コラム

プロのフォトグラファーとしても活躍する多才な英語教師 航空・マネジメント学群 ピーター・マターズドーフ先生

桜美林大学には、おもしろい経歴を持った頼れる先生たちがいます!

学生にとって、日々勉強を教えてくれる先生はとても身近な存在ですよね。
だからこそ「どんな先生がいるのか」は、大学を選ぶとき、とても大切な基準になります。

 

そこで、桜美林大学の先生たちの実態を大解剖!
研究内容からプライベートでの素顔まで、あらゆる角度から調査してみました!

 

「この先生の授業を受けてみたい!」そう思える先生を、ぜひ見つけてください!

目次
  • 【解剖結果】教授の解剖プロフィール!
  • 先生をあらわす3つのキーワード
  • 【解剖1】なんで桜美林大学の英語の先生に?
  • 【解剖2】授業の内容を教えてください!
  • 【解剖3】どんな学生に授業に参加してほしいですか?
  • 【解剖4】先生の日常のヒトコマ
  • 【解剖5】もっと先生を知る!マル秘エピソード
  • 受験生のみなさんにひと言!

【先生のプロフィール】

 

名前:ピーター・マターズドーフ
学群:航空・マネジメント学群(特任講師)
担当科目:Eigo IA, ATC Communication,Aviation English IIBなど

【解剖結果】教授の解剖プロフィール!

先生をあらわす3つのキーワード

(1)なんで英語の先生になったの?

まだ学生が気づいていない、英語の魅力を伝えたい!

 

(2)学生も知らない先生の秘密は?

実は、プロのフォトグラファーです!

 

(3)好きなことは?

歩くのが大好き!去年は1年間で7,000キロ歩きました!

【解剖1】なんで桜美林大学の英語の先生に?

  • ピーター先生

    私が在学していた、アメリカのニュージャージー州にあるプリンストン大学では、アジア諸国への渡航をサポートするプログラムがあったんです。

     

    もともとアジアに興味があったので、「まずはアジアを代表する国である日本に行ってみよう!」とプログラムに応募したことがきっかけで、桜美林高校から「英語の先生になりませんか?」と声をかけてもらって、22歳のころに日本に来ました。

――最初は桜美林高校にいたんですね!

  • ピーター先生

    そうなんです。その3年後には桜美林大学に移って、現在までずっと英語を教えています。桜美林大学に来てから、もう30年以上経ってますね。

――30年も! 学生に英語を教えるおもしろさはなんですか?

  • ピーター先生

    私はいろいろな国や言語の歴史に興味があって、英語に関しても「なぜ英語は誕生したのか」「この単語はどうやって生まれたのか」など、言語そのものを研究するのがとても好きなんです。

     

    英語の奥深い魅力を学生に伝えることは、英語のテストで点数を取るための教育とは違う価値があると思っています。

――ピーター先生が思う、英語のおもしろさってなんでしょう?

  • ピーター先生

    たとえば、豚の動物名は「Pig(ピッグ)」ですが、料理名になると「Pork(ポーク)」と呼びますよね。牛も動物名は「Cow(カウ)」、料理名は「Beef(ビーフ)」と呼びます。同じ動物なのになんで呼び名が違うのでしょうか?

     

    それは、「Pork(ポーク)」と「Beef(ビーフ)」は、フランス語由来の英単語だから。その背景には、かつてイギリスでは畜産をする市民は英語を話す一方、肉を食べる上流階級ではフランス語が話されていたという歴史があるんです!そういった背景を知ることで、英語がもっとおもしろく感じませんか?

【解剖2】授業の内容を教えてください!

航空・マネジメント学群では、アメリカで行う海外研修に向けて、実際に使えるコミュニケーション力を重視した英語の授業を行っています。

 

日本では日常英会話の定番の挨拶として、「Nice to meet you」や「How are you?」といった英語を習いますよね?でもネイティブからすると、とても堅苦しい表現なんです。これでは海外研修で一緒に学ぶ他の国の学生と、親しくなるのに時間がかかってしまいます。

 

なので、まずは「その服素敵だね!」などの何気ない話題から会話を始める、といったように、実践で使えるフランクな会話の方法を教えています。

 

また、プロのパイロットを養成するフライト・オペレーションコースの海外研修では、飛行訓練を行う際に管制官と英語で話す機会も多いので、より専門性の高い英語を教えています。フライト・オペレーションコースの学生は、しっかりと目的を持ったモチベーションが高い学生ばかりですね!

