コラム

コンプレックスまみれの学生時代があったから、今がある!ビジネスマネジメント学群 戸崎肇先生

桜美林大学には、おもしろい経歴を持った頼れる先生たちがいます!

桜美林大学には、おもしろい経歴を持った頼れる先生たちがいます!

 

学生にとって、日々勉強を教えてくれる先生はとても身近な存在ですよね。だからこそ「どんな先生がいるのか」は、大学を選ぶとき、とても大切な基準になります。

 

そこで、桜美林大学の先生たちの実態を大解剖!
研究内容からプライベートでの素顔まで、あらゆる角度から調査してみました!

「この先生の授業を受けてみたい!」そう思える先生を、ぜひ見つけてください!

目次
  • 【解剖結果】 教授の解剖プロフィール!
  • 先生をあらわす3つのキーワード
  • 【解剖1】 先生の研究内容をわかりやすく教えてください!
  • 【解剖2】 授業やゼミの内容を教えてください!
  • 【解剖3】 どんな学生に授業に参加してほしいですか?
  • 【解剖4】 先生の日常のヒトコマ
  • 【解剖5】 もっと先生を知る!マル秘エピソード
  • 受験生のみなさんにひと言!

【先生のプロフィール】

名前: 戸崎 肇
学群: ビジネスマネジメント学群
専門: 交通経済論、国際交通論、航空政策論、ビジネストピックス(観光・レジャーによるアジア共同体の構築)

【解剖結果】 教授の解剖プロフィール!

先生をあらわす3つのキーワード

(1)先生の研究をひと言で表すと?
社会の中で「乗り物」が果たす役割

 

(2)先生の好きなことは?
みんなで楽しくお酒を飲むこと!

 

(3)どんな学生時代だった?
悩み多き、ヤンチャな学生

【解剖1】 先生の研究内容をわかりやすく教えてください!

  • 戸崎先生

    簡単に言うと、「乗り物」の研究をしています。

――「乗り物」というと?

  • 戸崎先生

    飛行機や自動車、電車、バス、タクシー、自転車、電動キックボードといった、私たちが生活をする上で欠かせない「乗り物」全般のことです。

    実は「乗り物」は、高齢化社会や環境問題、国際化といった、さまざまな社会問題に関わっているんですよ。

――「乗り物」と社会問題?どういう関わりがあるんですか?

  • 戸崎先生

    たとえば、高齢ドライバーによる事故が相次いで、高齢者へ運転免許証の返納を呼びかける声が増えていますよね。交通の便がいい街に住んでいればいいですが、スーパーまで自動車で1時間かかるような田舎に住んでいたら生活に困ってしまう。

    そういった高齢者に対してどのような支援が必要なのか、とか。

――なるほど〜。

  • 戸崎先生

    環境問題の点では、自動車や飛行機、バスなどガソリンを燃料としている「乗り物」は温暖化を加速させるCO2を排出してしまいます。この問題はとても深刻です。

――世界中で問題になっていますよね。

  • 戸崎先生

    コロナ禍では行動が規制されて、家にいながら授業が受けられて「ラッキー!」と思った学生もいるでしょう。でも、一方で友だちが作りにくかったり、アルバイトに行けなかったり、いろんな問題もありましたよね。

     

    「人間がしあわせに生きるためには移動することが大事なんだ」。そんなことも「乗り物」の研究からわかったりします。

――へ〜!「乗り物」と社会問題は密接に関係しているんですね!

  • 戸崎先生

    そうなんです。「乗り物」は人を動かしながら、経済を回している。つまり社会に貢献ができる学問なんです。普段はあって当たり前の「乗り物」ですが、なかったら生活も何もできませんよね。その健全なあり方を考えていくというのは、とても楽しいですよ!

――とても興味が湧いてきました!

【解剖2】 授業やゼミの内容を教えてください!

(ゼミで飛行場に行ったときの写真)

 

僕のゼミでは、自分たちが学びたいことをチームで研究し、年に1度コンペで発表を行う「課題解決型学習(PBL)」を行っています。ゼミの一環で、飛行場に見学に行ったこともありました。入賞したチームには特別なプレゼントも用意してます。やっぱりプレゼントがないとおもしろくありませんからね!

(ゼミ生たちと)

 

ゼミで学ぶテーマはいろいろ。今年は観光地にキャパシティ以上の旅行客が押し寄せる「オーバーツーリズム」、や事故が急増している「電動キックボード」のあり方、そして「離島の活性化」を学ぶために北海道・利尻島に着目した学生もいました。

 

(ゼミの卒業制作の冊子)

 

毎年ゼミ生の卒業制作をまとめて保管しています。「乗り物」の研究は、今の社会的な変化を大きく捉えて、何が起こっているのかを知り、その社会の中で私たちが安心して過ごしていくために「乗り物」のあり方を考えるというのが基本的なテーマ。学生の着眼点には毎年驚かされていますよ。

【解剖3】 どんな学生に授業に参加してほしいですか?

