コラム

ゼミってなぁに?②|ビジネスマネジメント学群:西山ゼミ(マーケティングコミュニケーション)

ビジネスマネジメント学群にはどんなゼミがあるの?

ゼミとは、先生の研究分野を中心に、
自分の興味があるテーマを研究できる授業のこと。

 

友だちや先輩、先生と、時には楽しく、時には真剣に学びと向き合いながら成長できるゼミは、大学の醍醐味のひとつでもあります!

 

ビビビッ!では、桜美林大学の個性豊かなゼミをご紹介!今回はビジネスマネジメント学群で「マーケティングコミュニケーション」をテーマに研究を行う西山先生のゼミについて、先生と卒業生に聞きました!

 

ビジネスマネジメント学群とは?
観光、交通、流通、ITなどさまざまな分野で活躍できるように語学力、情報処理能力、経営の知識やノウハウを身につけます。さらにビジネス界で活躍する企業人を講師に招いた授業やインターンシップ、海外・国外ビジネス研修を利用して、社会で求められる実践力を磨くこともできます。詳しくはこちら。

目次
  • Q1.ビジネスマネジメント学群を簡単に説明すると、どんな学群ですか?
  • Q2.先生が専門にしているテーマを教えてください。
  • Q3.ゼミではどんなことを学んでいますか?
  • Q5.ゼミで印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
  • Q.このゼミに入ってよかったことはなんですか?
  • Q6.学生から見た、先生の印象を教えてください。
  • Q7.どんな人にこのゼミに入ってほしいですか?

【対談する二人】

先生の名前:西山守 先生
学群:ビジネスマネジメント学群
専門:広告、マーケティング
主な担当科目:広告ビジネス、広告論、商品企画の実際、マーケティング入門

【対談する二人】

学生の名前:曽根さん
学群:ビジネスマネジメント学群
学類:ビジネスマネジメント学類
学年:卒業生(セメスター・早期卒業制度※を使って3年次で卒業)
進学先:神戸大学大学院

※セメスター・早期卒業制度とは
桜美林大学では、半年間の学期ごとに授業が完結し、単位を修得する「セメスター制度」を採用しており、在学期間3年または3年半の「早期卒業」も可能となっています。セメスター・早期卒業制度について、くわしくはこちら。

Q1.ビジネスマネジメント学群を簡単に説明すると、どんな学群ですか?

  • 西山先生

    経営の知識を学べる学科は全国にたくさんありますが、ビジネスマネジメント学群はとても実践的です。さまざまな企業と連携しているので、第一線で活躍しているビジネスパーソンによる講義や実習、研修など、ビジネスの現場を体験できる機会が非常に多いのが特徴です。

  • 西山先生

    あと、広告業界やファッション業界、航空業界、観光業界、エンタメ業界など、多彩な業界で実務経験を積んだ先生がいることも魅力だと思います。

  • 曽根さん

    教科書で学ぶ基礎的な部分も、先生方がビジネスの現場で経験したことを紹介しながら授業をしてくださるので、具体的にイメージすることができました!

Q2.先生が専門にしているテーマを教えてください。

  • 西山先生

    ひと言でいうと、「マーケティングコミュニケーション」です。企業の商品やサービスなどを、より多くのお客さんに届けるためにはどうすればいいのかを考えることが主なテーマですね。

     

    私が教えている授業では、半期に2回くらい、商品企画や広告戦略の課題として学生に企画書を作成してもらっています。

     

    毎回、優秀な企画書を3つほど紹介するのですが、いつも曽根さんは良い企画を提出してくれるので、ほぼ毎回紹介していました。授業で教えたフレームワークに自分のアイデアをきっちり落とし込んでいて、基礎学力と応用力の両方を備えていることに感心しています。

  • 実はその優秀な企画書に選ばれたくて、いつもがんばっていたんです!

  • 西山先生

    そうだったんだね!曽根さんは早期卒業制度を使って3年で卒業したけど、今でも優秀な企画書として後輩に紹介してるよ。

  • そうなんですか!がんばってよかったな〜。

Q3.ゼミではどんなことを学んでいますか?

