在学生・卒業生インタビュー

“地上のパイロット”に抱いた憧れを熱意に変えて

一人ひとりの「咲かせる想い」がここに。

自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。

目次
  • 吉田 茉彩
  • 航空機の安全な運航を地上から支える
  • ゼミナールで夢中になった気象学
  • 夢に向かって、狭き門を切り拓く
  • まずは現場で経験を積んでいきたい
  • 受験生へのメッセージ

吉田 茉彩

航空・マネジメント学群 整備管理(現:航空機管理)コース 2025年3月卒業
埼玉県 昌平高等学校出身

航空機の安全な運航を地上から支える

皆さんは航空機運航管理者(ディスパッチャー)という仕事を知っていますか?
 
気象や空港周辺の環境など、さまざまな情報を分析して最も効率的で安全な飛行計画を作成し、さらには航空機の離陸から着陸までをモニターして、機長を適宜サポートする仕事。“地上のパイロット”とも呼ばれ、業務内容の通り、航空機の運航における重大な責任を担う仕事です。「なんて格好良い仕事なんだろう!」。はじめて航空機運航管理者を知った時、私のなかで航空業界を目指す気持ちが確かなものになりました。

ゼミナールで夢中になった気象学

入学してから航空に関する多くの専門知識を学びましたが、なかでも力を入れたのが航空気象について。これも航空機運航管理者になるために不可欠な学びだったからです。
 
3年次からのゼミでは、気象予報士や運航管理者の資格をもつ藤田友香先生のゼミを選択。熱意をもって学んでいたからか、どの授業よりも知識がスムーズに入ってくる感覚が楽しくて。藤田先生のもとで、気象学がどんどん好きになっていきました。

夢に向かって、狭き門を切り拓く

卒業後に目指していたのは、もちろん航空機運航管理者への道。しかし新卒で運航管理に携われる会社はとても少なくて、就職活動ではなんとか目標をかなえる道はないかと苦労しました。
 
そんな時に出合ったのが、就職先であるANA成田エアポートサービス株式会社です。面接ではとにかく大学で頑張ったことを、素直に自信をもって話すことを意識しました。将来の夢への熱意が伝わったのか、無事に第一志望から内定をいただくことができました。

まずは現場で経験を積んでいきたい

配属されるオペレーションマネジメント部での業務は、航空支援のほか、機体全体の重量と重量バランスを管理するロードコントロールや最適な駐機場を管理するスポットコントロールなどさまざま。多彩な仕事を担当できることがいまはとても楽しみです。
 
そして社内資格の取得とたくさんの経験を積んで、いつか憧れていた航空運航管理者になる。大学で培った専門知識やコミュニケーション力も、夢を叶えるための糧になるはずです。

受験生へのメッセージ

どこか無謀にも思えるような夢に近づけたのは、航空業界で活躍されてきた実績豊富な先生と、一緒に頑張れる仲間がいる航空学群だったから。就職支援の職員の方々も、いつでも親身に何度も相談にのってくれる心強い存在です。皆さんの夢も、そんな温かい環境がきっとサポートしてくれますよ。