在学生・卒業生インタビュー
受けて止めてもらえる喜びを子どもたちに伝えたい
UPDATE 2023.2.21
一人ひとりの「咲かせる想い」がここに。
自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。
自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。
健康福祉学群
保育専修(現:保育領域 保育学専攻)2022年3月卒業
神奈川県 横浜市立みなと総合高等学校出身
「好き」が「憧れ」に。
保育者へのマイ・ストーリー
小さい頃に通っていた幼稚園の先生のことが大好きでした。その「好き」が小学校での職業体験や高校での放課後児童クラブでのアルバイト経験などを通して「憧れ」に変わり、いつしか将来の仕事として意識するようになりました。
健康福祉学群保育専修は、卒業と同時に幼稚園教諭免許と保育士資格を取得できること、1学年50人という少人数で学べることが魅力でした。
在学中は、保育者として子どもと保護者を多面的に支える知識と技術を理論と実践の両面から修得しました。
初めての保育実習には座学で得た知識を思い浮かべながら臨みました。1歳児クラスの子ども達がお友達の絵を見て「上手だね」「○○君頑張ったね」と伝えあう姿を見て、すでに他者を思いやる気持ちが育っていることに驚きました。「1歳児だからまだこれは難しいかな」と年齢で考えていましたが、実際は一人ひとり異なる子ども達の姿があると理解し、保育のやりがいを実感することができました。
「あなたなら大丈夫」魔法の言葉をくれた先生
保育専修は少人数のため先生とのコミュニケーションが取りやすく、相談しやすい環境が整っています。実習報告会などの行事では学生のことをよく知っている先生方が、私たちの成長した姿に涙を流される場面もありました。先生方に見守られて大学生活が送れたことを嬉しく思います。
在学中は、母校である小学校の放課後児童クラブや、実習にも行った母子生活支援施設と児童家庭支援センターでのアルバイトにも力を入れました。子どもとの関わりで迷ったときには大学の先生方に相談すると、新たな視点を与えてもらえ、より知識を深めることができました。
特にアカデミックアドバイザーであり、ゼミの大條 あこ先生にはお世話になりました。自信が持てない私の性格を理解したうえで、不安を払拭するような励まし方をしてもらえました。実習前には「あなたなら大丈夫」と背中を押してもらい、実習中や就職活動中にも、頼もしい言葉をたくさんかけていただきました。
待望のゼミ。それなのにコロナ禍で活動ができない!
3年次からのゼミを入学当初から楽しみにしていました。しかし、コロナ禍によって思い描いていたような活動が難しくなってしまいました。困難な状況で何ができるか、仲間たちと模索した結果、紙芝居の制作を脚本づくりから手がけることにしました。
制作期間中はコロナ禍のためキャンパスに集まることができません。脚本の言葉選びやキャラクターの作成など、オンライン上でできるところから制作に取りかかりました。今にしてみれば、これも貴重な経験だと思います。
「保育フェア」という学生主体のイベントでの披露をめざしていましたが、感染拡大が収束しなかったため対面で子どもたちに紙芝居を見てもらうことは叶いませんでした。最終的にオンラインで披露することができ、画面越しに子どもたちがのぞき込む姿や笑顔を見られたのは、嬉しいひとときでした。
学生に寄り添い、意見を尊重してくれた先生。そんな保育者にわたしもなりたい!
少人数の保育専修では一人ひとりに意見を求められる場面が多々あります。
最初は苦手だと思っていましたが、どんな意見であっても先生方は受け止め、考え方や感じ方を褒めてくださいました。おかげで失敗や間違いを恐れずに自分の意見を発信する力が付いたと思います。
保育者にとって、子どもの気持ちをしっかりと受け止めることは何より大切です。自分の意見が受け止められるという経験を通して、子どもの気持ちを受け止めることの意義を再確認できました。
将来の目標は、子どもや保護者の気持ちに寄り添える保育者になることです。私たちは保育者になるために、さまざまな現場で実習を行います。慣れない環境に不安や悩みは尽きませんが、そんなときは大学の実習支援センターに駆け込みます。そうすると笑顔で学生に寄り添ってくれる先生がいるので、安心して実習に臨むことができます。私もそんな安心感を与えられるような存在なりたい、子どもや保護者の気持ちに寄り添いたいと思っています。
社会的養護
児童福祉施設について詳しく知ることができた授業です。新たな興味を引き出してもらえたことで、印象深く覚えています。
音楽実技
私はピアノ初心者でしたが、先生が良いところを見つけながら、丁寧に指導してくださいました。成長を共に喜んでくださったことに感激しました。
保育専修ならではの学びができる、造形室と新体育館
私のお気に入りの場所は、理化学館にある造形室、そして新体育館です。造形室で取り組んだ造形の授業では、友人たちと一緒に子どもに戻った気分で和気あいあいと制作を楽しみました。
また、新体育館はスポーツや保育表現技術(体育)の授業で利用しました。スポーツの授業では他学群の学生とも交流を持つことができ、自分たちで競技を考えたミニ運動会を行ったことが忘れられない思い出です。
大学は同じ志を持った仲間たちと共に支え合い、高め合いながら将来の夢をめざせる場です。桜美林大学には、自分のやりたいことを自由に選択して探究できる環境があります。そんな大学生活への期待感もきっと受験勉強の原動力になるでしょう。素敵な出会いが待っています。近い将来の自分の姿を思い描きながら頑張ってください。
本記事は2023年度大学案内冊子(2022年4月発行)に掲載された内容を加筆編集しています。