在学生・卒業生インタビュー

責任重大な航空管制官、だからこそ憧れる

一人ひとりの「咲かせる想い」がここに。

自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。

目次
  • 清家 千晶
  • 01
    なぜ桜美林大学航空・マネジメント学群を選びましたか。
  • 02
    学生時代に頑張ったことを教えてください。
  • 03
    不安や挫折など、困難を乗り越えた
    経験について教えてください。
  • 04
    現在の達成度や今後の夢・目標について教えてください。
  • 印象に残っている授業や科目
  • 桜美林でのお気に入り
  • 受験生へのメッセージ

清家 千晶

航空・マネジメント学群
航空管制コース 3年
宮城県 聖ウルスラ学院英智高等学校出身

01
なぜ桜美林大学航空・マネジメント学群を選びましたか。

漠然とした憧れが、探究すべき「学び」に変わった

 

航空管制官の仕事に興味があり、航空・マネジメント学群の航空管制コースを選びました。現在は航空機を安全かつ効率的に飛ばすために確立されたシステムの変遷、今後の構想、さらに現場で必要となる高いレベルの英語などを学んでいます。

 

授業では実際に現場で活躍されていた先生の貴重な体験談、重大な事故に対する専門家の意見など、興味深いお話が伺える機会が多くあります。
中でも「音速を超えたことがある」という石川 秀和先生の言葉はとても印象的でした。たった一握りの人しか体験できない世界の話に、ワクワクが止まりませんでした。それまでの空への漠然とした「憧れ」が、この瞬間から自分にとって本格的な「学び」に変わった気がします。

02
学生時代に頑張ったことを教えてください。

「大変なのはみんな同じ」の発想でオンライン授業を克服

 

コロナ禍では授業はオンラインになりました。最初のうちは発言するタイミングがうまくつかめませんでした。私は「観察」が大事だと考えています。誰かと話すときには、その人の表情や声音を観察することでコミュニケーションが深まります。しかしオンライン授業ではタイムラグが発生し、微妙なニュアンスを肌で感じることが難しくなってしまいました。
しかし、自分が難しさを感じているということは他の人も同様に感じているはずだと考えました。画面の向こうにも伝わるようにオーバーリアクションをしたり、大きくうなずきながら相手の話を聞いたりするよう心がけています。

 

以前から図書館のデータベースをよく利用していましたが、ステイホーム期間の学習時に大いに役立ちました。データベースを使えば、百科事典の検索、新聞のアーカイブ、専門的な論文などを、自宅からでも検索することができます。レポートを書く際に必要な資料が、わざわざ図書館に足を運ばなくても簡単に閲覧できるのでとても便利でした。

03
不安や挫折など、困難を乗り越えた
経験について教えてください。

塾講師のアルバイトで鍛えた「観察力」

 

学業と両立して塾講師のアルバイトもしています。
子どもたちが塾に通う目的はさまざまで、受験を控えた生徒もいれば、学校の勉強の復習のために来ている生徒もいます。生徒に合った教え方や説明ができるよう努めています。

 

その中でも観察に最も重きを置いています。
口では「分かった」と言いながらも腑に落ちていない様子に気づいたときは、説明の仕方を変えてフォローしたり、その子の性格や勉強に対する姿勢を見てアプローチを変えたりといった工夫をしています。
生徒が自信を持って問題を解く姿を目にしたときや、日を追うごとに心を開いてくれている様子に接したときは、やりがいを感じます。

04
現在の達成度や今後の夢・目標について教えてください。

モットーは「求めにいく」こと!

 

桜美林大学で学ぶ中で、「与えられる」のではなく自ら「求める」ことが何より大事だということを感じました。特にオンライン授業では、疑問点を先生や友人に質問することに気後れすることがありましたが、質問をしないと気づかれずに授業が進んでしまいます。そういう時こそ自ら求める姿勢が欠かせないのだと気づきました。

 

私の将来の夢は、航空業界で必要不可欠な存在になることです。そのためには知識はもちろん、相手や状況を正しく見極める力が求められます。大学での学びをしっかり自分のものにしていくと共に、学生生活やアルバイトを通してさまざまな経験を重ねながら、観察する能力をさらに向上させていきたいです。

印象に残っている授業や科目

航空気象

 

この授業では、私たちに身近な気象現象が航空機の航行に及ぼす影響を知ることができます。各種天気図を見比べて天気の解析や予想をするという専門的な内容ですが、正しく読み取れたときには大きな達成感があります。

桜美林でのお気に入り

原動力は仲間たち

 

桜美林での私のイチオシは「人」です。
特に航空・マネジメント学群は特殊な分野を学ぶということもあり、周りにいる友人や先生方は「空が好き」「飛行機が好き」という人ばかりです。一人ひとり性格は違っても、一緒に過ごせることに居心地のよさを感じます。同じような夢に向かって頑張っている仲間たちと学生生活を送ることで、学習に対するモチベーションを維持しながら日々新しいものを取り入れることができます。

受験生へのメッセージ

どんな大学や入試方式であっても、受験は自分とたくさん向き合った者勝ちだと思います。自分と向き合っていると、良い面だけでなく悪い面もいろいろ見えてきて、嫌になることもあるでしょう。でも今の自分ではなく、大学に進んだ先のことを想像してみてください。そうすると気持ちがちょっぴり楽になるはずです。

 

大学には高校までと違って自分の好きな分野を突き詰めることができる環境、そして切磋琢磨できる仲間たちが待っています。つらい時期が続くかもしれませんが、頑張ってください!応援しています。

本記事は2023年度大学案内冊子(2022年4月発行)に掲載された内容を加筆編集しています。