【解剖3】どんな学生に授業に参加してほしいですか?

(1)英語力は関係なし!間違えることを恐れない学生

英語に対して苦手意識を持っていて、殻に閉じこもっているとしたらもったいない!文法や単語が間違っていても大丈夫。私はいつも授業中に学生に質問を投げかけるんですが、必ず答えてくれる学生がいるんです。間違えることもありますが、答えようとしてくれるその姿勢がうれしいし、いつも感謝しています!

 

(2)英語の勉強を楽しめる学生

私が授業で教えているのは、日常生活で使える実践的な英語。高校で学んでいた英語とはまた違うおもしろさが見つけられるはずです。テストの点数を上げることではなく、コミュニケーションについて学ぶことに興味がある人は、きっと楽しめると思いますよ!

【解剖4】先生の日常のヒトコマ

実は、プロのフォトグラファーとしても活動しています!13歳のころにカメラを始めたので、もうカメラ歴は40年以上になりますね。最初はROLLEIというドイツのカメラが好きで、その後はPENTAXを使って、今はNikonのカメラを使っています。パノラマ写真が撮れるFUJIFILMのフィルムカメラもお気に入りです。

この写真はアリゾナ州で飛行訓練を行っているフライト・オペレーションコースの学生を撮影しているときの様子です。私は日本からではなく、出身地のオレゴン州からアリゾナ州へ撮影に行きました。ちなみに、桜美林大学のHPに掲載されている写真のなかには、私が撮った写真もあるんですよ!

 

 

 

 

フォトグラファーの仕事では、海外の雑誌から依頼を受けることもあります。過去には富士山の写真を撮りに頂上に登りました!次は山口県の下関を撮影しに行く予定です。

 

 

 

 

 

猫が好きなのですが、妻と息子が猫アレルギーなので飼うことはできず…。その代わりに散歩がてら、近所の川のほとりに住んでいる猫に会いに行っています。人懐っこい猫でかわいいんですよ。

 

【解剖5】もっと先生を知る!マル秘エピソード

――英語の先生で、プロのフォトグラファーというおもしろい経歴を持つピーター先生ですが、趣味はありますか?

  • ピーター先生

    歩くのが大好きで、自宅から桜美林大学までの往復20キロを歩いて通っています。休日は相模原から大船までの40キロを歩くこともありますよ。去年は1年間で合計7,000キロ歩いていて、調べたら北海道からパキスタンのカラチまでの距離と同じでした(笑)

――7,000キロ!?なんでそんなに歩くのが好きなんですか?

  • ピーター先生

    景色や建物、人などを見ながら歩いていると、なんだか地球を知れるような気がするんです。これまで近所の川では、カルガモやカワセミ、アオサギ、たぬきを見ることができました。

――ステキな趣味ですね!では最近ハマっていることはなんですか?

  • ピーター先生

    遺伝子検査キットを使って、先祖を辿るのにハマっています。昔は自分で先祖を辿るためには、親族に手紙を書いて、記憶を頼りに辿るしかありませんでしたが、今はパソコンで調べれば簡単にわかるんです。

――おもしろそうですね!ピーター先生はどんな大学生活を過ごしていましたか?

  • ピーター先生

    アメリカの大学は夏休みがとても長いので、ある夏休みは半分働いて、残り半分は電車に乗って格安旅をしたこともあります。

    目的地も決めない、行き当たりばったりの自由な旅でしたね。パリからマルセイユに行って、ポルトガルのリスボン、モナコ、イタリア、オーストリアと、いろいろな国を巡っていました!

受験生のみなさんにひと言!

Be active!

 

The four years of university are a great time to try new things, meet new people, visit new places, and have new experiences that you couldn’t have in high school (because you were too busy studying for tests) and that you might not be able to have after university (because your employer won’t give you enough time off).

 

Don’t just wait for those things, people, places, and experiences to come to you; go and find them!

 

日本語訳:

活動的になろう!

 

大学生の期間は、新しいものごとに挑戦したり、人に出逢ったり、知らない土地を旅することができる、かけがえのない時期。そして、高校生のときにはテスト勉強で忙しくてできず、大学卒業後は仕事の休みがもらえないためできないような経験を、大学生になったあなたはすることができるはずです。

 

それらのものごと、人、土地、経験を、ただ待っていてはいけません。自ら活動的に動き、見つけていきましょう!