コラム

オープンキャンパスで体験できる授業をご紹介! 多摩キャンパス編(航空・マネジメント学群)

6月11日(日)多摩キャンパスで、実際に体験できる授業を紹介します!

実務で幅広く活躍できる人材を育成する「航空・マネジメント学群」のメインキャンパスである多摩キャンパスには、航空業界の専門性が身に付けられる設備と学びが揃っています。その授業の見どころとは?

目次
  • 航空会社の運航を支える地上のパイロット「航空機運航管理者(ディスパッチャー)」って何をしているの?
  • 藤田友香(ふじた・ゆか)先生
  • 授業名:『舞い上がらせる! ~安全な高度の選び方~』
  • クイズ 答えは体験授業で!
  • あなたはどう配置する?ミニチュアを使った空港設計を体験してみよう!
  • 湯本到(ゆもと・いたる)先生
  • 授業名:空港施設 ~空港ってどのように建設するのがベスト?~
  • クイズ 答えは体験授業で!
  • その他の体験授業もご紹介!
  • A320APT(操作手順訓練装置)を使ったゼミ活動体験 ~航空分野の信頼性管理研究~
    (航空・マネジメント学群 整備管理・航空機管理コース)

航空会社の運航を支える地上のパイロット「航空機運航管理者(ディスパッチャー)」って何をしているの?

藤田友香(ふじた・ゆか)先生

大学から気象を専門に学び、大学院修了後は気象会社で予報業務を担当、2011年からNHK鳥取放送局の気象キャスターを務めました。2016年にスカイマーク株式会社に入社し、運航管理業務を担当。2020年より現職です。気象予報士と運航管理者の資格を保有しています。趣味はバスケットボール。観戦だけでなく、月2ほど社会人サークルでアクティブにプレーも楽しんでいます。

授業名:『舞い上がらせる! ~安全な高度の選び方~』

#航空・マネジメント学群

  • 高校生

    最近航空機に関わる仕事が気になっています。パイロットや客室乗務員はパッと思い浮かんだのですが、それ以外の仕事ってどんなものがあるんでしょうか?

  • 藤田先生

    地上のパイロットと呼ばれる「航空機運航管理者(ディスパッチャー)」という仕事をご存じですか?

  • 高校生

    地上のパイロット!?初めて聞きました。一体どんなことをする仕事なんでしょうか?

  • 藤田先生

    航空機が安全に飛べるよう飛行計画を作成したり、問題なく運航しているか監視したりして、航空会社の運航を支えています。飛行計画の内容のひとつでもある「高度」を色々な情報をもとに選定します。

  • 高校生

    へええ!私たちが気軽に空の旅ができる裏側には、そんなふうに考えてくれている人がいるんですね!この体験授業ではどんなことが学べるんでしょうか?

  • 藤田先生

    運航管理者になったつもりで、実際に気象資料を使ってどの高度が良いか自分で決める体験をしてもらいます。

  • 高校生

    それは面白そう!気象資料をみるのも初めての体験です!

  • 藤田先生

    なかなかない機会ですよね。普段の授業では「なぜ雨が降るのか」や「天気を崩す雲の種類」など、気象現象の基礎的な部分についても学んでいくので、航空機に関わることはもちろんですが、「洗濯物をいつ干すか」など普段の生活にも役立つ知識が得られますよ!

  • 高校生

    すぐに生活で活かせる知識が得られるのは得した気分です(笑)

  • 藤田先生

    ふふふ(笑)こんなふうに航空機の運航とは切っても切り離せない気象は、身近であるために、多くの学生が興味を持ってくれています。「気象予報士の資格を取りたい!」と授業内容を超えて勉強をしている学生もいるほどで、気象が大好きな私としては面白さを共有できて、非常に嬉しく感じています。

  • 高校生

    気象予報士のお話が出てくるとは予想外でした!航空機と気象の関係を知っていくとより視野が拡がりそうですね。ありがとうございました!

