コラム
桜美林⼤学の総合型選抜ってなに? どんな⼈に合っているの?わかりやすく解説!
UPDATE 2024.2.13
「名前は知っているけど、イマイチよくわからない…」を解決!
こちらの記事では、桜美林大学の入試方式の1つである「総合型選抜」について解説。桜美林大学の「総合型選抜」には、実は5種類もの方式があります。今回は、そもそも「総合型選抜」とはなんなのか?といったギモンから、各方式の違いや特長、どんな受験生に合っているのかまで、ご紹介していきます!
こちらの記事では、桜美林大学の入試方式の1つである「総合型選抜」について解説。桜美林大学の「総合型選抜」には、実は5種類もの方式があります。今回は、そもそも「総合型選抜」とはなんなのか?といったギモンから、各方式の違いや特長、どんな受験生に合っているのかまで、ご紹介していきます!
オープンキャンパスでもスタッフとして参加しているそうなので、これからお目にかかる機会があるかもしれません!
こんにちは!桜美林大学の入試のことならなんでも聞いてくださいね!
総合型選抜についてご紹介する前に、ちょっとだけ桜美林大学についてもご紹介。現在、桜美林大学には個性豊かな7つの学群があります。気になる学群があったらチェック!
リベラルアーツ学群
グローバル・コミュニケーション学群
ビジネスマネジメント学群
健康福祉学群
芸術文化学群
航空・マネジメント学群
教育探究科学群
キャンパスは東京都内に4つ、神奈川県に1つ。それぞれのキャンパスに各学群の学生が在籍しているので、キャンパスのカラーもさまざま。ぜひチェックしてみてくださいね!
そもそも、総合型選抜とはどのような選抜なのでしょうか。総合型選抜とは「受験生の学ぶ力を総合的に評価・判断する選抜方式」のこと。以前はAO入試という名前で広く知られていました。大学の求める人物像(アドミッションポリシー)により近い人に入学してもらうために、ペーパーテストの得点だけなく、知識・技能、思考力・判断力・表現力、学びへの意欲や人間性など、学生を多面的に評価していきます。そのため、試験内容には面接や論文などが含まれ、一般選抜とは異なる対策が必要なのです。
各大学のアドミッションポリシーにマッチする学生を選抜する入試方式である総合型選抜。ここで、桜美林大学のアドミッションポリシーを改めて見てみると、このような内容でした!
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自らが学修を希望する専門領域にとどまることなく幅広い視野で隣接した学問分野に興味関心が持てる学生等であることを期待します。また、主体的に学び、経験を積む姿勢、国や地域を越えて異なる価値観を持つ人たちとコミュニケーションができる力を持つ学生等を国や地域を問わず幅広く求めます。
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なんだか難しそうですね・・・。そこで、加藤さんにポイントを教えてもらいました!
「桜美林大学の総合型選抜の特徴は、”その人自身を見る”というところ。その学生が、その人らしく学ぶために、どんなことをこれまでやってきたのか。それを判断するために、書類審査や面接を通じて、主体性や、協調性、自分らしさ、失敗を乗り越える力などを見極めているんです。」
桜美林大学の総合型選抜のもう一つの特徴は、選抜方式が5種類に分かれていること。
「総合評価方式」「基礎学力方式」「探究入試(Spiral)」「グローバル人材育成奨学生選抜」「特別」の5方式を取り入れており、より多くの学生にエントリーのチャンスがあるようです。では、簡単に5つの方式について説明していきます!
そして上記の5つの方式のうち、とくに高校生の皆さんに知っていただきたいのが「総合評価方式」「基礎学力方式」「探究入試(Spiral)」の3つの方式。今回は、この3つの方式についてより詳しくご紹介していきます!
ここからは、入学部の加藤さんにお話を聞きながら、「総合評価方式」「基礎学力方式」「探究入試(Spiral)」の3つの方式についてより詳しく紹介していきます。入試方法だけでなく、それぞれの方式に合う学生についても教えてもらいました!「エントリーしたいけど、どれがいいのかわからない!」という方、要チェックです!
