在学生・卒業生インタビュー
「女優になりたい!」思いを胸に芸術文化学群へ
UPDATE 2023.2.16
一人ひとりの「咲かせる想い」がここに。
自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。
自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。
芸術文化学群
演劇・ダンス専修 4年
神奈川県 高木学園女子高等学校出身
演者もスタッフも学生。実際に舞台を創る学びの場
小さいころからバレエなどのダンスを習っていたので舞台芸術に興味がありました。また学芸会のような演劇発表の場で自分ではない他の誰かになることがとても楽しく、将来は女優になりたいと思い芸術文化学群を選びました。
現在は舞台芸術について学んでいます。演技やさまざまなダンスをはじめ、国内外の演劇に関する歴史、戯曲の読解、さらにスタッフワークなど、多岐にわたります。今は主にスタッフワークに励んでいて、表舞台に立つことだけでなく裏を支える仕事にも興味を持って取り組んでいます。
1年次に授業の一環で「OPAL(桜美林大学パフォーミングアーツ・レッスンズ)」という舞台公演に演出部として参加したことは、とても刺激的な体験でした。OPALとはプロの演出家や振付家が学生と共に創作し、その成果を広く一般の方にも観ていただく舞台公演です。知識も経験も浅いので迷惑をかけまいと必死に食らいついたことで、結果的に大きなものを得られたと思います。約3か月にも及ぶ活動期間は本当に大変でしたが、これをきっかけに物事に取り組む姿勢が変わっていったと感じています。
学生による学生のための組織「コミッティ」
演劇・ダンス専修には、生徒会のような自治組織「コミッティ」があります。
私は2年次から3年次にかけての約1年間、小屋番ディレクターとして活動に携わりました。学生が劇場をより使いやすくにはどうすれば良いか、メンバー全員で話し合い、会議や安全講習の実施、ルールブックの作成を担当しました。授業やアルバイト、部活などもしながらのコミッティ活動は正直きつかったのですが、素敵な出会いと経験が得られたので、参加してよかったと思っています。
特に安全講習の開催にあたっては、日程調整や参加者への告知などの実務を担当しました。コロナ禍でのオンラインの情報発信など多くの課題がありましたが、仲間に支えられながらやり遂げ、達成感や大きなやりがいが得られました。
コロナ禍で増えた一人の時間を少しでもポジティブに
コロナ禍で一人で考える時間が増えました。自分の本当にやりたいことは何だろうと迷ったり、発言や行動に責任を持つことの重みを考えて悩んだり、ネガティブな思考に陥りがちでした。
3年次になると、就職を視野にインターンシップを始めている友人も出てきました。彼らの姿を見ていると焦るとともに、クヨクヨ考えている時間はないと思うようになりました。過去への後悔や将来への迷いはありますが、少しでも楽しいことを見つけようと気持ちを切り替えました。
一緒に小屋番ディレクターをした友人には本当に感謝しています。いろいろ支えてもらって本当は私の方がお礼を言いたいのに、逆にたくさん「ありがとう」と言ってくれました。そんな素敵な友人に出会えた意味でも、桜美林大学に来てよかったです。
人と関わりで見えてきた、自分の姿
大学生になって本当にたくさんの出会いがありました。先生方や友人・先輩たちと話をする中で、うまく話題を広げたり、異なる意見にも耳を傾けたりできるようになりました。
舞台芸術という創作活動を通して、みんなで何かを創り上げる素晴らしさや、人とのつながりを経験した今、一人でする仕事は向いていないということもよくわかりました。表舞台に立つのか、裏方として支えるのか、あるいは全く違う職種を選ぶか、将来についてはまだ迷っています。いずれにせよ人と関わることで、相手に楽しさや幸せ、そして感動を伝える仕事がしたいと思います。
コミュニティダンス論
海外などの事例を学んだ後、実際に自分たちでダンスの企画を考える授業です。仲間と一緒に制作・発表することはとても楽しい経験でした。企画というものは対象者と目的をしっかり捉えたうえで取り組むことが大切だということを学びました。
2日間じゃ足りない!楽しい大学祭
桜美林での私のおすすめは大学祭です。姉も桜美林の学生だったので、入学前から大学祭には足を運んでいました。お笑いライブやミニステージもあり、キャンパスも広いため2日間では足りないくらいです。私が所属するアカペラ部「桜唄」も、大学祭で発表を行いました。かつては外部から遊びに来ていた自分が、今は大学の一員として参加していると思うと、嬉しさがこみ上げてきました。
大学生になると、責任を取らなければならないこと、自分で決めるべきことが増えます。そんなときは抱え込まないで、迷わず誰かに相談しましょう。大学にはとても素敵な仲間たちや先輩たち、先生方がいてくれるので安心です。
大学はいろいろなところにチャンスが潜んでいる場所でもあります。「どこからそんな情報が!?」と驚くようなこともあります。そういうチャンスを逃さずにキャッチして、積極的に参加・挑戦してほしいと思います。自信を持ち、今、そしてこれからを楽しんでください。
本記事は2023年度大学案内冊子(2022年4月発行)に掲載された内容を加筆編集しています。