クイズ 答えは体験授業で!

問題:
航空機の飛ぶ高度を決める際に考慮することは?

選択肢:
A 揺れがない
B 燃費が良い
C 目的地に早く着く

あなたはどう配置する?ミニチュアを使った空港設計を体験してみよう!

湯本到(ゆもと・いたる)先生

早稲田大学理工学部卒業後、不動産会社で10年間、日本航空で30年間勤務してきました。日本航空では施設部にて羽田沖合展開事業、アジア地区支配人室にて新規就航の支店開設や香港新空港の移転を担当。ジャカルタ支店総務マネージャーを経て、施設企画部長として新千歳・伊丹・福岡の再開発や空港民営化に携わりました。
趣味はへっぽこマラソンとへっぽこゴルフ(笑)走ったり、屋外でボールを追いかけたりしていると考えがリセットでき、リフレッシュできます。

授業名:空港施設 ~空港ってどのように建設するのがベスト?~

#航空・マネジメント学群

  • 高校生

    空港用地や建物の構造ってどのように決まっているんですか?同じ日本にある羽田空港と成田空港でも全然違って、気になっています!

  • 湯本先生

    実は、空港用地のつくりかたや建物の構造には一つの答えがあるわけではないんです。国際機関による基準を原則として、その国の法律や地域特性、地形などによる制約条件があり、個性があるんですよ。まずは最も重要な「安全と安心」の追求は勿論のこと、周辺地域や環境との関係を踏まえ、将来需要の変化への対応を考慮するとともに、最終的にお客様や航空会社の利便性と効率性などを勘案して決定されます。

  • 高校生

    いろいろな関わりのなかで考えられていくんですね。そう思うと余計に、それぞれの空港の敷地や構造がどのように決まっているのかが気になる…

  • 湯本先生

    これを知るだけでも空港を見る視点が変わってきますよね。ちなみに今回の体験授業では「理想的な空港をどう作るか」に焦点を当てて、みなさんには空港施設のミニチュアを使った空港設計を体験していただきます。

  • 高校生

    えーそれはやってみたいです!設計する側になってみると見えることがありそうですね。

  • 湯本先生

    そうなんです!ターミナル・滑走路・誘導路、それぞれの配置は自由。ただし、位置関係をなぜそうしたのか、理由も説明できるようにしっかり考えてもらいます。自分で考えて配置することによって、さまざまな空港の運営形態や特徴をより深く理解することができるようになります。

  • 高校生

    空港は今まで「飛行機に乗る場所」としてしか捉えていなかったのですが、なんだか感じ方が変わってきました。旅行の楽しみ方も一つ増えそうです!

  • 湯本先生

    そうですよね。こんなふうに、私の授業では環境や安全性、地域との共生など、あらゆる視点から空港運営について熱くお伝えしています。学生からも「将来、空港運営に携わる者としての強い責任感が自然と湧いた」という声もあります。そんな学生達が主体となって今回の体験授業も考えてくれたんですよ!

  • 高校生

    知識を得るだけではなく、自分が主体となって考えながら学ぶことが身につきそうですね。体験授業、楽しみにしています!!ありがとうございました!

クイズ 答えは体験授業で!

問題:
日本にある空港の数は?

選択肢:
A 92
B 97
C 105

その他の体験授業もご紹介!

A320APT(操作手順訓練装置)を使ったゼミ活動体験 ~航空分野の信頼性管理研究~
(航空・マネジメント学群 整備管理・航空機管理コース)

エアバス320のAPT(操作手順訓練装置)を使って在学生が実際のゼミ活動を説明します。「信頼性管理研究」なんて難しそうだけれど、在学生がどのように航空機管理を学んでいるか分かりやすく説明します!
授業中に先生がちょっとよく分からないことを急に言ったりするのですが(笑)それが意外に航空機管理の真意なんです。