在学生・卒業生インタビュー

きっかけは駅伝。学んでことが新しい道を拓いていく

一人ひとりの「咲かせる想い」がここに。

自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。

目次
  • 山口 翔一
  • 01
    なぜ桜美林大学健康福祉学群を選びましたか。
  • 02
    学生時代に頑張ったことを教えてください。
  • 03
    不安や挫折など、困難を乗り越えた
    経験について教えてください。
  • 04
    現在の達成度や今後の夢・目標について教えてください。
  • 印象に残っている授業や科目
  • 桜美林でのお気に入り
  • 受験生へのメッセージ

山口 翔一

健康福祉学群
健康科学専修 (現:健康・スポーツ領域 健康科学専攻)
2022年3月卒業
長崎県 瓊浦高等学校出身

01
なぜ桜美林大学健康福祉学群を選びましたか。

強い駅伝選手になりたい!その想いで学びを選択

 

私はスポーツ推薦で健康福祉学群に入学し、駅伝部で活動していました。
駅伝部の真也加 ステファン監督と私の父が学生時代に同じ大学の陸上部に所属していて縁を感じていました。また、学校の先生という夢があったので保健体育の教員免許を取れるところを希望していました。桜美林大学の健康福祉学群は教員免許を取れるだけでなく、健康やスポーツについて幅広く学べる学群でもあります。日々の勉強をそのまま自分の活動に生かせる点に強い魅力を感じ、桜美林大学を選びました。
大学では自由度高く学べる制度や環境を活用して知識の幅を広げていきました。特に参考になったのは「食事」についてです。授業で学んだ食や栄養についての知識を生かし、コンディションを調整していました。私は少食な方で、特に真夏の練習では肉体的な疲れや内蔵の疲労などで食欲がなくなる時もありましたが、喉に通りやすい食べ物やプロテインなどを上手く活用し、競技に臨んでいました。

02
学生時代に頑張ったことを教えてください。

競技者同士だからこそ通じる想いがある。かけがえのない友人たち

 

大学では、さまざまな部活動に打ち込む仲間たちとの出会いもありました。
特に野球部で主将をしていた友人とは、私も駅伝部で主将を務めていたので同じ主将として多くのことを語り合いました。
部員数の多い野球部でチームをまとめるために工夫していること、主将としてのあり方、立ち居振る舞いなど多くの刺激を受けました。主将である点、同じ学群であること、保健体育の教員免許取得をめざしていたことなど共通点が多く、話しやすい仲だったというのが大きかったと感じています。
駅伝にせよ野球にせよ、チームワークがとても重要です。チームでしっかりとコミュニケーションを取りながら練習に打ち込み、よい結果が出せたときは、何ものにも代えがたい感動があります。また、桜美林の特別強化クラブは定期的に主将や幹部が集まり(最近はオンライン)、情報共有する機会があります。「各部で頑張る」というより「チーム桜美林で頑張ろう」という風潮があり、刺激的でとてもいい環境だと感じています。
競技は違っても、同じ競技者として切磋琢磨できる素晴らしい友人たちと巡り会えたことは、大学時代の大きな財産です。

03
不安や挫折など、困難を乗り越えた
経験について教えてください。

監督はケニア人!どうしたら意見を伝えられるか

 

駅伝部ではケニア人である真也加 ステファン監督から指導を受けていました。陸上大国ケニアの話は非常に役立つことが多く、練習にも身が入りました。
入学した当初は、監督に自分の意見がなかなか伝わりませんでした。
「どうせ通じないから」とあきらめてしまっては、そこで自分の成長も止まってしまいます。だからこそ監督が理解してくれるまで、言い方を変えるなどしてしっかり伝えるように心がけました。会話を重ねるにつれ、徐々に分かり合えるようになりました。
自分の思っていること、感じていることを相手が理解するまで伝える大切さを実感した経験です。
日本ほど裕福ではないケニアでは、欲しいものが買いにくく、生活費のために子どもの頃から働くことも珍しくはありません。だからこそより真摯に練習に取り組み、ランニングシューズなどの道具も大切にしているという話に感銘を受けました。
実際、チームメイトのケニア人選手はシューズを丹念に手入れしてボロボロになるまで大切に使用するなど、物を丁寧に扱う姿がとても印象に残っています。
技術はもちろん、精神面でもさまざまな教えを得たことは、他大学の部活では得難い貴重な経験だと思っています。

04
現在の達成度や今後の夢・目標について教えてください。

先生のような、教育熱心な教員になりたい!

 

桜美林大学ではチームの監督・コーチはもちろん、体のケアをしてくれるトレーナーさんなどたくさんの方々のお世話になりました。
また、先生方も積極的にコミュニケーションを取ってくださいました。
学生に熱心かつ丁寧に教えてくださる先生方の姿を見ているうちに、私も刺激を受けて教員になりたいという思いを一層強くしました。
卒業後は非常勤講師として勤務しています。経験を重ねながら、正規の採用に向けて勉強を続け、将来は子どもたちに愛情をもって指導ができる学校の先生になることが目標です。

印象に残っている授業や科目

健康とスポーツ

 

この授業ではその名のとおり、健康とスポーツについて学びます。人間が生きていく上で健康に年を重ねることがいかに大切かを教えてくれる授業でもあり、スポーツを教えることの重要さを意識するようになりました。

桜美林でのお気に入り

私の桜美林でのお気に入りは、意外かもしれませんが「オンライン授業」です。
コロナ禍によって導入されましたが、実際に受けていて対面授業と大きな差がないほど質の高いものだと感じました。
入学後にオンライン授業になったらどうしようと心配している人がいたら、「楽しく授業に参加できるので大丈夫です」と言ってあげたいと思います。

受験生へのメッセージ

桜美林大学は、日々の授業でもスポーツに直結するような内容を学ぶことができ、とても整った環境で自分の競技に集中できる場所です。
技術の高い・低いに関係なく、その競技を極めたいという強い気持ちがあれば、チームの監督・コーチ、スタッフや教員の先生など、さまざまな方がその気持ちをサポートしてくれます。私はもう卒業しますが、次はこれを見ているあなたが桜美林大学に進学し、強い桜美林を築きあげてほしいと感じています。

本記事は2023年度大学案内冊子(2022年4月発行)に掲載された内容を加筆編集しています。