(1)柔軟な思考を持った学生

学生には広く社会を見てほしいので、柔軟な思考を持った学生にぜひ参加してほしいですね。

自分の考えに固執してしまうと、社会とつながる機会が減ってしまいます。その機会を無駄にせず、将来を見渡せる学生はきっと大物になりますよ!

 

(2)将来を迷っている学生
「乗り物」の分野はいろいろな社会問題と密接に関係しているように、とても柔軟で幅広い分野。なので「就きたい職業がわからない」といった迷える学生にこそおすすめしたいです。

 

大学卒業後、「乗り物」とは関係のない会社に就職したときこそチャンス!「乗り物」という、その会社になかった知識をあなたが加えることで、新たな可能性が生まれるはず。会社をかき回すほど活躍する人材になってほしいですね!

 

(3)コンプレックスを持っている学生

人間はコンプレックスがあるから努力できるんです。僕の学生時代は、周りが優秀な人ばかりで、その学力の差に撃沈。コンプレックスだらけでした。「負けたくない」という思いがなければ、研究をし続けることはできていないでしょう。

かっこ悪くても、モテなくても、不器用でもいいんです。コンプレックスを持っている学生は、成長しますよ。

【解剖4】 先生の日常のヒトコマ

(お酒が好きで、いろいろな人と飲みにいく)

 

お酒が大好きです!モットーは、「なるべく仕事の話はせずに、とにかく楽しむこと」。そして違う業界の人と飲むこと。いつも同じ人と飲んでいたら、話が変わらないでしょう?だから「あの人に会いたいんだ。紹介してくれないか?」と積極的にアプローチして、新しいつながりや知らない価値観を求めて会いにいきます。

 

今の学生はお酒をあまり飲まないそうだけど、それでもいいんです。お酒の有無に関わらず、人と出会うことが大切です。

(息子からの誕生プレゼント)

 

毎年誕生日に、息子はおつまみを、娘はお酒をプレゼントしてくれます。ありがたいことですよ。

 

お酒をたくさん飲む分、健康を維持するためにランニングをしています。25歳から走ってるので35年は続いてるかな。これからも家族のために長生きしたいですね。

 

 

(沖縄に行ったときの写真)

 

これは沖縄に行ったときの写真です。僕は日本航空に勤めていたとき、九州支店で営業として働いていた時期があるので、沖縄の知り合いが多いんですよ。

 

人はやさしいし、お酒はおいしいし、旅行先のなかで沖縄がいちばん好きですね。

 

 

 

【解剖5】 もっと先生を知る!マル秘エピソード

――京都大学を卒業し、新卒で日本航空に就職。退職後は明治大学や早稲田大学で教鞭をとるなど、華々しいキャリアを重ねてきた戸崎先生。ですが…実はヤンチャな高校時代を送っていたことが発覚!「先生にしょっちゅう怒られてましたよ」と笑いながら振り返ってくれました。

 

高校時代は授業を抜け出すために頭を使ってましたね〜。ある日、仲間とボーリングに行こうと計画。ひとりは鼻血を出したと保健室へ、もうひとりは腹痛だとトイレへ、窓際に座っていた僕はみんなの荷物を窓から落とす役割だったんですが、残念ながら真下が校長室!
上からバタバタと落ちる荷物がバレて、みんなで慌てて逃走!なんてこともありましたね。

 

がんばったことは体育祭かな。打ち上げが楽しくてね。そこでカップルがたくさん誕生するんですよ。でもほとんどがすぐ破局して、落ち込んで勉強に身が入らなくて受験失敗(笑)。そんな仲間がいる高校時代でしたよ。

 

――また、高校から大学にかけて、在学中は現在にも影響を与えているコンプレックスがあったといいます。

 

仲間は秀才ばかりでね、帰国子女で英語がペラペラな学生、世界史を丸暗記してる学生、どんな問題でも解く数学の天才。そういう人たちが普通に周りにいる環境だったから、自分が学業ができるという意識はなかったですね。

 

大学の頃はボート部の活動に打ち込む一方で、履修していたフランス語が全然できなくで、ずっとコンプレックスでした。でも
50歳ぐらいのころ、『このまま終わっていいのかな』と思って勉強を始めました。
これがやりだすとおもしろいんですよね。今後も勉強を続けて、マスターするまでがんばります!

受験生のみなさんにひと言!

今みなさんは大学入学に向かってたくさん努力をしていることでしょう。でも勉強漬けではもったいない。

 

とにかくやりたいことをやって、失敗をして、人生を知って、自分のコンプレックスを見つけてください。そのコンプレックスが原動力となり、大学生活が、さらには今後の人生がもっと充実したものになるはずです。

 

桜美林大学で、あなたの入学を待っていますよ!