在学生・卒業生インタビュー
デザインだけじゃない、人との出会いも学びの連続
UPDATE 2023.2.21
一人ひとりの「咲かせる想い」がここに。
自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。
自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。
芸術文化学群
ビジュアル・アーツ専修 4年
茨城県立水戸桜ノ牧高等学校出身
「その発想、斬新すぎ!」
個性の強い人たちが刺激し合う学びの場
もともと何かを作ることが好きで、ポスターや広告などのデザインを見ることも好きでした。そこでデザインについてしっかり学べる芸術文化学群を選びました。興味のある授業を自由に受けることができるため、とても充実した毎日を過ごしています。1、2年生のころは自分のパソコンを持っていなかったので、パソコン室をよく利用していました。
デザインや芸術は人によって考え方が違い、それぞれのカタチがあると思います。芸術文化学群では専門の枠を越えて色々な授業を取れるので、パソコンで作品を作る人、絵の具を使って作品を作る人、映像を主に学んでいる人など多様な専門性や価値観を持つ人たちと共に学びます。そのため授業の中では自分にはない斬新な考えにいつも驚かされます。彼らと対話をすることでこちらの理解も深まり、新たな発想も浮かぶので、一緒に学べることは刺激的です。学生だけでなく先生方もまた多種多様なのですが、共通して言えるのはどの先生も学生にとても親身に接してくださるということです。
イメージをカタチにできるってうれしい!
授業では広告デザインの理論に関することはもちろん、Adobe IllustratorやPhotoshopといった画像編集ソフトの使い方も学んでいるのですが、やっぱりその練習が今一番頑張っていることだと思います。自分の思い描いていたイメージをカタチにすることができたり、最終的に満足のいくものが作れたりしたときは、ものすごく充実感や達成感があります。また、それを人から褒めてもらえると、さらにうれしいです。
「じっくり考える」ことで、作業効率を上げていく
デザインの作業をしている間は楽しいのですが、終わってからしばらく経つと、「本当にこれはよいものなのか?」と悶々とすることがあります。最近はそうならないように、自分の思考が凝り固まっていないかできるだけ作業前に確かめるようにしています。例えば、トイレのマークは「女性=赤系の色」「男性=青系の色」というのが日本では一般的ですが、外国では必ずしもその通りではありません。このような思い込みにはまらないデザインをするように気をつけています。これには、周りの人たちの考え方の影響もあると思います。パソコンのソフトの使い方も少しずつスキルアップしてきており、作業の効率がよくなってきたと感じています。完全に「乗り越えた!」という境地にはまだまだ至っていないので、これからもじっくりと取り組んでいきたいです。
「他者のためのデザイン」が自分も成長させる
どこか一部が突出して成長しているというより、いくつかの部分が少しずつ成長しているという感覚を持っています。
高校までの勉強はあくまで自分のためのもので、正直、それだけで限界の状態でした。そんな私が、今では他者のためのデザインに興味を持っているということが、大きな変化かもしれません。考えもかなり変わり、以前より自分自身のことだけでなく他者のことも見えるようになりました。
将来は、まだ具体的には絞り込めていませんが、学んだことを活かせる広告関係の仕事を希望しています。広告の中にはパッと見た瞬間に心ひかれるもの、言いたいことがストンと入ってくるものがあります。いつか私も、そういう優れた広告表現ができるようになりたいと思います。
デザイン演習E-21(グラフィック演出技法)
この演習では、いろいろな印刷の方法を学べるため、作品を作るうえでの幅が広がります。先生がとても優しく丁寧に指導してくださることもポイントです。他の学生の作った課題に触れることも面白く、CDジャケットを作る課題では、音楽活動をしている友人が自分のオリジナルの曲でジャケットを作るなど、それぞれの持ち味を出した斬新な発想に触れることができました。
最新設備の揃う快適なキャンパスで学ぼう!
私は芸術文化学群に所属しているので、主に利用しているのは、2020年4月に開校したばかりの東京ひなたやまキャンパスになります。建物はもちろん、揃っている機材が最新のものばかりで、どこもかしこもきれいなので、そういう清々しい環境で学べることがうれしいです。
桜美林大学は専攻を1つに絞って学ぶのではなく、自分の専門分野とは異なる授業も自由に受けられる魅力があります。「芸術系に進みたいけどその中で何を学びたいか決まってない」という人もいるかと思います。私もまさにその状況でした。彫刻や版画の授業を取ってみたり、なんとなく難しそうで自分には合わないと思っていた映像系のソフトなどに触れてみたりする中で志望が見つかりました。好きなことと得意なことが全く逆だったりもするので探していく作業もまた面白いですし、芸術文化学群はそれができる場です。これからの受験に向けての勉強で本当に皆さん忙しいと思います。心と体を気遣って無理なく過ごし、大事な本番を迎えられるようがんばってください。
本記事は2023年度大学案内冊子(2022年4月発行)に掲載された内容を加筆編集しています。