オープンキャンパスガイド

芸術文化学群のオープンキャンパスに、芸人・佐藤満春先生登場!“笑いアリ、学びアリ”のトークレポート

2025年6月15日(日)に行われた桜美林大学芸術文化学群のオープンキャンパスにて、芸人で放送作家、さらに芸術文化学群の客員講師でもある佐藤満春さん(通称、サトミツ先生)による母校凱旋トークショーが開催されました!
 
芸人を目指していた高校3年生の頃のサトミツ先生が桜美林大学に入学した理由や、先生と毎日激論(!?)を交わした大学生活など、桜美林大学で過ごした4年間について教えてくれました。さらに、客員講師として感じた桜美林大学の学生の可能性について言及する場面も!
 
桜美林大学への愛と笑いに溢れたトークショー、その様子を少しだけお届けします!

目次
  • PROFILE
  • 芸人になるか大学に進学するか
  • 先生と激論できる環境が桜美林大学にはある
  • 僕なりの表現活動を応援してくれた
  • 楽しいと感じた自分の思いを大切にしてあげる
  • ものづくりに真摯に取り組む学生に出会えた
  • 僕は桜美林大学が好きなんです

プロフィール

佐藤満春さん

放送作家・構成作家/芸人/脚本家/トイレ博士/掃除専門家/桜美林大学客員講師
1978年2月17日生まれ。東京都町田市出身、町田市在住。桜美林大学文学部中国語中国文学科卒業。2025年4月より桜美林大学客員講師に就任。主な担当科目は、特別授業A(ものづくりの構成術)。

芸人になるか大学に進学するか

  • 千賀さん

    本日司会をつとめます、芸術文化学群ビジュアル・アーツ専修3年の千賀香凛です。本日はよろしくお願いします!

  • サトミツ先生

    よろしくお願いします!

  • 千賀さん

    まずは、改めてサトミツ先生の自己紹介をお願いできますか?

司会をつとめた千賀さん

  • サトミツ先生

    町田出身町田在住、桜美林大学の文学部中国語中国文学科(現在はグローバル・コミュニケーション学群 中国語特別専修に改称)を卒業した、佐藤満春と申します。
     
    僕は普段お笑い芸人の仕事をしたり、放送作家としていろいろな番組の台本や脚本を書いたりしています。2025年4月から桜美林大学の客員講師として、芸術文化学群の学生のみなさんに、僕が仕事で学んできた「ものづくりの構成術」を教えています。あとは、トイレがすごく好きです。

  • 千賀さん

    プロフィールに「トイレ博士」という肩書きがあって、なんだろうと思ってたんです。

  • サトミツ先生

    トイレが好きすぎて、トイレの本を5冊出してるんですよ!だからもし桜美林大学に「トイレ学群」ができたら、僕が学群長になりたいと思っています(笑)。

  • 千賀さん

    アハハ!サトミツ先生は桜美林大学の卒業生ということですが、なんで桜美林大学を選んだんですか?

  • サトミツ先生

    高校生のころからお笑いが大好きで、お笑いのネタを書いたり、お笑いのラジオを聴いたりしていて、将来は芸人になりたいと思っていたんです。
     
    でも自分に自信がないから、高校卒業後にすぐ芸人の道に進む勇気はなくて。「大学に行けば最低でも4年間は時間ができるんじゃないか」と思って、大学進学を決意しました。

先生と激論できる環境が桜美林大学にはある

  • 千賀さん

    いろいろな学部があるなかで、文学部中国語中国文学科に入学した理由は?

  • サトミツ先生

    三国志がすごく好きで、興味があったのが中国文学でした。
     
    僕はめちゃくちゃ暗くて真面目なんですけど、中国文学科のはじめての合宿で、僕の隣にいた小林くんって学生が「佐藤君、陳宮(三国志に登場する武将)ってすごいんだよ」って話しかけてきたとき、「この学科に入ってよかったな」と思いました。
     
    桜美林大学の当時の印象は、語学教育に力を入れていて、海外との交流がすごく多いイメージだったけど、今もその特徴は残ってますよね。
    当時の中国文学科も留学する学生が多くて、僕も大学1年の夏休みにマレーシアに木を植えに行ったんですよ。

  • 千賀さん

    木を植える……???

  • サトミツ先生

    「マレーシアの奥地で1ヶ月みんなと共同生活をして、毎日木を植える」っていうプログラムでした。みなさん今、空気吸ってるじゃないですか。それ、僕が植えた木が出した酸素です。

  • 千賀さん

    アハハ!

  • サトミツ先生

    あと桜美林大学は昔から、学生と先生の距離がめちゃくちゃ近いですよね。僕は当時、問い詰めに行く先生が3人いたんですよ。

  • 千賀さん

    問い詰めに???

  • サトミツ先生

    「日中国交正常化」についての卒論を書いたんですけど、先生によって考え方が違うから、先生の部屋に毎日行って激論する、みたいな。

  • 千賀さん

    え〜!

  • サトミツ先生

    そんなふうに、先生と激論できる環境だったんですよ。で、桜美林大学の仕事をし始めてから、いろんな大学の話を聞くと、こんなに学生と先生の距離が近い大学って全然ないらしくて、驚きました。

  • 千賀さん

    サトミツ先生と激論する先生も、楽しかったのかもしれないですね。

  • サトミツ先生

    そう!先生も前向きに楽しく教えてくれましたね。
     
    今僕がやっている授業でも、授業が終わるといろんな学生が入れ代わり立ち代わり、僕のもとに来てくれて。就職の相談から、音楽の創作、「見取り図の盛山が好きなので紹介してほしい」とかいう話までしてくれるので、楽しいですよ(笑)!