総合評価方式では、学生のどんなところを見ているのですか?
試験内容は書類審査と面接。それに加えて、学群によっては課題図書もあります。学生の皆さんが高校時代に得た、ユニークな体験や活動を通じて、そこから何を学び、その学びを桜美林大学でどう活かしていくのか。そこをしっかりアピールできているかどうかを見ています。
ユニークな体験や活動が自分にあるか不安な学生もいると思うのですが…どんなものでもいいのですか?
はい!部活動や課外活動、地元のプロジェクトなどでもよいですね。活動の規模は関係なくて、大切なのはそういった活動から“自分はこういう人です”と、その人らしい強みをアピールできること。さまざまな側面から、この学生が桜美林大学に本当にマッチしているかどうかを判断しています。
総合評価方式は、どんな学生におすすめの方式ですか?
やはり、自分が高校時代に“これ”といえる経験・活動をしてきた人です。自分らしさ、自分の個性を存分にアピールしたい人にはおすすめです。
ちなみに、面接はどんな風に行われるのでしょうか?
面接は、出願書類に記載されている内容の確認の他に、課題図書の内容についても質問をします。また、面接の実施方法を対面・オンラインのいずれかから選択できます。学群によって審査の内容が異なるので、必ず入試ガイドや募集要項で詳細を確認してください!
この方式にエントリーする学生にアドバイスをお願いします!
“自分らしさ”を、まるごとぶつけてほしいと思います!書類審査でも、その人にしか語れない言葉や表現で一生懸命伝えてくれるものを評価しています。なぜ自分は、桜美林大学でなければいけないのか、そういった点をしっかり考えながら、エントリーしてほしいです。
基礎学力方式は、一般選抜にも近いように感じます。どんな選抜方式なんですか?
いまの高校生の中には、コロナ禍で思うように自分なりの活動ができなかった人も多くいます。そんな中でも、学校での勉強に力を注ぎ、頑張ってきた学生を評価したい。そういった思いから生まれた選抜方式になります。
試験はどのような内容なんですか?
筆記試験と、10分間の面接(芸術文化学群は15分)の審査です。筆記試験は、英語・国語・数学のうち学群指定の2科目。すべて高校2年生までの学習範囲から出題します。面接では、桜美林大学への志望理由を中心に、出願書類に書かれている内容について話を聞いていきます。筆記試験の結果だけでなく、面接を通じて受験生を多面的に評価をする点がポイントです!
試験と面接の両側面から学生を選抜していくのですね!
こちらの選抜方式は、どんな学生に合っていると思いますか?
これまで勉強を頑張って培ってきた基礎学力を活かして入試に挑戦し、桜美林大学で学びたいと思ってくれていればどんな人も合っていると思います!
確かにそうですね!そんな中で、とくに評価される学生ってどんな人なのでしょうか。
基礎学力方式では、英語外部検定のスコアをみなし点として活用できる点にも注目です!例えば英検準2級の場合は70点の得点換算となり、入試当日の英語試験の受験も任意となります。英語学習に注力した過程を評価する制度です。
なるほど。これから対策を始めることもできそうですね。
そうですね。それから、もし仮に結果が悪くても、基礎学力方式の対策が一般選抜の対策にも繋がる点は、この方式を受験するメリットかもしれません!
では3つ目の「探究入試(Spiral)」についても教えてください!
高校時代行った探究学習・探究活動において、課題設定、情報収集、整理分析、まとめ・発表の過程や成果を評価する入試になります。
試験内容は書類と面接がありますね。総合評価方式とはどう違うのでしょうか?