  • 西山先生

    3つの軸があります。

    ひとつは、桜美林大学新宿キャンパスの広報活動を通じた学び。実は新宿キャンパスのインスタグラムは、ゼミ生が運営しているんですよ。

     

    ふたつめは、桜美林大学の学食の広報活動を通じた学び。管理会計の面は篠原阿紀先生のゼミが担当していて、プロモーションの面は私たちのゼミで行なっています。

    ※篠原ゼミについてはこちら

     

    3つめは、マーケティング戦略を企業に提案することを通した学び。曽根さんも積極的に取り組んでたよね。

  • 曽根さん

    はい!授業で学んだマーケティングの手法を、企業が実際に取り扱っているサービスや商品に落とし込んで、マーケティング戦略を提案するんです。

     

    「学生なのにこんなに実践的なことができるんだ!」と、毎回夢中になって課題に取り組みました!

  • 西山先生

    曽根さんが取っていたのは、大手のメーカーやスーパーマーケットと連携した演習だったよね。

     

    こういった大手企業との仕事は、社会人でもなかなかできることではないし、大胆な提案をしても「大学生ってこんなこと考えるんだ」と企業側も受け入れてくれるから、学生にとって貴重な機会になっていると思います。

過去には「新大久保にぎわいMAP」に入れる新宿キャンパスの広告を制作したことも。

Q5.ゼミで印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

  • 曽根さん

    いろいろあるのですが、私がいちばん力を入れていたのは、新宿キャンパスのインスタグラムの運営です。

     

    「受験を検討している人が、桜美林大学の大学生活をイメージできるような投稿をしよう」とみんなで案を出し合って、新大久保の飲食店に取材をしに行ったり、文章を考えたりと、頻繁に活動してました!

曽根さんたちが手がけたインスタグラムの投稿。

  • 西山先生

    曽根さんのチームはいつも忙しく動き回ってたね。

  • 曽根さん

    がんばった甲斐があって、私が考えた「空きコマスイーツ」企画は投稿のなかでいちばん反響が大きかったんです!あのときはうれしかったな〜。

  • 西山先生

    「空きコマスイーツ」って、おもしろい発想だったよね!

     

    おいしいグルメ情報を紹介するだけじゃなくて、大学生ならではの「空きコマ」という時間を利用して食べられるおいしいスイーツを紹介するって、単なるグルメレポートじゃなくて、ちゃんと新宿キャンパスの広報にもなっていて、よく考えられているな~と思ったよ。

「空きコマスイーツ」の投稿

  • 曽根さん

    ありがとうございます!情報をただ載せるのではなくて、土地の魅力だったり、学生のルーティーンだったり、工夫して伝えることが大切なんだと学びました。

  • 西山先生

    以前は桜美林大学の事務局がインスタグラムの運営をしていたんだよね。

    曽根さんの学年のときに事務局から学生に運営が移ったから、大変だったこともあったでしょう?

  • 曽根さん

    そうですね。新しい企画をどんどんやって魅力的なインスタグラムにしたい私たちと、慎重に進めたい事務室と、意見が行き違っていた時期もありました。

     

    炎上のリスクもあるので、慎重になるのもすごくわかります。でも私たちも、できる限りおもしろい投稿をしたくて。
    そこで、事務室の方たちに毎週時間を作っていただいて、「なぜこの投稿をする必要があるのか」を提案し続けたんです。

     

    あのときは本当に大変でしたが、事務室の方も「インスタグラムを盛り上げたい」という思いがあることを知れましたし、私たちの企画も前向きに検討してくれていることがわかって、結果的に私たちのモチベーションも上がり、みんなでいい投稿を作ることができました。

西山ゼミの集合写真。

Q.このゼミに入ってよかったことはなんですか?