僕なりの表現活動を応援してくれた

  • 千賀さん

    桜美林大学での経験が今に活きていることはありますか?

  • サトミツ先生

    やっぱり3人の先生と激論してきたことはすごく自信になっています。自分が疑問に思ったことを立ち止まって考えられるようになったことは、先生たちに感謝したいですね。
     
    あと、僕はさっきも言ったようにめちゃくちゃ暗くて真面目なんですけど、「学園祭でお揃いのパーカーを着て、焼きそばを焼く」みたいなのが嫌いだったんです。

  • 千賀さん

    え〜!そういう学生いっぱいいますよ!

  • サトミツ先生

    今となっては、「楽しんでていいなぁ」と思うんですよ!でも当時の僕は、「学生は勉強するものだろ」っていうプライドがあって…。
     
    だから僕は、展示をやったんです。まあ、3日やって2人しかお客さんは来なかったんですけど。

  • 千賀さん

    2人は来てくれたんですね!

  • サトミツ先生

    僕なりの表現活動を存分にやらせてもらえたのは、すごくありがたかったなと思います。「やろうと思えばやれることがたくさんある大学だな」と思いました。

  • 千賀さん

    自分次第で、いくらでも表現の場が作れる大学ですよね。

  • サトミツ先生

    そう!だから僕はすごくいい大学生活を過ごしたと思ってます。

楽しいと感じた自分の思いを大切にしてあげる

  • 千賀さん

    いろいろお話を聞けましたが、ここから質疑応答の時間にしたいと思います。質問がある方、挙手をお願いします。

  • サトミツ先生

    いるかな……?お〜いたいた。これ最初に手を挙げるのは大変ですからね。どうぞ、どうぞ。

  • 学生1

    僕は「本気で何かやれているんだろうか」と悩むときがあるんですが、サトミツ先生はやりたいこととどう向き合っているんですか?

  • サトミツ先生

    自分が熱量を感じて「楽しいな」と思ったことが、仕事になるかどうかはわからないですよね。だけど、とにかく「楽しい」と思った気持ちを大事にしています。
     
    桜美林大学で講師をやりたいと思ったのも、「町田が好きで、桜美林大学がもっと評価されてほしい」と思ったから、学長に相談をしたんです。縁があって今、講師をやれているけど、はじめは僕の熱量からはじまりましたね。

  • 学生1

    ありがとうございます!自分と向き合ってみます。

  • サトミツ先生

    心が動いたときに、文字に起こすのもおすすめですよ!書くことで気持ちがあぶり出されることもあるので。

ものづくりに真摯に取り組む学生に出会えた

  • 学生2

    桜美林大学の学生の印象や、可能性を感じていることがあれば教えてください。

  • サトミツ先生

    びっくりしたのは、僕は少なからず人前に出る仕事をしている人間なんで、「それを知って僕の授業を取ってくれたんだろうな」と思っていたんです。だけど、1回目の授業で学生に聞いたら、僕のことを知っているのは40人中1人だけだったんです。
     
    じゃあなんで僕の授業を取ったのか聞いたら、「シラバスがめっちゃおもしろそうだと思ったからだ」と。僕が1年かけて一生懸命考えて作ったシラバスに魅力を感じてくれた学生たちだったんですね。
     
    そういう学生であれば、ものづくりに対してとても真摯に取り組んでくれるはずだから、卒業後にどういう分野に行くにせよ、必ず地に足がついた作品をつくれる人たちだろうと思いました。

  • 学生2

    なんだかうれしいです。ありがとうございます!

僕は桜美林大学が好きなんです

  • 千賀さん

    たくさん質問がありましたが、そろそろお時間です。

  • サトミツ先生

    盛り上がりましたね〜!(トークショーに参加している高校生を見ながら)、あなたは大学でどんなことが学びたいとか、ありますか?

  • 高校生

    弦楽器をやっていて、音楽専修を目指しています。

  • サトミツ先生

    お〜、がんばってくださいね。芸術文化学群がある東京ひなたやまキャンパスの見学はしましたか?防音設備が整ったスタジオがあるんですけど、個室のスタジオがずら〜っと並んでいて、すごいですよ! 楽器の練習に集中できる環境が整ってます。

  • 千賀さん

    すごい数のスタジオがありますよね!

  • サトミツ先生

    あとは、「佐藤満春先生の授業が取れる」っていうのは、桜美林大学の魅力じゃないですか??

  • 千賀さん

    アハハ!

  • サトミツ先生

    僕は本当に、桜美林大学が好きなんです。町田市民の僕にとって、桜美林大学は特別な場所なので、そんな場所に僕を呼んでいただいて、みなさんと時間を過ごせたことをとてもうれしく思います。
     
    今回のトークショーを機に、桜美林大学を知ってくれた方は、記憶のなかに留めておいていただけるとうれしいです。今後いろいろなところで桜美林大学の卒業生が活躍する姿を目にすることがあると思いますので、よろしくお願いします!

おまけ:オープンキャンパスの様子の写真を、ちょこっとだけお届けします!

日本画の体験授業。キャラクターを日本画材で描きます。

映像を編集して世界でただ一つ〝自分だけの〟プロモーションビデオを作る体験授業

ミュージカルワークショップ。ミュージカルソロ曲を歌いこなそう!

個別レッスン。受験対策もできます。

舞台照明の仕込みからバラシまでを実践!

オープンキャンパス運営スタッフがご案内!気軽に声をかけてください。
 
 
今後のオープンキャンパスについては、開催内容は各実施日のプログラムを確認ください。
 
オープンキャンパスのサイト