総合評価方式の書類はこれまで経験や学びが中心となりますが、探究入試Spiralでは「探究活動に特化した内容」を記載してもらいます。なぜそのテーマを選んだのか、どのような活動をしたのかなどです。そこで得た学びをどのように活かすか、という点は総合評価方式と同様です。
『プレゼンテーション型』『ディスカバ!育成型』『外部アワード活用型』の3つの形式からエントリーすることができるのも特徴ですよね。
はい!「プレゼンテーション型」では、面接時に自身の探究活動について5分程度プレゼンテーションを行っていただきます。「ディスカバ!育成型」は、桜美林大学の主催する高校生向け探究支援プログラム”ディスカバ!”の対象プログラムで得られる『Spiral認定証』を持っていることが出願要件です。「外部アワード活用型」も同じく、本学が指定する外部のプログラム、大会等で所定の成績を収めたことを証明する書類の提出が必要です。「ディスカバ!育成型」「外部アワード活用型」はいずれも一次審査免除となります。
こちらの「探究入試(Spiral)」はどんな学生におすすめですか?
高校時代に探究活動に注力してきた学生、自分で設定した課題やテーマに対して探究することが好きな学生にはぴったりの入試だと思います。
探究活動の内容だけでなく、探究する力なども評価のポイントになりそうですね。
そうですね。いわゆる詰め込み型の勉強ではなく、自分でテーマを見つけ自分なりの方法で学びを深めていく力は、大学に入ってからも社会に出てからも、とても重要だと考えられています。自分がそのテーマにどう向き合ってきたのか、たとえば苦労したことや、失敗を乗り越えたエピソードなども交じえながら、しっかりアピールしてもらえればと思います。
ここまで3つの選抜方式について加藤さんに解説してもらいました!
自分に合った方式を見つけて、ぜひチャレンジしたいですね!
最後に、総合型選抜についての素朴なギモンも聞いてみました!
一般選抜で入学する学生と、総合型選抜入試で入学する学生とでは、その後の大学生活に差はあるのでしょうか?
人それぞれですが、やはり総合型選抜に挑戦することで、桜美林大学のことや、自分自身のこと、これから学びたい分野についてかなり深く考えることになります。そのため、入学後も自分の取り組みたい分野を見つけて積極的に学びを進められている印象がありますね。
そうなんですね!やはり、やりたいことは決まっていた方がいいんですか?
桜美林大学の大きな魅力として、多角的に柔軟に学びをデザインできる学群制を取り入れていることがあげられます。だから、必ずしも“これを学びたい”“将来こうなりたい”が決まっていなくても大丈夫。実際、面接のときに「学群制での学びを活かして、将来の方向性を定めていきたい!」と話す受験生も少なくありません。ちなみに、桜美林大学の総合型選抜の多くの方式では、他大学との併願がOK。自分に合った大学を見つけるという意味でも、ぜひ多くの学生にこのチャンスを活かしてほしいです。
それを聞いて多くの高校生が安心したと思います!
では最後に、総合型選抜に興味を持っている学生へメッセージをいただけますか?
よく「自分はアピールできるようなことは何もやって来なかったから…」とエントリーを諦めてしまう学生がいると耳にしますが、それは本当にもったいないです!桜美林大学はさまざまな方式を用意することで、たくさんの学生の魅力に触れたいと思っています。「自分らしさ」と「桜美林大学で学びたい想い」をアピールする方法をたくさん用意していますので、ぜひチャレンジしてみてください!!
加藤さん、ありがとうございました!
ここまで、桜美林大学の総合型選抜についてご紹介してきました。自分に合った選抜方式は見つかりましたか?この機会に、自分の高校生活を振り返って見て、桜美林大学でどんな学びができそうか考えてみるのも良さそうですね!総合型選抜にチャレンジする学生向けのセミナーも開催しているので、そちらにもぜひ参加してみてください!
桜美林大学では、総合型選抜や学校推薦型選抜にチャレンジする学生を対象に、セミナーを開催中!「自分には輝かしい成果なんてないし…」「自分のこと、どうやって伝えたらいいの?」と不安を感じている学生の方は必見のセミナーです。