在学生・卒業生インタビュー
多様な子どもたちの自由な学びを探す旅
UPDATE 2025.3.18
一人ひとりの「咲かせる想い」がここに。
自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。
自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。
教育探究科学群3年
新潟県立新潟南高等学校出身
高校生の頃、友人の不登校をきっかけに不登校支援の活動をしていました。そこで気付いたのが、「教育=学校」という固定観念があること。学群が掲げていた「教育の新スタイル」という言葉に惹かれ、調べてみると、オンデマンド授業や学びを振り返る2週間の時間が与えられるバイウィークなど、自分の学びのために使える時間がたくさん。教育は学びたいけれど、教職の授業のための4年間にはしたくない、と考えていた自分にピッタリの環境で、思い切って上京を決意しました。
そんな入学の経緯もあり、学群では障害の有無や国籍などの多様性にとらわれず同じ環境で学ぶ「インクルーシブ教育」について探究を進めました。なかでも注目したのが発達障害について。発達障害をもつ子どもとのコミュニケーションというテーマで、小学校、放課後デイサービス、フリースクール、社会福祉士、障害のある子どもをもつ親など、さまざまな人にインタビューを実施。どんな特性のある人でも心地よいコミュニケーションがあるのではないかと考え、それぞれの立場で考えるコミュニケーションのポイントを探っています。
インタビューの行き先は新潟、愛媛、長崎など全国さまざま。質問を事前に決めておいて、その場で柔軟に質問を変える「半構造化面接法」などインタビュー手法も学びましたが、実際にやってみると想像以上に大変だな、というのが本音です。それでも調査依頼から準備、実際のインタビューまで、試行錯誤をする過程が探究の楽しさであり、成長につながる経験になっています。たくさんの人の話を聞くなかで、段々と共通点や相違点が見えてきたので、さらにインタビューを行っていく計画です。
大学で学んだこと、探究の活動に取り組んだことで、もともとの興味や視点が深堀りできました。「不登校支援」はその原因となる「発達障害」に。「フリースクール」への関心は、視野が広がり「地域コミュニティ」に。そして「探究学習」は心理学や統計学を活用した、「統計的な調査」に、それぞれよりテーマが絞られたと感じます。大学で培った知識やスキルを、自分の興味を起点に、学外でアウトプットできるようになったことは、将来につながる力になるはず。この2年間での自分自身の成長に、少し自信もついてきました。
大学院に進学するか、教育や行政の仕事に就くか。今後についてはまだ悩んでいますが、いろいろな選択肢が持てたのも学群の学びのおかげ。大学生活は、自分の好きなことに打ち込める貴重な時間です。皆さんも自分自身が納得できる4年間を過ごせるよう、将来の進路選びをゆっくり、じっくり頑張ってください!