずっと憧れてきました。

  • Sさん

    私も同じ!そこから航空管制官について調べてみたら、大学や短大、専門学校を卒業した後に国家公務員の試験を受けなければならないということがわかって、「なんだか難しそうだな。」って、一度は諦めてしまったんです。

――どうして再び航空管制官を目指そうと思ったんですか?

  • Sさん

    大学受験のとき、桜美林大学のオープンキャンパスで航空・マネジメント学群の「航空管制コース」が新設されたのを偶然知ったことがきっかけです。ここだったら、自分と同じ夢を持った人と一緒にがんばれるかもしれないと思って。

  • Aさん

    私は小さい頃から航空系の仕事に憧れがあったんですけど、いずれは結婚や子育てもしたいなとも思っていて。

     

    その点航空管制官なら、公務員だからこその安定も得られると考えて、目指すようになりました。

――航空管制官になるための勉強ができる学校は他にもあると思いますが、桜美林大学に入学を決めた理由は?

  • Aさん

    桜美林大学の航空・マネジメント学群には、すごい経験を持った先生が集まっているんです!元パイロットや元航空管制官、空港長を務めてきた方もいます。そういった、現場で長く経験を積んできた方から学べるのは桜美林大学だけだと思い、入学を決めました。

  • Sさん

    じつは航空管制官って、なかなか情報が出回っていない職業なんですよね。なりたいと思っても、どうしたらいいのか分からない人は多いんじゃないかな。

     

    でも、桜美林大学には航空業界の情報がたくさん集まっているから、ただ試験に合格するための学びではなくて、現場で活躍するための学びが得られると思いました。

充実した施設・設備

――航空・マネジメント学群で、特に役に立ったことはありますか?

  • Sさん

    ATC(航空交通管制)シミュレーターや、航空機のコックピットを再現したFTD(飛行訓練装置)、整備学習用APT(操作手順訓練装置)など、設備が充実していることです!

     

    航空管制のシミュレーションはもちろん、航空操縦の訓練や整備管理業務についても、現場に近い形で学ぶことができるんです。

ATC(航空交通管制)シミュレーターを使った授業の様子。

  • Sさん

    正直、コックピットの知識は航空管制官には直接関係はありません。でも、実際の現場ではパイロットとコミュニケーションをとる必要があるので、パイロットがどんな景色を見ているのかを知っていることは大事です。

    自分の専門分野を深めるだけでなく、航空関係の知識を幅広く身につけられるのは桜美林大学ならではの魅力だと思います!

  • Aさん

    航空管制官採用試験に合格することはもちろん、現場でしっかり活躍できる航空管制官を目指せるということですね。現場のことや航空系の知識を幅広く知っていることは自信にもつながると思います。

  • Aさん

    それから、キャリア開発センターにいるキャリアアドバイザーさん(※)の存在はとても頼りになりました!面接シートに、志望動機や学生の時に力をいれたこと、関心のある時事問題について記入していくんですが、採用担当者の方に伝わる書き方をいろいろと教えてもらえました。

  • Sさん

    たしかに!模擬面接も何度もしてくれて、面接らしい振る舞い方や伝わる話し方もしっかり身につけられました。

  • Mさん

    プロから客観的な意見をもらえるのは、本当にありがたかったですね!

キャリア開発センター(CADAC)

桜美林大学のキャリア開発センター(CADAC)では、キャリアアドバイザーが一人ひとりの学生の進路支援を行っています。面接対策などの具体的な相談はもちろん、「自分に合う仕事が分からない」といった相談にも親身に乗ってくれます。

多摩キャンパスでは、航空業界のプロによる面談も行われています。

同じ夢を持つ仲間がいるから、頑張れた!

――航空管制官採用試験に向けた勉強中、どんなふうにリフレッシュしていたのか教えてください!

