在学生・卒業生インタビュー

幼い頃からの夢を諦めた、その先にあった新しい扉

一人ひとりの「咲かせる想い」がここに。

自分も人も、咲かせる桜美林大学の学び。
すでに社会で活躍している卒業生やキャンパスで学んでいる在学生が、今、何を咲かせ、未来に何を咲かせようとしているのかを、インタビューでご紹介します。

目次
  • 杭 泰文
  • 大きな鉄の塊がどうして空を飛べるのか?
  • パイロットへの夢を諦めた先に
  • 尊敬できる航空業界の先輩のもとで
  • 社会で必要な実践力を伸ばせたゼミでの経験
  • 受験生へのメッセージ

杭 泰文

航空・マネジメント学群2024年3月卒業
福岡県 飯塚高等学校出身

大きな鉄の塊がどうして空を飛べるのか?

出身は日本ですが、小さい頃から両親の転勤もあり中国やシンガポールなど、世界のいろいろな場所で暮らしてきました。飛行機に乗る機会も多かったので、自然と「なんであんな大きいものが空を飛べるんだろう……」っていろいろな疑問や興味が湧いてきて。航空業界で働きたいってしっかり考えるようになったのは、小学校6年生の頃です。自分なりに航空機の仕組みになどを勉強をしはじめて、身近な興味がだんだんと将来の夢に変わっていった瞬間です。

パイロットへの夢を諦めた先に

大学進学を考えるタイミングでは、桜美林のフライト・オペレーションコースなど、パイロットをめざして進学先を探していたのですが、実は航空身体検査で不合格になってしまい……。それでも航空業界への夢は諦めずに、航空・マネジメント学群への進学を決めました。

 

航空機を技術面から支えていきたいと、めざすキャリアを切り替えたのですが、技術以外にも幅広く航空を学べるのが魅力でした。また充実した施設や設備が、航空・マネジメント学群を選ぶ大きなポイントに。特にフライトシミュレーターなど、航空会社さながらの環境は他にはなかなかありませんから。

尊敬できる航空業界の先輩のもとで

正直に言うと高校までは勉強が好きなタイプではなかったんですけど、大学に入ってからは航空会社の整備現場を見学する機会などもあって、毎日の勉強が楽しかったですね。

 

そして大学の4年間でいちばん成長できたのが、神戸清行先生のもとで学んだゼミナールでした。一級航空整備士でもある神戸先生は、日本航空で品質保証や整備企画を統括していたほか、ボーイング社での航空機開発にも携わった凄い方で。就職後も役立つ実践的な勉強ができる上に、実際にフライトシミュレーターを使って研究できるということで、先生のゼミを選択しました。

社会で必要な実践力を伸ばせたゼミでの経験

ゼミでは自分だけでなく、メンバーの研究もスムーズに進むように積極的にゼミの運営に関わっていきました。特に研究で使用するフライトシミュレーターのメンテナンスでは、故障が発生した際にフォームで報告書を作成する仕組みをつくり、メーカーと故障データを共有して一緒に改善方法を考えるなど、PDCAサイクルをまわすことを意識して、故障の発生率を抑えることができました。実は就職先のPeach Aviationでも、ゼミと同じA320APTというフライトシミュレーターを使っているんです。

 

ゼミで学んだ知識を、本当にそのまま活用することができる。これは大きなアドバンテージになるはずです。

受験生へのメッセージ

将来は英語、中国語などの語学力や海外経験を活かして、海外と連携する事業で強みを発揮していきたい。海外航路の拡大に関わることも目標のひとつです。LCCの航空会社は一人でさまざまな業務に関われることがメリットで、自身が成長するにはとても良い環境だと感じました。

 

パイロットの夢を諦めるという辛い経験もありましたが、「なんでパイロットをめざしていたのか」と自分の夢を見つめ直すことで、新しい目標を見つけられた。飛行機を飛ばしているのはパイロットだけじゃない。たくさんのキャリアややりがいがあることが、航空業界の魅力のひとつだと思います。