在学生・卒業生インタビュー

留学、そしてNPO設立。大きく成長した自分を実感!

一人ひとりの「咲かせる想い」がここに。

自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。

目次
  • フチットバータル・ビンデルヤ
  • 01
    なぜ桜美林大学グローバル・コミュニケーション学群を選びましたか。
  • 02
    学生時代に頑張ったことを教えてください。
  • 03
    不安や挫折など、困難を乗り越えた
    経験について教えてください。
  • 04
    現在の達成度や今後の夢・目標について教えてください。
  • 印象に残っている授業や科目
  • 桜美林でのお気に入り
  • 受験生へのメッセージ

フチットバータル・ビンデルヤ

グローバル・コミュニケーション学群
日本語特別専修(現:日本語トラック)3年
Music and Dance College in Mongolia

01
なぜ桜美林大学グローバル・コミュニケーション学群を選びましたか。

優れた日本語カリキュラムと留学プログラムに惹かれ桜美林大学へ

 

私はモンゴル出身で、家族が外交官のため一緒に日本で暮らしています。
日本で大学進学するにあたり私が桜美林大学を選んだのは、日本語運用能力を高めるためのプログラムがとても優れていると思ったからです。日本語で自分の考えやアイデアを明確に言語化することや大学での論文の書き方、さらに英語も学んでいます。
「国際関係史」という授業では故郷のモンゴルについて発表しました。先生が授業時間の多くをそのために費やし、モンゴルについての理解を深めようとしてくださった姿にとても感激しました。

 

2年次の夏休みには、カナダのトロント大学のオンライン語学研修プログラムに参加しました。コロナ禍で実際に留学できないのは残念でしたが、オンラインでさまざまな人たちと一緒に英語を勉強できたことは貴重な経験でした。

02
学生時代に頑張ったことを教えてください。

心の不調も先生方のサポートで乗り越えられた

 

桜美林大学で私の新しい人生のチャプターが始まりました。
勉強に励んだ結果、1年次の春学期はGPA※が3.9という好成績を達成できました。秋学期も良い結果を出そうと張り切っていたのですが、メンタルの調子を崩し、理由なく一日中泣いたり、食欲がなくなったりしました。

 

それを乗り越えることができたのは、先生方のサポートのおかげです。わざわざ会いに来てくださった先生、大学の「保険衛生支援室」など役立つ情報を教えてくださった先生など、皆さんに支えられて私の身体の調子もよくなっていきました。
自分の心と身体が何を求めているかにじっくり耳を傾け、それに合った方法を見つけることが大事と実感しました。「常にうまくやろう」と無理をするのではなく、バランスを保つことが重要だと私は気づきました。
できなくても大丈夫、できないとわかっただけでも成長していると考えることで、ありのままの自分を受け入れられるようになりました。

※GPA(Grade Point Average):大学での成績を数値化したもの。0~4の評価点が与えられる。

03
不安や挫折など、困難を乗り越えた
経験について教えてください。

人との交流は日本を知るための大事な学び

 

学業と両立して、ファストファッションのお店でアルバイトも経験しました。
これも私にとっては大事な学びの一環でした。来店したお客さまにどのように対応するか、服をどうやって手際よくきれいに畳むかなど、小さなことが積み重なって、お店の印象という大きなものにつながります。
このアルバイトを通して日本のサービスとは何かを知ることができました。
周りのスタッフからも多くのことを学びました。「こんな人になりたい」と思えるような方がいると刺激を受けます。また人から褒められたとき、笑顔をもらえたときは、やりがいを感じます。

 

身近なところでは、ルームメイトも魅力的な存在です。彼女はリベラルアーツ学群の学生で、とても真面目で親切な人です。いつも私の話を聞いて、大学生活や授業の履修についていろいろなアドバイスをくれるので感謝しています。新型コロナウイルスが感染拡大している時に入学したので大変でしたが、彼女に相談することで助けられました。

04
現在の達成度や今後の夢・目標について教えてください。

人に助けられた経験が、人を助けるNPO設立につながった

 

大学での生活を通して私は大きく成長したと思います。
自分の心の不調をたくさんの人に助けてもらえた経験や、桜美林大学でのたくさんの学びを通じて、自分は何が得意で何が不得意か、どんなことがうれしくて、どんなことが悲しいかなどを理解することができました。
そして、私も誰かの力になりたいという思いが強くなり、在学中に在日外国人を支えるためのNPOを設立しました。父が設立したNPOがベースとなっており、失業や貧困の対策や、さまざまな分野で活動する法人・個人の支援と援助を目的としています。自分の経験を活かして日本語を教えたりすることで、コロナ禍によって生活が苦しい人々をサポートすることができました。

 

これからは日本語と英語の能力にさらに磨きをかけ、活動の輪をもっと広げていきたいです。また国際関係、NPO、NGO、ボランティアなどの科目をさらに学び、知識を増やしたいと思っています。

印象に残っている授業や科目

国際関係史

 

国際関係史の概念を知り、20世紀前半の国際関係がどのように推移したのかを学ぶ科目です。ヨーロッパとロシアを中心に、日本やアジア、アメリカを含めた国際関係全体を俯瞰します。先生の教え方がわかりやすく、とても面白い授業です。

 

フランス語

 

言語だけでなく文化や日常生活の話も交えながら教えていただけるので、本当に楽しい授業です。

桜美林でのお気に入り

季節ごとに姿を変えるキャンパス

クリスマスシーズンのキャンパスの雰囲気、春の桜が咲いているキャンパスの風景が、桜美林での私のお気に入りです。

受験生へのメッセージ

頑張れば、きっと結果はついてきます。ぜひ、このまま続けて頑張ってください。また自分自身としっかり向き合って、何が必要なのか、自分がどんな人間なのかを観察してほしいと思います。桜美林に入学すれば、授業、先生方、人間関係、キャンパス、全てに十分満足することができるでしょう。ここは、あなたの人生の新しいチャプターを始めるにはぴったりの場所です。

本記事は2023年度大学案内冊子(2022年4月発行)に掲載された内容を加筆編集しています。