  • Mさん

    私のリフレッシュ方法は、キャンパスの近くにあるラーメン屋さんでいろいろな人と交流すること!勉強を頑張った日の夜は、友達と出かけて、仲良くなったお客さんとくだらない話をして盛り上がって、「また明日から頑張ろう!」と気分を高めていました。

  • Sさん

    やっぱり、メリハリをつけるのって大事ですね。私は家では勉強しないと決めていて。大学の図書室などを毎日利用して、勉強に集中していました。その分、帰ったら思う存分リラックスして過ごすようにしてましたね!

  • Aさん

    私はよく、この多摩アカデミーヒルズにある「オープンラボ」という共有スペースで勉強していたけど、同期や先生との交流がちょっとした息抜きになることもありました。

  • Sさん

    大学には同じ夢を持った仲間がたくさんいるから、それだけでモチベーションも高められましたね。

  • Mさん

    そうだね!試験本番でも、一次試験は周りに同じ学群の友だちがたくさんいて、心細さを感じなかったです。

――合格発表の時は、どんな気持ちでしたか?

  • Mさん

    合格発表の日はバイト中で、ずっとソワソワしてました。バイトが終わって合格通知を見て、先生や両親にすぐに報告しました!

  • Sさん

    私は実技試験で手こずってしまった記憶があったので、合格の通知が来たときは、泣くほど嬉しかった!親も喜んでくれて、ひと安心という感じ。

  • Aさん

    私も泣いたなぁ!「もしダメだったら、来年再チャレンジしよう」て思えるくらい航空管制官になりたい気持ちが強かったから、一発で合格できて本当に嬉しかった。

航空管制官として、こんなふうに活躍したい!

――航空管制官になってから叶えたいこと、チャレンジしたいことを教えてください!

  • Sさん

    規模の大きい仕事ができるようになりたいです!全国に4箇所だけ、ACC(航空交通管制部)というそのエリアの航空管制を担う部署があって、そこに所属できるのはより専門的な知識を持った航空管制官だけ。

    せっかく航空管制官の夢が叶いそうなので、目指していきたいと思っています!

  • Aさん

    まだ「これ!」と言える夢や目標はないのですが、仕事をしていくなかで周りの人に「一緒に働けてよかった!」と思ってもらえるような人になりたいですね。技術的なところだけじゃなくて、人間としても成長していきたいです。

  • Mさん

    試験に合格した時、親戚から「人の心を動かせるような航空管制官になってね」という言葉をもらったんです。その言葉のように、ただ仕事をこなすというよりも、人に信頼されるような仕事ができたらと思います。

     

    それから、私は自分のキャリアを航空管制官で終わらせたくないなとも思っています。航空関係に限らず、いろんな仕事や資格に挑戦して、自分の幅を広げていくことが目標です!

――最後に、これから航空管制官を目指す後輩たちにメッセージをどうぞ!

  • Aさん

    経験豊富な先生、質の良い情報、人脈がたくさんあるのが桜美林大学の一番の魅力!同期も航空系のさまざまな現場で働くので、就職してからもそのつながりがあることを心強く感じます。

    「航空系で働きたいけど、どんな仕事が合っているか分からない!」という人こそ、桜美林でやりたいことを見つけてみてほしいです!

  • Mさん

    2年生の時に、シアトル海外研修プログラムがありました。ATC(航空交通管制)シミュレーターを使って英語でロールプレイングをしたり、日本以外の航空系の仕事をする人と知り合える、とても貴重な機会でした。

     

    そんなふうに、桜美林大学だからこそ得られる経験がたくさんあります。ぜひ航空・マネジメント学群で思う存分学んでほしいです!

  • Sさん

    アドバイスするとしたら、英語力を鍛えておくことでしょうか。航空管制官は基本的に英語で仕事をするから、という理由もありますが、言語に強いというだけで、キャッチできる情報の幅もぐっと広がると思うんです。早めに言語の勉強を頑張ってみてほしいです!

先輩方のインタビューはいかがでしたか?みなさん、桜美林大学にしかない設備や機会を存分に使いこなして、のびのびと学びを深めることができたみたいですね。

 

「航空管制官になりたい」という思いを持った方にとって、桜美林大学の航空・マネジメント学群でしか得られない学びがあるはず。この環境でなら、「難しいかも…?」と思った夢も、叶えることができるかもしれません。