  • 曽根さん

    実は私、高校2年生のころに起業をしていて。本格的にビジネスを続けるためにはマーケティングを勉強する必要があると思って、大学受験では経営学科を受けていたんです。

     

    でも、第一志望の大学は落ちてしまって、桜美林大学に入学することになりました。

  • 西山先生

    そうだったんだね。

  • 曽根さん

    でも、西山ゼミに入ったからこそ理論と実践の両方からマーケティングコミュニケーションを学ぶことができて、今では桜美林大学に入ってよかったと思っています。

     

    実は、大学受験での悔しい思いを払拭するためにも勉強をがんばってきたおかげで、入学当初からの目標だった早期卒業を3年次にすることができました!

     

    2024年度からは神戸大学大学院経営学に進学して、引き続きビジネスについて学ぶ予定です。

  • 西山先生

    本当にすごいよ!おめでとう!

Q6.学生から見た、先生の印象を教えてください。

  • 曽根さん

    すごく学生思いな先生です!広告やTVなどの実例をたくさん紹介してくださるんですが、授業で使う資料が100枚くらいあるんですよ(笑)

     

    しかも紹介してくださる実例も、私たち学生が楽しめるような、時代に合ったものばかり。毎年資料を作り直さないといけないはずなのに、すごいな〜と思ってました。

  • 西山先生

    あはは! 学生から「資料が多すぎます」と言われることもよくあるんだけどね(笑)

     

    これは私が大手広告企業で18年間、マーケティングやPRの仕事をしていたころから意識していることなんですが、「話しているときに相手が寝てしまったら、おもしろい話ができなかった自分が悪い」と思っているんです。

     

    だからできるだけ学生の興味を惹ける話題を選んで、学生を寝させない努力はしてますね。

  • 曽根さん

    あと、がんばってる人がいい成績を取れるような仕組みを作ってくださってますよね。

     

    それに、学生の意見もしっかり聞いてくださるし、真摯にアドバイスしてくださるし。

  • 西山先生

    うれしいなぁ。ありがとう!

  • 曽根さん

    1年生のころ、「将来ビジネスをやるために必要なことが学べる授業はなんですか?」っていう相談に、親身にのっていただいたこともありましたよね。

    ゼミでもマーケティングの魅力をたくさん教えていただいたおかげで、自分の視野が広くなったなと感じてます!

Q7.どんな人にこのゼミに入ってほしいですか?

  • 西山先生

    ものごとをおもしろがれる人に入ってきてほしいですね。マーケティング業界は、どんな企画でも意義や魅力があれば実現できる世界です。

     

    たとえば私が会社員だった頃の知り合いは、あるアイドルが大好きだったんですが、コツコツ仕事をしていたら、そのアイドルと仕事をする機会をつかみ取ることができた人がいましたよ。

     

    不可能に思えるアイデアだって、とんでもなくおもしろくなる可能性があります。なので、「そんなの無理だからやめよう」ではなくて、「どうしたらおもしろいことを実現できるのか」を考えられる人は、マーケティングコミュニケーションの素質があると思いますよ。

  • 曽根さん

    私の学年では、西山ゼミは自分のやりたいことを明確に持っている個性豊かな学生が多くて、毎日刺激的でした。

     

    西山先生のゼミは、やりたいことを口に出せる方なら、さまざまなことに挑戦ができます。友だちにでも、先生にでも、ちょっとしたアイデアでもいいから口に出してみたら、「おもしろいね!」と誰かが背中を押してくれるはず。

     

    これからも、おもしろいアイデアを持った学生たちに、ゼミをもっと盛り上げてほしいなと思います。

     

    なので先生、ゼミの広報活動もがんばってくださいね!(笑)

  • 西山先生

    確かに、そうだよね(笑)がんばってみるよ!

西山先生と曽根さんの話から、「マーケティングコミュニケーション」とは商品をより多く売るための方法であるだけではなく、自分が「おもしろい」と思うことを実現させる手段でもあるということが見えてきました

 

みなさんが「おもしろい」と思うことはなんですか?
西山ゼミなら、そのアイデアが実現できるかもしれませんよ。